おうち時間を豊かに!初心者に勧める芳香浴とアロマオイル

時短美容協会 一般社団法人
更新日:2021-01-10 06:00
投稿日:2021-01-10 06:00
 再びおうち時間が増えてきた今、自宅での時間を豊かにするなら、アロマオイルを活用するのもおすすめです。日本でもなじみが深くなっていますが、ヨーロッパでは古くから人々に愛されているものでもあります。そこで今回は、20カ国以上の旅行経験を持つ美容好きの筆者が、各アロマオイルの特徴と効果について紹介します。

「アロマオイル」ってどんなもの?

おうち時間にアロマをプラス(写真:iStock)
おうち時間にアロマをプラス (写真:iStock)

 アロマオイルとは、精油またはエッセンシャルオイルのことです。筆者が長期滞在していたイギリスでは、美容や心身のリラクゼーションを目的として多くの方が利用していました。

 昔から民間療法の一つとして親しまれ、さまざまな研究がされていると聞きます。五感の中でも嗅覚への刺激は脳へ伝わるのが最も速く、生理痛やうつ気味、不眠といった悩みを和らげることもできる優れものなのだとか。

 香りを楽しむ方法は大きく分けて2つあり、芳香浴やマッサージオイルに混ぜて使用するのが一般的です。

誰でもカンタン「芳香浴」のお手軽方法2つ

1. マグカップを使う

いい香りの蒸気でリフレッシュ(写真:iStock)
いい香りの蒸気でリフレッシュ (写真:iStock)

 マグカップに80℃前後のお湯を注ぎ、アロマオイルを1~2滴たらして、立ち上る蒸気を軽く吸い込みます。これだけで簡易な芳香浴ができ、リフレッシュ効果が狙えるでしょう。

 ただし、蒸気がせきを誘発してしまう場合もありますので、ぜんそくの方や気管が弱い方は控えてくださいね。

2. 枕に少量をたらす

香をより近く感じる(写真:iStock)
香をより近く感じる (写真:iStock)

 アロマオイルを枕に1~2滴垂らします。枕に垂らすことで、鼻に近い距離から香りが伝わるので、脳にも刺激が伝わりやすくなるでしょう。

 シミになるのが気になる方は、コットンやテッシュに垂らし、枕元に置いても。

初心者におすすめのアロマオイル3選

1. 生理痛を和らげるアロマ「イランイラン」

イランイランでリラックス(写真:iStock)
イランイランでリラックス (写真:iStock)

 香水の原料にも使われている甘く濃厚なフローラルの香りが特徴。女性らしく官能的、エキゾチックなどのイメージがある香りですが、副交感神経を優位にしリラックス効果が高いと言われています。

 また、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を高めたり、皮脂バランスを整えたりする効果も。アロマの世界では、これらの効能により、生理痛が緩和すると言われています。筆者は実際に生理前に使用していて、イライラした気持ちを落ち着かせていることが多いです。

2. 気分を明るくするアロマ「グレープフルーツ」

柑橘系の香りでテンションUP(写真:iStock)
柑橘系の香りでテンションUP (写真:iStock)

 温かく陽気な気持ちにさせてくれるフレッシュな香りが特徴の柑橘系アロマ。

 交感神経を活発にして体脂肪の分解を促進したり老廃物を排出したりする作用があることから、ダイエット中にオススメです。

 また、アロマの世界では、落ち込んだ時や鬱っぽい時に、気持ちを和らげる効果があると言われているため、気分転換をしたい時にもぴったりです。

 筆者は天気が悪くて気分が乗らない日中に使用し、気分を上げていることが多いです!

