下着の買い替え時っていつ? 寿命の見極め方&正しい捨て方

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2021-04-10 06:29
投稿日:2021-04-10 06:00
 毎日必ず着用する下着ですが、いつ捨てたら良いのかタイミングが難しいと感じたことはありませんか? 着ようと思えば着られるし、お気に入りだし、高かったし……と、買い替えのタイミングを失って、気づけばヨレヨレのブラジャーを着けている人も多いかもしれませんね。そこで今回は、下着の買い替え時の判断方法や、捨てる時のコツなどをご紹介します。

買い替え時を逃した古い下着を使うことで起こるデメリット

 買い替え時を逃してしまった下着は劣化はするものの、使えないことはないですよね。でも、古い下着を使っていると、思いもよらないデメリットが発生するのです。

古いパンツには洗っても取れない「菌」が発生する

 イギリスのグッドハウスキーピングの研究で、「ほとんどの人の洗い立てのパンツには、多くて1万匹ほどのバクテリアが住みついている」ということがわかったそうです。

「菌」は繊維の中に入り込むため、洗濯しても落ちず、天日干ししても紫外線が届かないので除菌できません。これらの菌はほかのタオルや衣服にも付着しますし、さらに、感染症のリスクがあるため注意が必要です。

古いブラジャーを使っていると体のラインが崩れる!?

 古くなったブラジャーは、ワイヤーの形が崩れたり、肩紐が落ちてきたりと体にフィットしなくなります。そうすると、バストを綺麗に支えることができなくなって、バストのフォルムが変わったり、バストの肉が背中に流れたりするため、体のラインが崩れてしまう可能性があります。

古い肌着の黄ばみが目立つ

 古い肌着の襟元や手首の袖周りの黄ばみは目立つため、誰かに見られてしまうことも考えられます。「古い肌着を着けている」というマイナスイメージを元に戻すのは至難の技。そういったことがないように、定期的に買い替えることが大切です。

パンツやブラジャーの寿命は? 下着の理想の買い替え時

 下着の買い替え時は、半年に1回替える人、2〜3年は替えない人、破れるまで使い続ける人など、さまざま。ブラジャーと比べると傷みやすいパンツの寿命は「3カ月」という説もありますが、実際はどのくらいで買い替えたら良いのでしょうか? 理想の買い替え時を チェックしてみましょう。

パンツの買い替え時は半年

 パンツの生地やゴムのヨレ、シミによる劣化を考えると、パンツの寿命は半年ほどと考えるのが良いでしょう。また、前述した「バクテリアによる感染症のリスク」は1年以上履き続けた時に高まるようなので、最低でも1年に1度は必ず買い替えたいですね。

ブラジャーの買い替え時は1年

 ブラジャーは週に2回着用すると考えた場合、1年ごとに買い換えるのが理想だと言われています。ただ、ネットを使わず洗濯するなど雑なお手入れをしてしまうと、寿命が短くなってしまう場合も……。丁寧にお手入れすることで、ある程度寿命を伸ばすことができますよ。

肌着の買い替え時は1年

 肌着は週に1回着用したら、1年で50回洗濯する計算になります。肌着は繊維の種類に関わらず劣化しやすいため、1年ごとに買い換えるのが理想です。

まだ使えそう…正しく下着の捨て時を判断するチェック項目

 下着の理想の買い替え時がわかっても、「まだ使えそう」と思う時ってありますよね。そんな時には、以下の条件に当てはまるかをチェックして、捨て時を判断してみてくださいね。

パンツの捨て時

・パンツのゴムが緩んで体にフィットしない
・股部分の着色汚れが落ちにくい
・パンツの形が崩れてきた
・パンツが色褪せたり毛玉ができたりしている

ブラジャーの捨て時

・カップが凹んだりくびれている
・アンダーバストのゴムが伸びている
・生地がよれてきている
・ワイヤーが曲がっている
・肩のストラップがずり落ちる

肌着の捨て時

・肩のストラップがずり落ちる
・繊維が伸びてきたり崩れたりしている
・汗を吸わなくなった

買い替え時を迎えた下着の正しい捨て方

 下着の捨て方は、アイテムによって以下のように変わります。

・パンツ、肌着、ワイヤー以外のブラジャーの部分→古紙・古布
・ブラジャーのワイヤー→不燃ゴミ

 ブラジャーはワイヤーを取り外してから、それ以外の部分と分けて捨てましょう。自治体によっても違うため、チェックして指示に従ってくださいね。

ブラジャーを捨てるのがもったいない時

 もし、まだ使えそうなブラジャーを捨てるのがもったいないと感じる時は、下着メーカーなどが行っているブラジャーリサイクルに出すのもありです。また、ブラジャーのパッドは、コンロや靴を磨くのにも重宝するので、とっておいても良いでしょう。

下着を買い替えて新しい気持ちで1日を始めよう!

