手荒れがつらい…症状別対策&ハンドクリームの正しい使い方

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2021-02-02 06:03
投稿日:2021-02-02 06:00
 寒くなってくると、手荒れに悩む人が増えてきます。中には、手荒れの悪化により、痛みやかゆみを伴う状態に陥っている人もいるのではないでしょうか? そこで今回は、手荒れの症状別対策方法と、ハンドクリームによる正しい手荒れ対策方法をご紹介します。

手荒れ対策は症状によっても変わる? 症状別対策方法

 手荒れと一言で言っても、実はさまざまな症状があります。少しでも早く症状を抑えるためには、自分の状態にあった対策方法を取り入れることが近道ですよ。

ちょっとした乾燥やカサカサ肌

 手荒れを起こしているといっても、乾燥によりカサカサ感を感じている人も多いでしょう。軽い乾燥の場合には、とにかく肌を保湿することが必要です。

 乾燥によるカサカサ肌の人には、保湿効果の高いヒアルロン酸やセラミド、グリセリンがおすすめ。どちらの成分も私たちの肌内部にある成分のため、肌馴染みもよく、潤いを保ってくれるでしょう。また、シアバターには保湿成分だけではなく、ビタミンEが含まれているため、血行を良くして肌のターンオーバーを促してくれる効果が期待できます。

ひび割れやあかぎれがある肌

 手荒れがひどくなってくると、ひび割れが起きたり、あかぎれが起こることがあります。痛みを伴うため、手を洗うのも辛い状態である人も多いのではないでしょうか。

 こういった症状の場合には、末端神経の血行をよくしてくれるビタミンEが含まれた保湿アイテムがおすすめ。また、油膜を張ってくれるワセリンには、水分が逃げないように防止する効果があります。べたつきはありますが、肌の乾燥予防としてケアに取り入れてみるのもおすすめです。

ごわつきのある肌

 肌のごわつきも、実は肌荒れの症状の一つです。肌に柔らかさがなくなり、角質が固くなっていると思ったら、肌荒れのサイン。

 そんな時には、尿素が含まれたクリームがおすすめです。尿素には保湿とともに、角質を和らげてくれる効果があるため、ごわつきを解消してくれるでしょう。ただし、角質を溶かす働きもあるため、赤みやかゆみがある場所には使用しないようにしましょう。

赤みやかゆみがある肌

 肌荒れと思っている人の中には、実は湿疹になってしまっている人もいます。たとえば、「指紋が薄くなっている」「皮膚が硬くなっている」「指先から赤みが手のひらに広がった」「水ぶくれ」「発疹」などの症状も、手荒れではなく湿疹である可能性があります。

 こういった症状の場合には、どんなにハンドクリームをつけても改善しません。自己判断せず、一度皮膚科で相談することがおすすめです。

意外と知らない!5つのハンドクリーム正しい手荒れ対策方法

 手荒れを予防&改善するためには、ハンドクリームでの対策が有効ですが、意外と正しい使い方ができていない人が多くいます。せっかく対策するのであれば、正しい対策を取り入れましょう!

1. 手を洗った後、しっかりと水分を拭き取る

 ハンドクリームは手を洗ってから使う人が多いですが、手荒れを防ぐためにはぬるま湯で洗うのがベスト! なぜなら、汚れを落としながらも、必要以上に油分を落とさずに済むためです。

 手洗いが終わったら、素早く水分を落としましょう。こうすることで、皮膚に残っている水分の蒸発を防ぎ、乾燥を防ぐことができます。その後、ハンドクリームで肌を保護しましょう。

2. 洗うたびに、ハンドクリームで保湿する

 ハンドクリームのケアは、気が向いた時だけでは足りません。手荒れの予防&改善のためには、手を洗うたびにケアすることが必須です。外出時はハンドクリームを持ち歩き、手を洗うたびにケアする癖をつけましょう。

 また、就寝時にも肌は乾燥しますから、就寝前もしっかりケアしましょう。

3. ハンドクリームは、ケチらず使う

 ハンドクリームの効果をしっかりと得るためには、それぞれの容器に記載されている目安量を使うこともポイントです。

 ケチって少量でケアしてしまうとクリームを伸ばす際に肌摩擦が生じ、刺激を与えることになります。ハンドクリームはケチらず、目安量を用いてケアするように心がけましょう。

