マスク焼け対策6選!従来とは違う日焼け止めの正しい使い方

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2020-06-07 06:00
投稿日:2020-06-07 06:00
 コロナ蔓延の前後で一番大きく変わったのが、「マスク着用」という新習慣ではないでしょうか?暑い季節を迎えるにあたって、マスクによるメイク崩れ対策をしている女性は多いと思いますが、見落としがちなのが「マスク焼け」!そこで、知っておきたい対策をご紹介します。

「マスク焼け」はなぜ起こる?おもな原因をチェック!

「マスク焼け」の原因は、もちろん紫外線にあります。でも、中には「ちゃんとUV対策をしているのに、マスク焼けをしてしまった」という方もいるよう。そこでまずは、対策するためにも知っておきたい、マスク焼けの原因をチェックしていきましょう。

きちんと日焼け止めを塗れていない

 紫外線対策には「UVカット効果のある化粧下地や日焼け止めを塗るのが有効です。でも、「マスクで隠れるところは、塗らなくてもいいか!」と、勘違いしている方は多いはず。

 紫外線は、窓ガラスを通り抜けてしまうほど強いものです。マスクをしている部分に日焼け止めを塗らなければ、マスクの上からでも当然、日焼けは起こってしまいます。

マスクが擦れて日焼け止めが落ちる

 マスクと肌が擦れると、せっかく塗った日焼け止めがマスクについて落ちてしまいます。また、マスク内に充満する水蒸気や汗などによっても、日焼け止めの効果は半減してしまうでしょう。

 マスク着用時には、普段以上に日焼け止めの塗り直しなどを徹底する必要がありそうです。

マスク着用の安心感でUVケアが不十分になる

 リモートワークの方も増え、外出の機会が減った今、ちょっとした買い出し時にはメイクをせずにマスクをしてさっと出かけている方も多いでしょう。でも、これもマスク焼けの原因です。

 確かにマスクは、ノーメイクを隠せる心強いアイテム。しかし、それと同時に顔が隠れることで「日焼けしなさそう」と安心してしまい、UVケアが不十分になってしまうのです。先に挙げたように、マスクをしても紫外線は肌に降り注いでいることを、心に留めておくことが大切でしょう。

マスク焼け対策6選!日焼け止めの正しい使い方をチェック

「マスク焼け」を防ぐためには、どうすれば良いのでしょうか?基本的な対策としては、やはり日焼け止めをいかに正しく使うか?ということに尽きます。

 そこで、今後も続くマスク生活に必須の「マスク焼け対策」をご紹介します。

1. 1平方センチメートルに2mg!適量を塗る

 日焼け止めの使用方法には「適量を塗る」と書いてありますが、実際どのくらい塗れば良いのかをご存知の方は少ないでしょう。日焼け止めの正しい適量は、「1平方センチメートルに2mg」。日焼け止めの効果の測定は、この量でされているそうです。

 具体的には、化粧下地などクリーム状の場合にはパール粒1〜2個分ほど。日焼け止めなど液体状の場合には、1円玉1〜2個分ほどを目安に塗るようにしましょう。

2. 塗り忘れ注意!顔全体に塗る

 マスク焼けを防ぐためには、マスクで隠れている部分にも日焼け止めを塗ることが肝心です。特に、耳の裏、うなじ、あごの下は塗り忘れが起こりやすい部位ですので、意識的に塗るようにしましょう。

3. 2〜3時間おきを目安に!こまめに塗り直す

 基本的に日焼け止めは、こまめに塗り直さなければならないアイテム。SPFやPA値にもよりますが、だいたい2〜3時間おきに塗り直すことで、効果が持続しやすいと言われています。

 メイクをしている場合には、スプレータイプの日焼け止めが便利です。吹きかけた後、軽く馴染ませてからパウダーなどを塗るようにしましょう。

【あわせて読みたい】絶対焼かない日焼け止めの選び方!おすすめのSPF数値は?

