離婚後の金銭的な不安どうする? 何より最優先にすべきこと

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-07-31 06:00
投稿日:2020-07-31 06:00
 離婚後の大きな不安の一つ、お金の問題。結婚や出産によって女性が仕事を辞めざるを得ないケースも多い中、離婚すれば経済的に苦しくなる女性が多いのは深刻な問題です。
 しかし、いざ離婚して一人の生活が始まってしまえば、意外と何とかなったりします。この漫画の主人公・リコちゃんも、最初は気負っていたようですが……? 

まずは心身の回復が第一!最低限生きていける環境を

 結婚当時、駆け出しのフリーランスだった筆者の収入は、扶養をギリギリ抜けるかどうか程度の頼りないものでした。子どもこそいなかったものの、離婚を急かされ避けられない状況で、最も大きな不安の一つが金銭面。

 離婚後、田舎にある実家に出戻りした筆者は、最初はリコちゃんのように「一刻も早く人並みに稼いで自立しなきゃ!」と必要以上に気を張って必死でした。しかし、そのような切迫感も長くは続かず、「住む家と最低限の収入さえあればなんとかなる」と気がついてしまった現在は、比較的ゆるゆると生きてしまっています。

 もちろん、人並みに自立することは今でも目標なのですが、今思えばあのまま気を張って脇目も振らずに仕事だけしていたら、精神的に回復できていたのかという疑問もあります。忙しいことは悲しみを忘れるためにとても有効ですが、気を張り詰めすぎていたら、どこかで無理が出て倒れていたかもしれません。

 まずは心身の回復を第一に、生きていける最低限の環境を整えましょう。心身が回復してきたら、より良い生活を目指してまた頑張れば良いのです。

(シングルマザーの方においては、お子さんを養う必要があるのでこの限りではないかもしれません。私自身に経験がないのでここでは割愛させていただきますが、それでもやっぱり倒れるまで思い詰めないでほしい! ということはお伝えしたいです)

登場人物紹介

リコ
離婚から立ち直りたいアラサー。結婚する時に寿退職し、元夫の転勤についていった。現在、実家に戻り無職。離婚時は財産分与で多少潤うも、そろそろ預金残高に危機感を覚え始めた。

ノラ
リコの高校時代からの友人。独身貴族なアラサーOL。仕事をするのは趣味のため推しのため。趣味と食以外にはあまりお金をかけないため、意外とコツコツ貯蓄している。

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

関連キーワード

ラブ 新着一覧


在宅続きでも宅配ディナー…家事をしない妻に嫌気がさした夫
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2020-08-15 06:28 ラブ
二重整形、アートメイク…整形する彼を見て彼女はどう思う?
 新型コロナウイルスの影響で、美容整形業界が賑わっています。テレワークの普及などにより、術後のダウンタイムをゆっくりと過...
ミクニシオリ 2020-08-14 06:00 ラブ
男心をくすぐる♡ 食事デート7つのルール&見られるポイント
 好きな男性との食事デートとなると、誰だって「失敗したくない」と思うはず。万が一、失態を犯してしまえば、そのまま疎遠にな...
恋バナ調査隊 2020-08-14 06:00 ラブ
海外在住男性とマッチング 毎日届いた甘い言葉のその果てに
 日本にいながらにして海外在住の外国人男性と知り合えるマッチングアプリがいくつかあります。語学の勉強にもなるかなと思い、...
内藤みか 2020-08-13 06:00 ラブ
ウィズコロナ生活…パートナーとの部屋の間取りはどうする?
 恋人や旦那と同棲しているという人の中には、「テレワークや外出の自粛で二人の時間が取れて仲良くなった」という人もいれば、...
ミクニシオリ 2020-08-13 06:00 ラブ
“いい人止まり”は今日でおしまい! 特徴&脱出する4つの方法
「好きな人と仲良くなっても、いつも“いい人止まり”」そんな悩みはありませんか? 嫌われているわけではないのに、なぜかお付...
孔井嘉乃 2020-08-12 06:00 ラブ
ナンバーディスプレイを辿るもわからない“怪しい女性”の正体
 郊外に念願の一軒家を手に入れた、1組の「パワー夫婦」。会社への通勤には少々不便な地でも、テレワークがメインの今は「少し...
並木まき 2020-08-11 06:00 ラブ
独身女子が引っかかる…“隠れ既婚男”の見極めポイント4つ!
 いいなと思った男性が「実は既婚者だった」というパターン、よくありますよね。 実際、付き合って1年経ってから気づいたとか...
田中絵音 2020-08-11 06:00 ラブ
若い女子は真似できない!年下男子がキュンキュンくる会話術
 20代のころは年上男性が好みでしたが、年齢が上がっていくにつれて、自分より年下の男の子にときめくことが増えました。仕事...
若林杏樹 2020-08-10 06:00 ラブ
夫にヤルヤル詐欺? 話し合いを口先だけで逃げる鬼嫁たち
 家庭内で問題が勃発したときに、話し合いで解決を図る夫婦は多いもの。ところが鬼嫁には、話し合いが意味をなさないタイプも散...
並木まき 2020-08-10 06:00 ラブ
こんな交際はあり? 秘密にする恋愛のメリット&デメリット
 付き合い方の理想は人によって異なるものですが、多くの場合、「コソコソした恋愛はしたくない」と思っているはず。しかし、カ...
恋バナ調査隊 2020-08-10 06:00 ラブ
告白でドキッとさせたい♡ “好き”を伝えるポイント&セリフ
 告白をしようと考える時、「フラれたらどうしよう?」と、誰もが不安になるものです。しかし、待ってばかりでは二人の関係は進...
恋バナ調査隊 2020-08-09 06:00 ラブ
堅実orケチ?東海地方の男性の性格や特徴&恋愛観を解説!
 シリーズでお送りしている、地方別男女の性格や特徴&恋愛傾向!今回は、東海地方に迫っていきます。東海地方は、愛知県、岐阜...
「あなたのためだから…」言葉巧みに夫を操る鬼嫁たちの実像
「鬼嫁」と呼ばれる女性には、巧みな話術で、夫を煙に巻くタイプもいるようです。その中には「あなたのためだから」と言いつつも...
並木まき 2020-08-08 06:09 ラブ
本当にあった不思議な話~夢が教えてくれた婚約者の裏切り
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。世の中、勘が鈍く察しの悪い人もいれば直感が鋭く物事の本質をすぐに察してしまう...
山崎世美子 2020-08-10 16:49 ラブ
価値観の違いが致命傷に!?コロナ禍でモテる人の“共通点”
「モテる人」の条件は、時代によっても変化します。コロナ禍の今は、これまで以上に男女間においてのさまざまな場面における「価...
並木まき 2020-08-07 06:00 ラブ