3人の男をローテで回して…異性のカラダを求めてしまうワケ

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2021-01-12 09:58
投稿日:2021-01-05 06:00

アラフォー女性の価値は古くなった大根?

 さて、凛さんですが。「不倫を続けていていいわけがない」とは実感していたようで。自身を変えようと、書籍を読み漁ったそうです。

「30代半ば頃に、自己啓発書や婚活書籍を手当たりしだい読みました。『あなたが絶対に幸せになる◯つの言葉』みたいな書籍ばかりを(笑)。でも、私には受け入れられない内容ばかりで。私は黒いアイテムが好きで身につけていると落ち着くのに、『婚活デートにはピンク系の洋服で!』とか、自分には実行できないと思いました。何冊も読んで、わかったんです。どの書籍にも同じようなことばかり書いてあるし、一時的に救いを求めるのならいいけれども、頼り切ってしまうと違う方向に行ってしまう気がすると。傾倒しすぎるとそのうち数珠とかをつけ始めてしまいそうな気がしたので、個人的には自己啓発書に没頭せず正解だったと思います。そういった類の書籍を否定しているわけではありませんが」

売れ残った自分を客観視した結果…

 たしかに。その先にはウン万円支払うセミナー的なものが待っているような……と言うと、凛さんも頷きます。凛さんは自己啓発書を耽読する一方で、自身が置かれている状況も客観視していたようで。

「ヘンな例え方かもしれませんが、水分をたっぷりと含んだ生のおいしい大根が若い女性。私のようなアラフォー以降の女性は水分が抜けて、煮炊きしてもおいしくない大根だと捉えています。

 加えて、基本的に婚活中の日本人男性は、若い女性至上主義。女性を食材に見立てると“お刺身”を好み、“熟成モノ”にはあまり目を向けてくれません。熟成モノのような、“珍味”のよさを知っている男性は、若い頃に“お刺身”を食べ尽くしてきているからこそ味わいが理解できる。そういう男性のほとんどが、人生と女性経験を積んでいる既婚者なんです」

若い女性至上主義のオジサンたちに物申す!

 女性の年齢は、婚活あるある問題。「海外のように、熟成モノを愛する文化が根づいていない」と語る、凛さんの言葉が一般的かもしれません。先にお話しを伺った、長瀬康太さん武田翔平さんが言っていた、「年齢は関係なかった」という男性は珍しいのかも!? 筆者は、「結婚するなら20~30代前半の若い女性がいい」という40代以降の男性には、本音をズバリと伝えてしまいますが。以下が例です。

・子どもがほしいからできれば20代と結婚したい40代前半男性には。

…「年齢とともに卵子はもちろん、精子の質も劣化します。女性が若いからといって、簡単に子づくりができると思わないほうがいいのではないでしょうか」

・同意見の40代後半男性には。

…「子どもが小学生のときに、あなたは還暦。子どもにはまだまだライフイベントが待ち構えています。父親としての義務を果たせるのでしょうか。義務を果たせる資産はありますか」

・自分が“イケおじ”だと思っている40代後半男性には。

…「鏡をじっくりとご覧になって、シミ・シワ・たるみと頭髪、体型をチェックしてみてください。いくらご自身で年齢より若いと思っていても、若い男性には敵いません。年相応のはずです。若い女性から見るとあなたは、介護が近い普通のオジサマなのです」

 筆者はストレートに伝えてしまいますが、40代以上の男性には知っていただきたいのです。若くて美人な女性を求めること自体が、「美人女優とあわよくば結婚したい」という、叶いそうもない夢物語を描いている事実に。同年代の女性は卑下しても自分はOKという風潮は、なくなってほしいと願っています。

 凛さんに話を戻します。旦那様と出会って即、3人のセフレとは縁を切ったとのこと。即縁切りした理由や、出会いの経緯に筆者は納得しつつ驚きました。彼との年齢差にも! 

 詳報は、次回に続きます。

今回の学び

1. 愛情不足、いわゆる子ども時代に親から存分に遊んでもらえなかった子どもが大人になると、カラダを使って“遊び直し”をする可能性がある。

2.毒親の洗脳から逃れて幸せな結婚をする人はいる!

3.悩んだ末に、自己啓発書に傾倒しすぎるのは危険かも!?