4. ハンドクリームは体温で温めてから、肌に伸ばす

 ハンドクリームをつける際、肌にクリームをのせたら、すぐに肌全体に伸ばす人が多いでしょう。確かに、このほうが簡単に肌に馴染ませることができます。

 しかし、より肌に浸透させるためには、クリームを一度手のひらに出して指でこすり合わせ、温めてから伸ばすことがおすすめ。このひと手間を加えるだけで浸透性が高まり、肌なじみをアップさせることができます。

5. ハンドクリームの効果を感じなかったら、手湿疹を疑う

 肌荒れに悩んでいる人の中には、「毎日、ちゃんとハンドクリームでケアをしているのに、状態が良くならない」という人もいるでしょう。

 そんな人は、手湿疹の状態になっているかもしれません。手湿疹は炎症ですから、ハンドクリームでは改善することはできません。なかなか状態が変わらない場合には皮膚科を受診して、治療薬を処方してもらうようにしましょう。

意外と見られる手元…手荒れを改善して美しい手を目指そう

「手」は周りに見られていないようで、実は密かに注目されている場所。どんなに着飾っていても、手が荒れ放題ではがっかりされるでしょう。自分自身も、手を見るたびにテンションが下がってしまいますよね。ぜひ、今回ご紹介した手荒れ対策を取り入れて、美しい手を目指してくださいね。

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


1週間で効果を実感!? 禁酒ダイエットに無理なく取り組むコツ
 ダイエットといえば、食事制限や運動などが一般的ですが、今「禁酒ダイエット」が話題なのをご存知ですか? もし毎晩お酒を飲...
【2022年アツかった記事】アラフォーの性交痛 相性悪いから濡れない?(薬剤師監修)
【えりのボスの「あと半歩で幸せ」】 (2022年7月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※ ...
膣から湯が漏れる!女力を取り戻す膣トレ講座【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
隈取になってない!? “メイク下手”アラフォーあるあるを再現
 年齢を重ねていくにつれてシミやシワ、くすみが気になるのは普通のこと。でも、コンプレックスなどを隠すためにメイクをしたの...
ピルの「オンライン処方」ってどうなのよ? PMSと生理痛に悩むコクハク編集部員が“不安あるある”の疑問をぶつけてみた
 東京・中央区にあるコクハク編集部。「あー寒い、寒い」とひざを突き合わせ、ああだこうだと談議するのは、『ピルのオンライン...
40代のすっぴん外出を考えてみた! 距離、手抜きNGパーツは
 コロナ禍でマスク生活が長引く中、「これを機に美肌を目指そう!」とすっぴん生活を送る人は増えているようです。ただ、世間の...
デリケートゾーン洗うとしみるんですけど!2022.12.26(月)
 私のデリケートゾーン(外陰部)に起きた“異変”は、ある日突然、何の前触れもなくやってきました。  いつものように...
安っぽいクシ&ブラシから卒業! 買って大正解だった3タイプ
 ショートカットにしてから、クシがスタイリングの必須アイテムになりました。アホ毛や髪の絡まりなどを整え、スムーズな手触り...
カシミヤは自宅で洗濯できる? お手入れ方法や洗い方のコツ
 軽くて暖かくて着心地の良いカシミヤは、マフラーやセーターなど冬にとても重宝する素材ですよね!  でも気になるのがお...
3,030円の努力!健康ランドを朝に晩に美容的に活用してみた
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
ついに下の毛にも白髪が! 4つの原因と今すぐやりたい対策法
 年齢を重ねていくと生えてくる白髪。女性は老けて見られないように抜いたり染めたり、さまざまな対策をしているでしょう。でも...
性交痛の原因は膣の乾燥?レスを防ぐ保湿方法【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
痩せる気はある! ダイエット言い訳あるあるを封印する方法
 これまで、あらゆる種類のダイエット方法を試してきたけれど、長続きしなかった人は多いですよね。痩せたいと思っているのにつ...
20代が残念に思う アラフォーの「残念チーク」を画像で解説
 チークは、アラフォーになったら絶対に使ったほうがいいコスメだと、筆者は自信をもって宣言します!  顔の血色を上げ...
「タバコくさっ」飲み会後にも役立つ! 服の臭いを消す方法
 どんなにおしゃれで素敵な女性でも、すれ違った時にいい香りがするのとタバコ臭いがするのとでは印象が大違いですよね! でも...
月経カップはいつ捨てる? 素朴な疑問からお手入れ方法まで
 生理の時期って、ナプキンの交換や経血の漏れが気になってリラックスできませんよね。最近では「月経カップ」というアイテムが...