女優・平手友梨奈の魅力は? 同世代で比較
19歳となったこの1年は平手にとって初めて欅坂46からは離れて、完全な個人としてスタートする最初の年だ。
本格的に女優業に進むのであれば同世代の二十歳前後の女優たちと競合することになるが、代表的な顔ぶれは広瀬すず(22)、永野芽郁(20)、杉咲花(22)、浜辺美波(19)、上白石萌音(22)、橋本環奈(21)など。いずれも才能とビジュアルを兼ね備えた前途洋々な若手女優だが、平手はビックリするほど、誰とも被らない(アイドル時代と同様に)。
平手友梨奈にオファーが絶えない理由
大衆が抱く平手の人物像は、クールでダークで負のオーラをまといミステリアス。「静」でもあるし「動」でもある。圧倒的存在感があって登場するだけでインパクトがある人物。ダークヒロインにもいそうだし、主人公以外で物語の重要なキーパーソンにもなりえる。ドラマや映画、その原作となる小説や漫画には多く存在しそうなキャラクターだが、それを実際配役するとしたら……平手登場以前ならとても難しく苦慮してきた制作陣も多かったのではないか。そこにすっぽりと彼女が収まることができる。
映画「さんかく窓の外側は夜」で“呪いを操る決して笑わないミステリアスなキャラクター”のヒウラエリカ役を平手が演じることが発表された際、「平手さんしか考えられなかった」、「たくさんの映画の(オファーの)中でこの映画を選んでくれてありがとうございます」と森ガキ監督がコメントしていたように、彼女にオファーが絶えないのは欅坂46のセンターという看板抜きに他の誰とも被らない唯一無二のキャラクターだからこそだろう。彼女にしかできないような役を、彼女に宛書きするかのように描く漫画家や作家も多い。
王道NHK朝ドラヒロインを期待する声も
逆に、そこらにいそうな普通の役をやっても、他の誰が演じるより斬新に映るだろう。ファンが彼女に演じて欲しいと望む役柄の中に、上記の平手のパブリックイメージとは異なる、コメディーだったり、正統派NHK朝ドラヒロインをやって欲しいという声も多かった。
一般層には無いイメージだろうが、ステージ裏の平手は人見知りで礼儀正しい一方、心許した相手にはいたずらっ子でよく笑う等身大の女の子だ。その意味でコメディーや正統派ヒロインも本来平手が持ち合わせている特性を引き出せるものになるだろう。
実際「さんかく窓の外側は夜」の公式Twitterで今月19日に投稿された平手のコメント動画では、役柄で兄妹というわけでもないのに志尊を「お兄ちゃん」呼びしていたという妹らしさ(恐らく実兄と志尊が同年代だからか)を見せていた。また、岡田を「まさき」といきなり呼び捨てする悪ガキぶりを発揮したり、小さい子供に対しては自身を「てちお姉さん(てち=平手の愛称)」と呼び優しいお姉さんぶりも垣間見せ、平手が持つ“普通の19歳らしさ”を感じさせた。
“コロナ自粛”以降に期待すること
以前の記事「平手友梨奈 愛され女子!岡田将生・志尊淳ら共演者が虜な訳」でも触れたように、平手はこれまで2本の映画に参加したが、いずれも彼女の才能と人柄により大物共演者や監督と確固たる信頼関係を築いてきた。共演者や監督、スタッフに愛されることは、視聴率や興行収入に関わらず、次のオファーに繋がっていくはずだ。彼女が望むように、主演である必要はなくやりたい役をじっくり選んで着実にキャリアを積んで欲しい。
コロナで外出自粛下、一人で部屋にいることが苦手な彼女が精神的に休めたかは不明だが、身体的には嫌でも休めたはずだ。欅坂46時代に患った腰部のケガなどが快方に向かっていれば高い身体能力でアクションもできる。
本人がやる気になればソロアーティストとしてのデビューもあり得るだろう。多くのファンだけでなく業界関係者も待ちわびている。
今後、年を重ねるごとに「〇〇歳なのに凄い」は通用しなくなっていくが、唯一無二の存在感で何をするにも選ばれる“平手友梨奈”であり続けるはずだ。
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