夫とは初夜もなく…セックスを取り戻した女性が選んだ行動

大泉りか 作家・コラムニスト
更新日:2020-06-12 06:00
投稿日:2020-06-12 06:00

作業着姿の男性と玄関で…

 解決方法を探ってみたものの、向き合ってくれない夫に絶望していた時に、みさきさんは、とある男性との出会うことになります。

「宅配会社に務めている方で、家に荷物を届けに来た際に、連絡先を渡されたんです。それで、ふたりで会うように。

 最初は少し、罪悪感みたいのなのもあったんですけど、デートとか待ち合わせとか、すごく新鮮でハマってしまって。

 男性は汚れた作業着姿で、わたしも半分着たまま玄関で、近所に聞こえないように声を殺して立ちバックしたのは、すごく興奮しました」

 その男性とはすでに別れたものの、いまは“彼氏”がひとりと“外野”の複数人と関係を持ち続けているみさきさん。そんな彼女がセックスに求めているものとはいったい何なのでしょうか。

「精神的なバランスももちろん、あとは見た目を保ちたいっていうのもありますね。

 可愛くなりたい、太りたくない、人にみられるからこそ綺麗でいたい。

 性癖的には、どっちかっていうとMかな。昔、童話か何かで読んだ、お姫様が木にくくりつけられる場面が好きで。昔、グラビアタレントをやっていたので、見られることや言葉責めに弱いこともわかってます」

夫とは表面的には仲良し

 こうして“セックス”を取り戻したというみさきさん。が、一方で、夫との関係は今、どうなっているのでしょうか。

「夫とセックスしたのは、本当にもう最後にしたのを思い出せないくらい昔ですけど、大喧嘩することもなく、表面的には仲良しですよ。

 ただ、たぶん夫はわたしが他の男性と関係を持っていることに勘づいてますね。愛情の反対語って無視なのかな、とも思いますが……。

 ただ、もしも夫が『男と女として関係をやりなおしたい、だから外の男はすべて切ってくれ』って言ってきたら、条件付きでOKします。デートしたい、手を繋ぎたい、真昼間でもお互いがしたいと思ったときにはする、みたいな。あとはたまにラブホにも行きたいかな」

 セックスレスの問題が我が身に降りかかってきた時に、仕方がないと諦めるのか、それとも手放すまいと足掻くのか。決めるのはすべて自分自身。あなたはどちらを選択しますか。

大泉りか
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作家・コラムニスト
ライトノベルや官能を執筆するほか、セックスと女の生き方や、男性向けの「モテ」をレクチャーするコラムを多く手掛ける。新刊は「女子会で教わる人生を変える恋愛講座」(大和書房)。著書多数。趣味は映画(映画館で年間100本以上)、海外旅行。愛犬と暮らして14年目の犬飼い。X

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