4. マスク周りには重ね付けも有効

 マスクをしている部位はもちろん、マスクが擦れるマスク周りは日焼け止めが落ちやすい部分。そのため、頬骨や鼻、口元には日焼け止めの重ね付けをして対策することも有効でしょう。

 ただし、化粧下地でのUV対策の場合には、その上からファンデを重ねることになるため、メイク落ちも気になるところ。メイクよれが起こりやすい部分はファンデを塗らずにフェイスパウダーを重ねるなど、できるだけ薄付きメイクをすることで崩れを防ぐことができます。

5. 完全に乾いてからマスクを着用する

 ちょっとした外出の前には、外に出る数分前に日焼け止めを塗っている方も多いと思いますが、この時のポイントとしては日焼け止めが完全に乾いたことを確認してからマスクを着用すること。こうすることで、日焼け止めが落ちるのを低減することができます。

6. メイク時には仕上げにフェイスパウダーを塗る

 メイクをして出かける際には、化粧下地や日焼け止めを塗った後にしっかりフェイスパウダーを塗ることも肝心。摩擦によって日焼け止めの効果が落ちることを予防することにもつながりますし、皮脂によるベタつきを抑える効果も期待できるでしょう。

 フェイスパウダーをしっかり塗るとどうしても肌のツヤ感が薄れてしまいますが、UV対策をする上ではある程度は我慢!どうしてもツヤ感を出したい方は、化粧下地にパール入りのものを選ぶなど工夫をしてみると良いと思います。

マスク焼けを徹底阻止!日焼け止めを正しく使って♪

 マスク蒸れによる肌荒れだけではなく、「マスク焼け」なんて、今までなかった肌悩みも出現。美を追求する女性にとっては、なかなかつらい季節が到来しています。

 ナーバスになりすぎるのもストレスになりますが、ひと夏が終わって「鼻から上のトーンが違う」なんてことにならないように、今すぐにでもしっかりと日焼け対策をすることが大切ですね。

 将来の美肌のためにも、ぜひこの機会に日焼け止めを正しく使ってケアを行いましょう♪

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

ビューティー 新着一覧


【専門家監修】心を健康に! 自己肯定感を上げるセルフコンパッション術
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
奇抜とは限らない!40代加齢のドヨーン顔回避に「アシメ前髪」はいかが
 左右非対称の「アシメ前髪」は、少し個性的で奇抜だというイメージを持っている人もいるかもしれませんね。ましてや、若い子が...
ガタガタ眉でも諦めない!たった2分で誰でも左右対称の美眉になれるテク
 眉毛メイク、左右対称に描けていますか?  筆者は、メイクの中で眉毛に一番時間がかかってしまい、なかなか納...
チョロっと出てたら恥部!鼻毛のお手入れ頻度は?抜いたらダメ??
 日常生活で、見られたら絶対に恥ずかしいのが「鼻毛」です。見られた本人も恥ずかしいし、見てしまった人も指摘しにくい! で...
【2023年人気記事】尿のニオイでわかるサインと対処法(専門家監修)
 2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
【2023年人気記事】たかがパンツされどパンツ、30年ぶりのTバックで…
 あけましておめでとうございます。2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
サマンサタバサ、4℃大量閉店 エビちゃんOL系が令和世代にウケない背景
 これも時代か…。かつて若者の人気ブランドだった「Samantha Thavasa(サマンサタバサ)」の経営危機が報じら...
31歳女が勇気を出して「人生初まつげパーマ」に挑戦してみた
 恥ずかしながら、30代になってもまつげパーマをした経験がありませんでした。そんな私がまつげパーマに挑戦したきっかけは、...
自分の顔見てぎょ!「まぶたのたるみ」すっきり見せるケア&メイク法
 自分の顔を鏡で見たとき「アイメイクしているのに目元に元気がない…」と感じたことがあるアラフォー、正直に挙手!  そ...
意外と見られてる!“愛の証”キスマークの消し方と隠し方…安心してつけて
 大好きな彼との熱い時間に、ついてしまったキスマーク…。会社に行くのも気まずいし、友達に見られるのも嫌! と悩む人もいる...
盛りブラよりスポブラ! 貧乳40女が直面したブラジャー問題
 自他ともに認める貧乳です。ええトシこいて、あばら浮いてます。  よって筆者のブラジャーは盛り重視。「寄せて上げる」ど...
おならが臭う、げっぷが出る!【医療専門家監修】腸活から知るセルフケア
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
廃盤になったら外出できない!? 40代美容家愛用「底見えコスメ」厳選2品
 物価高に苦しむ今は「本当に使えるもの」に厳選して、コスメ選びをしたい人も増えていますよね。  40代のメイクでは、ア...
「膣が乾いて痛い…」40代、夜の生活で実感した老い問題どうしてる?
 40代女性の悩みの一つとして、「夜の生活で感じる老い」があります。若い頃とは違い、老いを感じはじめる年齢でもありますよ...
双子級にそっくり!レブロンがボビィブラウンの名品ハイライターを食った
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
そのふらつきは脳の病気?自律神経の乱れ?【医療専門家監修】5つの整う
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...