ベビーパウダーはファンデ代わりになる? メイク時の注意点

コクハク編集部
更新日:2020-06-15 06:00
投稿日:2020-06-15 06:00
 近頃、「ベビーパウダー」を使って、ファンデ崩れ対策をするメイク方法が流行っているようです。なんでも、時間が経ってもサラサラ肌をキープできるのだとか! ベビーパウダー は赤ちゃんから使えるアイテムなので肌には良さそうですが、実際の効果はどうなのでしょうか?リサーチしてみました!

ベビーパウダーの効果や種類をチェック!

もともとは赤ちゃんの肌ケアに使うものだけど(写真:iStock)
もともとは赤ちゃんの肌ケアに使うものだけど (写真:iStock)

 ベビーパウダーというと、その名の通り「赤ちゃんの肌ケアに使うもの」というイメージがある方も多いでしょう。最近ではメイクにも使えることでも注目されていますが、そもそも、ベビーパウダーにはどんな効果があるのでしょうか?

「ベビーパウダー」の効果とは

 ベビーパウダーは、赤ちゃんのあせもや湿疹などの肌トラブルを緩和するためのアイテム。塗ることで汗や皮脂を吸い上げ、肌表面を滑らかにして摩擦を防いでくれる効果があるとされています。

ベビーパウダーの種類

 ベビーパウダーは、おもに2種類。用途によって使い分けることができます。

・粉タイプ

 一般的な「ベビーパウダー」は、この粉タイプです。ドラッグストアや薬局などでも手軽に購入できる上、大容量でコスパも◎。ただし、蓋を開けるたびに粉が飛び散るリスクもあり、持ち運びしづらいのがデメリットでしょう。

・固形タイプ

 メイク用に使うのであれば、この固形タイプがおすすめです。たくさんの量を一度に取るのは難しいですが、「顔だけ」など、部分使いには最適でしょう。メイクスポンジやパフ、ブラシを使用して、必要量を取ることができます。

ファンデの代わりにベビーパウダーをメイクで使う時の注意点

日焼け止めを塗るのは忘れない(写真:iStock)
日焼け止めを塗るのは忘れない (写真:iStock)

 普段、メイク仕上げにフェイスパウダーを使用している方は多いでしょう。しかし、フェイスパウダーと同じようにベビーパウダーを使ってしまうのはNG。メイクで使う時の注意点をご紹介します。

紫外線予防効果はないため、UV対策は必須

 現在販売されているファンデーションやフェイスパウダーには、UVカット効果のある成分が配合されていることがほとんど。今、あなたがお持ちの製品のパッケージにも、SPFやPA値が記載されているはずです。

 しかし、ベビーパウダーには紫外線をカットする効果がありません。ファンデ代わりに使うのであれば、UVカット効果のある化粧下地、もしくは日焼け止めなどを塗ってから、使用することが肝心です。

カバー力には期待できない

 ファンデーションには肌表面を滑らかに見せたり、シミやくすみをカバーする効果があります。しかし、ベビーパウダーには、肌悩みをカバーする力はありません。

 そのため、使用する前には、化粧下地やコンシーラーなどで気になる肌悩みをカバーしてから使うことがポイント。また、肌悩みを隠すためには肌色よりも少し濃い色のコンシーラーを使うのが定説ですが、ベビーパウダーと併用すると色ムラが出やすいため、仕上がりをチェックしながら使うようにしましょう。

使いすぎると白浮きする

 ベビーパウダーのカラーは真っ白。肌色よりもかなり明るいため、塗りすぎると白浮きしたり、ツヤ感がなくなってしまいます。厚塗りにならないように、ブラシなどを使って軽く重ねていくようにしましょう。

 もしも、使い過ぎてしまった場合には、大きめのフェイスブラシで余分な粉を払うようにすると、軽い仕上がりになります。

乾燥には注意!使用前には保湿ケアを十分に行う

 ベビーパウダーは汗や皮脂を吸い上げる効果があるため、テカり対策には適しているものの、塗り過ぎてしまうと過度に水分や油分を取り除いてしまい、乾燥を引き起こす可能性があります。そのため、使用前には保湿ケアを十分に行うことが大切でしょう。

 また、肌荒れや乾燥が気になっている方は、使用を避けた方が良い場合もあります。肌のコンディションに合わせて、無理なく使用しましょう。

ベビーパウダーの成分は危険? 安全性は大丈夫?

