アラサー女子の“老け髪”問題…原因とヘアケアをプロが伝授!

藤田裕美 美容師・ヘアメイク
更新日:2020-11-15 06:00
投稿日:2020-11-15 06:00
 なんだか最近、髪の悩みが増えたな……。前は気にならなっかたことが次々と気になり始めてきて「なんで?」と思うことはありませんか。それ、プチ老化の始まりかもしれません。お悩み別に原因と適したケアを紹介していきましょう。

髪全体がパサつきツヤがない

 実は、髪のパサつきも老化が原因の一つです。肌に比べて老化が分かりやすいのも髪で、季節や体調によって顕著にあらわれます。

 外的要因としては頻繁にカラーリングやパーマなどを繰返している人も要注意。髪にツヤや元気がないだけで老けて見られたり、何より自身のモチベーションが下がってしまいます。

 そうならないために、今までのヘアケアをワンランクアップしてあげる時期なのかもしれません。若い時は何を使ってもそれなりに見えますが、アラサー女子は「少し良いもの」を使って髪全体に元気を取り戻しましょう。

 傷んでスカスカな髪には、必要とされる栄養分とたっぷりの潤い成分を。紫外線も大敵です。日焼け防止対策もしっかりと。アフターケアも忘れずに。

 最近ではヘアケアの進化がもの凄く進化をとげています、自分にあったものを使いましょう、通っているサロンの美容師に選んでもらうのもおすすめです。

頭皮がベタつき、髪のボリュームがなくなってきた

 毛髪よりも頭皮の問題かもしれません。忙しくてついシャンプーの時間を簡単に済ませていませんか?

 汚れがしっかり取れていないどころか、シャンプー剤すら流しきれていないなんてことも。

 頭皮を擦りながらお湯でしっかり濡らすことで、半分以上汚れが取れると言われています。シャンプー剤をよく泡立てて頭皮をマッサージするように洗い、その後十分に流します。

 よく洗われていないことで頭皮が固くなり、流しきれていないことでベタつき、ボリュームもなくなるのです。

 コンディショナーやトリートメントなどを頭皮に直接つけるのも気をつけて! 毛穴を塞いでしまうこともあるので毛髪を中心に。

 なるべく時間を置かずに、バスタイムの後は素早くドライすることも大切です。髪が濡れている時が一番ダメージを受けやすいと言われています。乾かす際はお気に入りのアウトバストリートメントも忘れずに。

プチ老化対策に一番必要なのは…

 そして何より大切なことは内側からのメンテナンス

 当たり前のことですが身体が健康ではないと髪にも大きな影響があります。睡眠不足や食生活の乱れが原因になることも。ストレスの多い時代、心身ともに健康でいるために常に意識したいです。

 栄養のある食事と睡眠、いつでも清潔でいること。自分に合ったヘアケアコスメをプラスして、少しずつ始まっている老化に立ち向かい、スピードを緩やかにしていきましょう、早い段階で準備をしておくことは最も重要です。

まとめ

 髪に艶やボリュームがあり元気だと、何よりその人自身が輝いて見えますし、若々しく見えます。メイクやファッションと同じくらい大切なことなのです。いつまでも綺麗な髪でいられるように日頃から年齢や紙質に合ったケアを心掛けましょう。

藤田裕美
記事一覧
美容師・ヘアメイク
都内のサロンに勤務後フリーのヘアースタイリストに転向。メディア等のヘアーメイク、講師などの活動。2014年恵比寿にプライベートトータルビューティーサロンを設立。美容師免許保持。
http://starlier.jp/

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


お悩み:浮気していないのに性器がかゆい!【薬剤師監修】婚約破棄危機30代女性への処方箋
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
日常遣いのコスメ・美容費を節約したら…40代女に襲いかかった2つの悲劇
 長引く物価高の影響で、数年前とは比べものにならないほどの「節約生活」を強いられている、大人世代も増えているよう。  ...
んー強烈ッ!100年の恋も冷める彼氏の体臭、我慢するしかないの?【薬剤師が解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
Over40のイマイチまつげは「プチプラマスカラ」で解決! 美容家がガチンコ愛用の優秀アイテム2選
 40代、50代と年代が上がるにつれて避けて通れないのが、まつ毛のお悩み。  若かりし頃と比べると、細くなったり短くな...
えっ、フェイスマスクは毎日しない方がいいの?【美容のウソ・ホント】医師3人の意外な回答/専門家監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
「まぶたのたるみ」原因と予防法。おでこのシワにボトックスが不向きな人は注意【目元の美容専門医師が解説】
 東京・赤坂にある「イートップクリニック」院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、...
VIO脱毛“つるつる”の後悔5選。ハードルまたいだけど「全部なくす」のは早すぎた?
 VIO脱毛は、ほかの部位と比べてハードルが高いと感じますよね。その一方で、毛を全部なくす「ハイジニーナ」にして、「やり...
30代でもう更年期?【薬剤師監修】原因不明のイライラモヤモヤ…「プレ更年期」の症状と軽減方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
聞こえづらさの“元凶”はあのイヤホン!? 【薬剤師監修】老化以外に考えられる意外な原因の正体
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代の“愛されボディ”ってなに? 自分をもっと好きになるための美習慣&エクササイズ
 40代になると、どうしても筋肉量が落ちてきたり、たるみが気になったりと20代と同じにはいきません。  でも、40代な...
40代の“好印象デート”はスニーカーorヒール、どっちが正解? 賢い選び方と注意点
 40代女性がデートをする時、スニーカーとヒール、どちらが男性から好印象を抱いてもらえるのでしょうか?「デートといえばヒ...
あー、「髪のうねり」で見た目も不満も爆発寸前! 薬剤師が紹介する毎日の簡単ヘアケア&セットテク
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
毛剃りといえば貝印!VIO専用電動シェーバー2種を徹底比較。本田真凜のように肌の上を美しく滑るのか?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
JK界隈で流行りの「seju顔」とは何ぞ? アラフォーでも“違和感ゼロ”なメイクのコツ
 seju顔とは、インフルエンサーやタレント、モデルなどが所属する芸能事務所「Seju」が由来になっている言葉。元テレビ...
キスに集中できん!彼氏の塩対応はいやーな口臭のせい?【薬剤師監修】口の臭いの原因・セルフチェック・対策
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...