安い美容室ってダメなの? 安い理由や気になる疑問を解消!

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2021-05-21 06:00
投稿日:2021-05-21 06:00
 定期的に美容室で髪の毛をメンテナンスしているけれど、正直お金がかかって大変……と、思っている人も多いのではないでしょうか? でも、安い美容室だと「材料の質が心配」「美容師が下手なの?」「しっかりカウンセリングしてくれないかも?」と、不安が湧いてしまいますよね。そこで今回は、なぜ美容室によって価格が違うのかや、安い美容室に関する気になる疑問の答えをご紹介します。

価格に関係している美容室の「タイムコスト」とは

 安い美容室の多くは、タイムコストを削減しているところが多いようです。たとえば、同じ1時間の間に、入店から退店まで1人の客にかける時間を見ていくと……
・カット6000円の美容室→1人の客に対して1時間かけて1時間で6000円の売り上げ
・カット1000円の美容室→1人の客に対して10分×6人で1時間で6000円の売り上げ

 つまり、安い美容室の場合は時間をかけたカウンセリングや、細かく丁寧な接客などを省略し、1人の客に対するタイムコストを減らしているのです。

 また、1人の美容師が1人1時間かけてじっくり施術するところを、1人の美容師が1時間かけて3人を待たせながら同時に施術して、タイムコストを削っているところもあります。

安い美容室はダメって本当? 気になる3つの疑問を解消!

 安い美容室の多くは、タイムコストを削減していることがわかりましたね。でも、そうはいっても、「ほかの部分でも、レベルを落としているんじゃ?」という疑問が湧いてしまうのも事実。そこで、安い美容室に関する素朴な疑問にお答えしていきましょう。

Q1. 安い美容室は質の悪い薬剤を使っている?

 この質問に関しては、「そうとは限らない」というのが答えです。というのも、実は意外にも、材料のコストはどの美容室でも大きな差はないからです。

 実際のところ、少し薬剤の質を落としたとしても、数百円程度の差にしかならないため、安い美容室でも効果のある薬を使っていることがほとんどだそうですよ。事実、都内の有名美容室と安い美容室で、同じカラー剤を使っていることもよくあります。

Q2. 下手な美容師が多い?

 続いて気になるのが、美容師の技術の差です。結論から言うと、安くても高くても美容室には経験がある上手な美容師もいますし、経験が浅い下手な美容師もいます。

 ただし、前述した通り、安い美容室の場合には、どんなレベルの美容師でも1人に対してかける時間が短くなってしまいます。つまり、限られた時間の中で施術を終わらせるには、スピーディーに各過程を行うことになるということ。

 上手な美容師であっても、カウンセリング時間が短い分希望が伝わらず、仕上がりに満足できないこともあることは、頭に入れておいたほうが良いですね。

Q3. 安いのに評判のいい美容室があるのはなぜ?

 安くても、上手な美容師がいて、評判の良い美容室はあります。この理由のひとつとして、お給料の形態が考えられます。

 多くの場合、高い美容室では「固定給」、安い美容室では美容室側のコストを削減するためにフリーランスの美容師を「業務委託」として雇っていることが多いです。実は固定給の場合、簡単に給料は上がりませんが、業務委託であれば頑張った分だけ給料をもらえます。

 特に、美容師は仕事の後に後輩の指導があったりと、拘束時間が長い職種。会社に属している以上、腕がいい悪い関係なく「拘束時間が長いのに給料が上がらない」ということが起こります。そのため、上手な美容師は歩合制の安い美容室で働くことを選ぶこともあるそうです。

結局あり?なし? 安い美容室のメリット&デメリット

 最後に、安い美容室のメリットとデメリットをまとめていきましょう。総合的に判断して、後悔しない美容室を選んでくださいね。

ダメじゃない! 安い美容室のメリット

 安い美容室の一番のメリットと言えば、とにかく安くて経済的なこと。月に1〜2回など、いつでも気兼ねなく行けるため、「毎月髪を切りたいけれど、半年に一度くらいしか行けない……」という人にはおすすめですね。

 また、施術にかけてもらえる時間は少ないですが、逆に言えば短時間で終わるということ。忙しい人や、長さを短くするだけ、前髪を切るだけなどが目的の人にはぴったりです。特に細かいこだわりがなければ、安い美容室はメリットが多いと言えるでしょう。