4. 基本的に婚活中のアラフォー以降の日本人男性は、若い女性至上主義。でも、男性にも現実を知っていただきたい(願いを込めて学びに記します)。

※シリーズタイトルの「確率8%」とは…5年に一度実施されている国勢調査の直近データを基に、2010年の45歳の未婚男女が5年後の2015年までに何%結婚できているかを算出したもの。「コクハク」は40代50代大人婚の"リアル"を物語る数字だと考えます。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「慰謝料払って破談に」占いママの鑑定で婚約破棄を決めた男
「冷酷と激情のあいだvol.109〜女性編〜」では、婚活アプリで知り合った男性・ケイイチさん(仮名)から8カ月の交際のの...
並木まき 2022-09-24 06:00 ラブ
「愛しくて切なくて…」って篠原涼子かっ!うざい俺通信LINE
 仲良くもない男友達から、毎日届く俺通信……。あまりにうざいと、「あの日LINEを交換するんじゃなかった」と悔やんでも悔...
恋バナ調査隊 2022-09-24 06:00 ラブ
確信!夫婦仲が悪くなるのは「人間の3大欲求」が原因だった
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。恋人時代はとっても仲良しだったのに、結婚して数年が経つと「関係終わっていまー...
山崎世美子 2022-09-24 06:00 ラブ
共働き夫婦の家事分担どうしてる? 円満を保つ「6つのコツ」
 家事って、細かいものを挙げたら本当にキリがないほどたくさんありますよね。最近では共働きの家庭も増えているので、今までの...
恋バナ調査隊 2022-09-23 06:00 ラブ
「私から誘ってばっかり」彼がデートプランを考えない理由3つ
 好きな男性とのデート。楽しい時間のはずなのに、気づいたら「デートの誘いをしているのも、デートの計画を立てているのも私ば...
内藤みか 2022-09-22 06:00 ラブ
悔しい! 超美人じゃないのになぜか色気があるモテ子の特徴
 そもそも「色気」とは、人を惹きつける魅力のこと。多くの場合、色気は「セクシー」である状態を連想させるので、つい露出の高...
恋バナ調査隊 2022-09-21 06:00 ラブ
「忙しいから別れる」にうんざり…次の恋愛で失敗しない方法
 振られる理由は、人それぞれ。「仕事が忙しいから」や「他にやらなきゃいけないことがあるから」など、何かと理由をつけられ話...
若林杏樹 2022-09-21 06:00 ラブ
無言の夫にイライラ…話がはずまない夫婦を救う3つの解消法
 結婚してから、「夫婦の会話がまったくなくなってしまった」と嘆いていませんか? 家で夫と2人きりになっても、会話がすぐに...
恋バナ調査隊 2022-09-20 06:00 ラブ
子供いらない派の男性心理 きっかけがあれば変わることも?
 大好きな彼が「子供いらない派」だと知り、結婚するか迷っている女性は多いようです。特に女性が子供を望んでいた場合は、結婚...
恋バナ調査隊 2022-09-20 06:00 ラブ
くすみピンクはやめとこ!アラフォー女子の勝負下着の選び方
 男性とデートをする日に、勝負下着をつけていく女性は多いですよね。でも、女性と男性では、魅力を感じる下着に違いがあります...
恋バナ調査隊 2022-09-19 06:00 ラブ
「何もしないから」って言うけどさ…信用できない男のLINE3選
 男性の中には、どう考えても信用できない言葉を連発する男性って多いですよね。嘘が染み付いてしまったようにサラサラと言葉が...
恋バナ調査隊 2022-09-18 06:00 ラブ
恋愛の対象外になっちゃうかも…「男性に引かれる行動」5つをおさらい
 好きな男性と付き合えない、好きな男性の恋愛対象になれない、そんな悩みを抱えている女性は、一度自身の行動を振り返ってみる...
恋バナ調査隊 2022-09-18 06:00 ラブ
男性に心を開けない原因は? 乗り越えるための対処法も紹介
 周りの友達が恋愛を楽しむ中、「私は男性に心を開けない」と悩む女性が多いようです。それには、本人も気がつかない原因が隠れ...
恋バナ調査隊 2022-09-17 06:00 ラブ
夫と元妻が怪しい…婚活アプリ→授かり婚した29歳女性の不安
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-09-17 06:00 ラブ
復縁前提で離婚した元妻がいながら…29歳女性を妊娠させた男
「冷酷と激情のあいだvol.108〜女性編〜」では、アプリで知り合った男性・タイチさん(仮名)と授かりスピード婚に至った...
並木まき 2022-09-17 22:12 ラブ
ヤリモク回避&マッチングアプリでモテる法 絵文字乱用は論外
 顔も名前も知らない異性との出会いにドキドキできる、マッチングアプリ。上手に活用できれば、素敵なイケメン男性との出会いも...
恋バナ調査隊 2022-09-16 06:00 ラブ