赤ちゃんに使うものだから安全?(写真:iStock)
赤ちゃんに使うものだから安全? (写真:iStock)

「ベビーパウダーの成分は危険」、そんな噂も出回っているようです。メイク時に使うのであれば、安全性についてもしっかり把握しておきましょう。

アスベストが入っていることが危惧されていた

 ベビーパウダーの原料は、おもに「タルク」と「コーンスターチ」の2つ。実は以前、このタルクに不純物として人体に有害なアスベストが含まれていたことが問題となった経緯があることから、「ベビーパウダーの成分は危険」というイメージがついてしまったようです。

現在は厚生労働省の試験をクリアした原料が使われている

 現在、日本国内では、厚生労働省の不純物混入試験をクリアした原料を使って、ベビーパウダーが作られています。成分について心配があるのであれば、国内メーカーのベビーパウダーを選ぶと安心して使用することができるでしょう。

ベビーパウダーを上手にメイクに活用!サラ肌をキープして♡

これからの時期は強い味方になるかも(写真:iStock)
これからの時期は強い味方になるかも (写真:iStock)

 ベビーパウダーは、UVカット効果やカバー力があまりないため、必ずしも「ファンデの代わりになる」というわけではありません。しかし、単体で使うのではなく、化粧下地やコンシーラーなどを上手に併用することで、暑い季節のベースメイク崩れ対策に心強いアイテムになるでしょう。

 ぜひ、上手にメイクに活用して、汗や皮脂に負けないサラサラ肌をキープしてくださいね♡

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


その定番アイメイク、やらかしてます…今すぐアプデしたいダサ見え5選
 定番アイメイクテクニックには、今の時代にそぐわず、古くさくてダサい印象になるアイメイクも…。目元を華やかに見せ...
一度でもいいから足首が細くなりたい…太くなる原因&簡単対策方法3つ
 細く引き締まった足首は、女性の憧れですよね。でも、時には足がむくんで象のような足首になる人も…。  今回は足首を細く...
「綺麗なおばさんになりたい」って変ですか? 今すぐ真似したい6つの習慣
 二十歳を過ぎたらあらゆることは自己責任ですが、それは「見た目の美しさ」に関しても同じ。実際に、自分の外見や内面を磨いて...
永久脱毛って本当にずーっと生えてこない? 気になる“その後”の体験談
 最近では、一般的になってきた永久脱毛ですが、中には「まだ自己処理をしている」「痛みや信頼性が不安で永久脱毛した経験がな...
座りっぱで気づけば、おしりの汗!女性向け3つの対策と便利グッズ
 暑い夏場や座りっぱなしで過ごしている時、おしりに汗をかいてしまい「臭いやムレが気になる」と悩んでいませんか?  洋服...
彼氏やペットとの生活が幸せすぎて怖い…要因はホルモン?【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
10回分191円の激安!SHEINの「眉毛ステッカー」張るだけで美眉なるか
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
眉毛の形、古いです! 20代女が思うアラフォー女の老け見え残念眉メイク
 眉毛メイクは時代によって流行が変わりやすいですよね。当時は流行していて老け見えを感じさせないメイクでも、今だと...
バレッタで留めてたのに鏡見たら、落ち武者!落ちない方法とアレンジテク
 最近、ヘアアクセサリーでバレッタを使うアレンジが流行していますね。でも、実際にバレッタを使ってみると、すぐに落ちてきた...
目尻のシワは隠しすな!隠れたモテポイント♡男性が「可愛い」と思うワケ
 女性の肌悩みの一つ、目尻のシワ。でも、実は目尻のシワは意外と男性ウケがいいのをご存知でしたか?  今回は目尻のシワが...
美的3月号“完売ポーチ”実力は?コスメデコルテの美容液はありがたすぎる
 3月号の美容雑誌は豪華付録だらけ。  MAQUIA3月号通常版は現品サイズの「リリミュウ 春色リップパピーレッド...
「髪の毛の分け目」どっちにする問題 意外と知らない似合うほうの決め方
 毎朝、髪の毛をスタイリングする時に「左右、どっちの分け目にしたらいいんだろう?」と困ることがありますよね。実際には、な...
美肌の40女性に聞いた!加齢の鼻の周りの赤み対策に“ちょい足し”3品
 年齢サインが出るのは鼻の周りの赤みだよねーー。20歳の頃にアルバイト先のお姉様にそう言われてから、早10年。鼻の周りの...
おなかが鳴るの恥ずかしい!【専門家監修】ギュルギュル音を止める対策
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
20代男性の声に震撼! アラフォーのドン引きメイクにご用心
 アラフォー女性の皆さん! 20代男性を侮ってはいけませんよ。  彼らはアラフォー女性のメイクをこっそり観...
ポーチ忘れた!セブンに駆け込む→眉ペンシルだけで美眉は描けるのか
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...