こんな人にはおすすめしない…安い美容室のデメリット

 安い美容室のデメリットは、施術時間が短くなり、美容師の技術力を最大限に発揮できないことかもしれません。望んでいる髪型にこだわりがある人や、髪の癖などの欠点をカバーするカットをしてほしい人には、あまりおすすめできません。カウンセリング時間が短いので、希望通りにならないこともあるからです。

 また、きめ細やかなサービスや接客を求めている人も、物足りないと感じるかもしれませんね。

安い美容室でもダメなわけじゃない! 上手な美容師を見つけたらラッキー♡

 安い美容室と聞くと、なんとなく不安になってしまいますよね。でも、そのカラクリを知っておけば、「一概に安いからダメではない」ということはないとわかります。むしろ、簡単な施術でもOKで時間のない人には、安い美容室はおすすめです。

 また、上手な美容師を見つけることができれば、髪型にこだわりがある人でも安くつくのでラッキーですね。ぜひ、あなたに合った美容室を見つけてくださいね♡

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


ダイエット成功の秘訣は「楽痩せ」【薬剤師監修】過去の失敗は“宝”。本当に好相性な超簡単ダイエットは?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
「なんだかキマらない…」【美容家厳選】“メイク下手”40代こそ使いたい! 優秀プチプラ3選
 40代以上の自称「メイク下手」女性の多くが悩む「昔と同じようにメイクをしても、なんだかキマらない」問題。きちんとメイク...
「膣トレ」きちんと知りたい!インナーボール、膣ハイフ、膣ヒアルロン酸はwinwinな治療法!?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。美容外科医の増田えり...
20代女子が再現する「昭和のリバイバルメイク」の落とし穴。黒のリキッドアイライナーは“鬼門”です
 リバイバルメイクは懐かしさと同時に、どこか新しさを感じさせる魅力がありますよね。しかし40代が昭和メイクをそのまま再現...
ブラの跡が消えないんだけど…! 年齢のせいだと諦める前に知っておきたい原因と対策
 着替えようとした時、背中や肩にブラの跡がしっかりついて消えないことはありませんか? 放っておくとかぶれて赤くなったり、...
40手前で老眼疑惑!?【薬剤師監修】目がかすむ…酷使による「アイフレイル」ってなに?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代の「顔色悪い」問題を救う2アイテム! C塗りとW塗りをお試しあれ♡
 新年は、メイクにも変化を取り入れたくなるもの! 大人世代が簡単に、かつ瞬時に垢抜けを狙うなら、ベースメイクにおけるカラ...
眼瞼下垂を治したい! 美容外科界隈で「世紀の大発明」と呼ばれる手術とは?【目元の美容専門医師が解説】
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回は『眼瞼下垂につ...
白髪以上に40代のパサパサ髪は老けて見える説…【薬剤師監修】更年期の“老け髪”対策
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ウン十年生きてもメイクが苦手! おてもやん、人食いおばば…勇気が出る!? メイク失敗あるある6選
 メイクが上手にできなくて、「自信がない」「もうノーメイクでいいや」と諦めていませんか? でも実は、メイク上手に見える女...
前髪がぁぁぁぁ!伸ばしかけのイライラを軽減、40代に似合うアレンジ術
 前髪を伸ばしたい時、伸ばしかけの期間の煩わしさに耐えられず、結局前髪を切ってしまった経験のある人は多いはず。でも、この...
年間1,000以上の化粧品類を試して実感!忖度ナシで美容家が溺愛する部門別「超厳選4アイテム」
 みなさんは今年、どんな美容アイテムとの出合いがありましたか? 仕事柄月に100以上、年間では軽く1,000を超える国内...
初めてのTバック。冬でも履くのがおすすめな6つの理由、汚れとか気にならない?
 女性がTバックを履く時といえば、下着のラインが透けやすい夏場や、彼氏とのデートの時が多いですよね。冬にまでTバックを履...
なぜ人は酒に酔うのか?【薬剤師監修】さらば泥酔! 酒好きのための「上手な飲み方」完全ガイド
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
国民・玉木代表は好みだった? アラフォー女性「ハデなおばさん化」を回避する方法
 一時期世間を騒がせた、国民民主党の玉木雄一郎代表(来年3月3日まで役職停止)の不倫。特にお相手女性のファッションには、...
20代女子から“ママ活メイク”認定されるのは納得できん! 40代の上品な若作りメイクテクは?
 若作りを意識しすぎるアラフォー女性は気を付けて! もしかしたら年下女性から「あのアラフォー女性、もしかしてママ活中!?...