そこで、私が「本当は教えたくない」ストレートアイロンを使った“ななめ前髪”を 1日中キープするテクニックをご紹介します。
失敗してしまう原因は?
ストレートアイロンの初心者が失敗してしまう原因は、主に2つあります。
1つは前髪を全て巻いてしまうこと。もう1つは、ストレートアイロンの向きを垂直にして巻いてしまうことです。こんな風に巻いてしまった場合には、直角に折れ曲がったような前髪になりやすく、仕上がりも不自然になってしまいます。
こちらの写真は失敗例。グルンと巻かれた前髪は垢抜けず、どこか古くさい印象です。前髪は、髪型の印象を左右する大切な箇所だからこそ、失敗したくないですよね。
ストレートアイロンにコレを足すと崩れにくい前髪に!
“崩れない前髪巻き”には、お道具の準備が大事! こちらは筆者が前髪を巻く際に使っているグッズです。左から「ヘアスプレー」「ヘアウォーター」「カーラー」「クリップ」「コーム」(全て筆者私物)。
簡単に崩れない前髪をつくる手順
まず前髪をヘアウォーターで濡らし、カーラーで巻いておきます。巻いている間に化粧などしておくと、自然と時間が経つので、ふんわりと癖づけができます。癖づけした前髪を左右、中央に分けます。アイロンをするときに、邪魔になる髪があればクリップで留めましょう。
アイロンをするときには、中央の髪のみとって、ななめに引っ張りながら巻いていきます。巻きすぎるのを防止する意味で、左右に分けた両端の前髪は巻きません。両端の毛は頬骨にかかるので、小顔効果も期待できます。
これで、ナチュラル感のある、ふんわりとしたななめ前髪になりました。
スプレーはコームにつけてから
ボリュームの少ない人や猫っ毛の人は、前髪に直接スプレーをかけないほうがベター。スプレーをするとぺちゃんこになってしまい、せっかくのふんわりとした前髪がガチッと固まってしまいます。この場合は、ヘアコームにスプレーをかけ、やさしく髪をなでるようにコームを滑らせるといいでしょう。
そのまま、ストレートアイロンで巻いた時と同じように、ななめにといていきます。これで完成です! コームで前髪をとく回数は1回のみ。ピタッとくっついてくれるので、上から固める必要はありません。これだけで1日中つぶれずに、ふんわりとした前髪をキープできますよ。
忙しい朝はストレスフルだからこそ、髪型は失敗なく、キレイに仕上げておきたいのが女心。切りすぎてしまった前髪や、伸ばそうか迷っている長めの前髪もうまくカバーしてくれます。簡単テクで崩れにくい前髪のスタイリングも楽々。ぜひみなさんも試してみてはいかがでしょうか。
〈文・社〉時短美容協会/石田沙耶加〉
ビューティー 新着一覧