実は、そんな話題のメイクの雰囲気はアイメイクだけでも表現できるので、大人女子も抵抗感なく試せます。時短美容協会所属の筆者が、日・中・韓のアイメイクのちょっとしたテクニックをご紹介いたします。
日本=愛らしさを強調するアイメイク
日本のアイメイクのイメージは、若々しさを求めた愛らしい目元であること。一見、ピュアであるけれども、“モテ”を意識して計算されたアイメイクです。
まず、眉毛は平行で、毛束をナチュラルにアーチさせましょう。アイシャドーはピンクを目頭から中央まで重ねて、べージュブラウンを中央から目尻まで重ねていきます。

アイラインは、目尻に下げ気味に描いていきます。

まん丸な「アーモンドアイ」になるように、ビューラーで中央を強く上げていきます。
マスカラをたっぷりと重ねたら、涙袋部分にホワイトラメを重ねましょう。

ピンクとブラウンの組み合わせは、ふわっとした柔らかな印象に。日本女性の雰囲気にぴったりです。
中国=艶とライン重視の涼しげアイメイク

中国のアイメイクのイメージは、男性に媚びない自立した女性のイメージ。キリッと涼しげで、自分がなりたい女性像を大切にしています。
眉毛はシャープで細め、眉山は少し上がり気味に描いていきます。アイシャドーは、はじめにリキッドアイシャドーで艶感を演出。二重幅に指で広げていき、単色をしっかりと色をのせていきます。その上から無色のラメを重ねて、アイライナーは目尻から平行に描いていきます。

アイラインは目頭に切り込みを入れるように、バランスを見て引きましょう。
少しオーバー気味に平行に描いたラインに、つけまつげを付けるとナチュラルです。さらに、下まつげのアイラインも描くことが、中国メイクのポイント。

上下で平行に2本描いたら、下まつげを数本、アイラインでバランスを見ながら描いていきます。
中国女性が好む、キリッと涼しげな、ムーディな目元に。
韓国=アイドルがお手本! 抜け感重視メイク

韓国のアイメイクは多彩なカラーとラメを多用しながらも、どこか抜け感のあるメイク。アイドルメイクのように、型にハマらず自由に楽しんでいる仕上がりです。
オレンジカラーのマットなアイシャドーを、まぶた全体にのせていきます。発色重視なので、オレンジカラーをより際立たせるために、同色系統のイエローを重ねます。
ここから目尻にいくほど長くなるイメージで、マスカラを軽くのせていきます。アイラインはしっかり引いていき、涙袋の大粒ラメを加えます。

間隔をあけてのせると、派手になりすぎませんよ。
涙袋をしっかりと大粒のラメで強調したアイメイクは、トレンドです。ナチュラルさは残しつつ、強調する箇所はしっかり強調するのが、韓国らしいアイメイクの特徴。
◇ ◇ ◇
ちょっとしたアイメイクの技とヘアアレンジで変化をつけることができ、イメチェンにも使えます。みなさんもぜひ、トレンドをうまく取り入れて、日・中・韓の多国籍メイクを楽しんでみてください。
〈文・社〉時短美容協会所属/石田沙耶加〉
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