3. 安眠効果抜群のアロマ「ラベンダー」

おねぼうさんにもおススメのラベンダー(写真:iStock)
おねぼうさんにもおススメのラベンダー (写真:iStock)

 リラックス効果が非常に高いアロマとして有名なラベンダー。フローラルな香りが特徴で安眠効果が狙えるほか、アロマの世界では、目の疲れや肩こりにも効果があると言われています。

 朝に弱い筆者でも、寝る前に枕元に垂らして寝ると、朝6時に清々しい気持ちで目覚めることができているので、確かに安眠効果が期待できそうです。

  ◇  ◇  ◇

 アロマの初心者には、まずは自分の好きな香りを見つけることから始め、日々の生活に取り入れてみるのがおすすめ。おうち時間がもっと充実するヒントにもなるのではないでしょうか。

〈文・社〉時短美容協会所属/Kanna〉

時短美容協会
記事一覧
一般社団法人
「時短美容」を単なる「省略美容」「ながら美容」ではないものと定義し、多忙な現代女性が「美容の時間を効率的に確保するため」に欠かせない正しい美容知識の普及に努めるとともに、美容にまつわる正確な時短知識を有する「時短美容家」「時短美容協会認定美容家」ならびに、薬機法(旧薬事法)を遵守する「美容ライター」の育成および普及活動を行っています。
WEB:https://fastbeauty.biz

ライフスタイル 新着一覧


「桃」は最強の魔除けアイテム!食べてよし、飾ってよし。
 まもなく上巳の節句(桃の節句)。女の子のお節句でございますわよ。ひな祭りシーズンになるとお花だけでなくスイーツやグッズ...
「なんで風は吹く?」子どもの質問に知識以外で答えてみたい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
子育てをしたくない若者が急増!複雑に絡むネガティブな原因
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  先日、「子ど...
雪平莉左さんとリオの日常「人間の彼氏もお眼鏡にかなわないと絶対ダメ」
 私が24歳で上京したとき、一緒に東京にやってきてずっと同棲しているのがマンチカンの男のコ、リオです。  リオは高...
連れて帰りたい! 人懐っこすぎる“たまたま”の激レアショット
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
茜色に心和むひと時、だからこの時間が好きなんだ
 忙しない街にも訪れる特別な時間。  足早に歩く人々は顔を上げ、しばし空を仰ぎ見てから、また現実へと戻っていく。 ...
女+家=嫁…「嫁ぐ」と「結婚」の違いはある?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第68回「コウメばあちゃんはどこ?」
【連載第68回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
貸したお金を催促するのにこんな手が…! モヤモヤを解消するLINE3選
 人にお金を貸した後、なかなか返してくれなかったら、とても嫌な気持ちになりますよね。  とはいえ、お金の話は、言い...
電マの営業からラブホの清掃員へ…羞恥心とも戦うストリッパーが思うこと
『電マの営業・新井です!』(略して「電マの新井」)という新作が大変好評だ。  書店員にとっての新作といえば「新しく...
口喧嘩で負けたくない! 勝ちたい時に使えるマル秘戦術3選
 みなさんは誰かと口論になった時、どんな戦法で勝ちにいきますか?  方法は十人十色ですが、今回は代表的な勝ちパターン...
凍り付いた湖の夜が更けて
 もしも突然、この瞬間に、氷が解けたらどうなるんだろう。  そう思いながら、凍て付いた湖の上に立つ自分が結構好き。...
「レンジでゆたぽん」人気じわり..足を温めると眠りやすい!
「レンジでゆたぽん」を知ったのは、年末年始に長野県の義実家に行った時。寒がりな私を気遣って、義母が用意してくれたのです。...
青空にオレンジボディが映え“たまたま”の見返りメンチにキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
私って性格悪い? 自分のダークサイドを自覚した4つの瞬間
 誰の心にだって、優しい部分と優しくない部分が存在するもの。そうわかっていても、自分の心のダークサイドを自覚すると「もし...
卒入学、彼岸、送別会【花屋が教える】予算内で理想の花束を贈る7カ条
「斑目さん、今年こそは頑張って期限内にお願いしますよ!」  お正月がなんとなく終わったばかり、なんて思っていたら、我が...