 日本には古くから、大晦日の夜にお風呂で体を浄め、新しい下着を着けて年を越すという風習があるそうです。現代では、この風習を取り入れている家庭は少ないかもしれませんが、下着を買い替えると、すっきりとした新しい気持ちになれますよね。ぜひ、これを機に下着の買い替え時期を検討してみてくださいね。

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


990円の“プチプラ化粧水”1本だけで10日間過ごしてみた。乳液&クリーム不使用で意外な結果が…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「妊活を始めたものの、なかなか授からない…」《男性不妊》って知ってる? 意外と多い“精索静脈瘤”の話
「妊活を始めたけど、なかなか授からない…」そんなとき、多くの女性が婦人科に行く。でもちょっと待って。実は不妊の約半数は「...
今夜もぐっしょり…寝室温度をめぐって夫と大喧嘩!【医療専門者監修】寝汗は更年期だけじゃない?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代が「垢抜け顔」になれないワケは?【美容家が使って実感】激推し最新コスメ3品
“垢抜け顔”になりたいけど、思いどおりの仕上がりにならない…。そんなお悩みは、選ぶコスメで解決!  40代の時短美容家...
生理前に限らず些細なことでイライラ!【医療従事者監修】アラフォーが注意したいPMSではない意外な理由
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
春先の紫外線も乾燥も怖くない!【美容家厳選】アラフォーに激推ししたい“二刀流”UV対策
 春の陽気を感じる日も増えてきましたね。日差しが強くなってくると気になるのは、UV対策です。春夏は特に紫外線量が増えるた...
加齢で増えがちな「ほくろ」はシミと何が違う?【美容外科医が解説】電気メスで削ると? 保険適用の条件は?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回はお悩みの多い「...
うさぎ舌リップってなんぞ? 40代でも挑戦できる作り方と色選びのコツ
 純欲メイクや白湯メイク、地雷メイクなど、これまでいろいろなメイクがトレンドに上がってきましたが、もっかSNSで話題なの...
寒暖差疲労の原因と対処法【医療従事者監修】季節の変わり目はイベントてんこ盛りで休めない…どうする?
 寒暖差が激しい季節は、いつもと同じように睡眠時間を確保したつもりでも、なんだか疲れてしまいがち。そんな「寒暖差疲労」を...
40代がやりがちなNGメイクとインナーカラー全8選。痛いおばさんは回避したい…
 アラサー・アラフォー女子は、メイクやヘアカラーというパーソナルなことですら、常に厳しい目線を向けられてしまうから大変で...
長財布はダサい&時代遅れとされる3つの理由。令和におすすめの財布は?
 最近、長財布を使っている人をあまり見かけなくなってきましたね。今でも長財布を愛用しているものの、「もしかしてダサい? ...
女性は30代以降、筋肉量が年間1%ずつ減!?【医療従事者監修】今すぐ試せる“ぽっこり下腹”引き締め術3選
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【検証】メイクしたまま寝ると汚肌一直線?20代美容ライターが3日間オフなしで過ごしたら意外な結果に…
「メイクを落とさないと肌が荒れる」とはよくいったもの。メイクをしたまま寝ると毛穴に詰まった汚れや皮脂が酸化して、肌荒れや...
「美容医療」反対派と賛成派の意見。トライする前の参考にしたい
 いつの時代も、女性は美しくなりたいと思うもの。そして、今の時代、美容医療や美容整形がより手軽になり、挑戦する人も増えて...
更年期の“意外と知らない”基礎知識/更年期症状は遺伝する? 出産経験の有無は影響する?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
熱狂する韓国コスメブームに違和感。顔につけるのに、低価格、パケ買い、なんとなく…だけで買って大丈夫?
 つい先日、資生堂の最終赤字が100億円超との報道がありました。主な理由は中国での事業不振にあるそうですが、実際のところ...