太る食生活から痩せるヒントを…こんな食事をしていませんか

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2019-08-06 06:00
投稿日:2019-08-06 06:00
 ダイエットの連載をしていると、友人やインストラクターの方から「そもそも、どうしてそんな太ったの?」と聞かれることが多くなりました。痩せるだけでなく、人は太った理由についても関心があることがわかります。
 そこで、今回は“太る食生活”とはどういうものか、を簡単にまとめました。夏の体重の増加は乙女のピンチ! 太る食生活について周知し直しておきましょう。

基本的なカラクリを理解! 太る食生活とは?

 体重にお悩みの方は、太る食生活を知らず知らずに送っているのかも……。太る食生活について、もう一度インプットしておきましょう。

消費カロリーより摂取カロリーが多い

 結論を先に述べれば、摂取カロリーが消費カロリーを下回っていれば太ることはありません。人は何もしなくても、生きているだけで消費できるカロリーがあります。これを「基礎代謝」といいます。

 基礎代謝に仕事や運動で使う消費カロリーを足すことで、一日の消費カロリーのトータルを求められるといいます。「ハリス-ベネディクトの式」を使って計算し、自分の基礎代謝を求めておくことで、自分の摂取していいるカロリーを知ることができます。

脂質や糖質が多いのは太る

 少しの量でも、例えば「赤味肉」と「脂身が多いステーキ」では当然、そのカロリーは変わってきます。おやつが「小さいケーキ」なのか「ところてん等の和菓子」かでも糖質の含み方は変わりますよね。太ってしまう人は、ここの理解をはき違えている人が多くいます。

「お肉は筋肉にアプローチするための大事なタンパク質!」と、脂身の多いステーキばかりを食べていては、結果的にカロリーも多く取ることになり意味がないと言えるでしょう。脂質や糖質について必要以上にカットすることは危険です。しかし、「こんな食材なら太らないから大丈夫」と情報を鵜呑みにし、栄養を度外視した食事は身体への負担となります。

考えて食べない

 いつ食べていても、太らない人がいますよね。こういう人を見ると、羨ましく感じませんか? 確かに、もともとの個人差はあると思います。しかし、太りにくい体質の人でも、普通の人以上に食べ続けていたら太るはず。

 人は無意識に、脳内で様々なことを計算していると思います。例えば「昨日はこんなに脂っぽいものを食べてしまった」と感じたら、多くの人は「今日は野菜中心にしよう」とか「夜ご飯は少なめにしようかな」と考えるはずです。「健康診断で引っかかってしまったから、今日から塩分を控える」などもよく聞く話ですよね。

 それができなくなるのは、ひさびさに会った友達との飲み会やイベントが続いた時。継続したストレスも「こんなに頑張っているのだから」と、暴飲暴食に走ってしまいます。このことから、考えて食べることをやめた時に、人の食生活は乱れたものになることが理解できます。

それでも食べたい! 太る食生活をしたい時は

 ホームパーティーで定番のピザ。みんなでワイワイ集まる夏の海辺のバーベキュー。暑い夜はキンキンに冷えたビールと塩味が効いた焼き鳥。楽しいイベントが多いぶん、「ちょっと食べ過ぎたかも」というのが多い季節でもあります。

 全部を我慢するのは、ストレスになってしまいます。そこで太る食生活をしたい時に、どう対処するべきか教えましょう。

食べたら調整を行うこと

 イベントのたびに「食べたいけど、太る……」という強迫観念は健康的とは言えません。食べることがあってもいいのです。しかし、食べ続けていては太ってしまいます。ですから、必ず食事の中で調整をしなくてはいけません。

 カロリーを調整をするためには、その食材やメニューの栄養素について詳しく分かるようになるといいでしょう。「これは食物繊維だから食べても安心」とか「昨日食べ過ぎたぶん、今日は脂質が多いこのお肉を避けたい」などの選択ができるようになると、食べても安心できるようになれるはずです。

筋肉量も増やしてみては

 先日、筆者の友人男性や知り合ったインストラクターの方に、筋肉について聞く機会がありました。筋肉を増やせば、基礎代謝が上がるというのは正しい情報だそうです。

 イベントが多かったり、仕事が忙しい人は「ジムや運動に時間を作れない」と思ってる人も多いのでは? そんな時は、食べるぶんだけ自宅で筋トレを行ってみましょう。動画サイトやInstagramでも、プロが筋トレについて詳しく説明しています。話を聞いたインストラクターによれば、「このような筋トレを自宅で真似するだけで女性はダイエットになる」と話してくれました。

 筋肉について、少しでも知識があると食べ過ぎても気にしなくていい体になるようです。

太る食生活から正しい食生活のヒントを得る

 太る食生活から、痩せるための食生活のヒントを見つけましょう。「痩せたい」という気持ちを大切にしすぎた結果、過剰なダイエットをしてしまい、拒食になる女性も多くいます。不健康になってしまっては意味がありません。

 せめて、太る食生活を避ければ、自然に痩せたり体重をキープすることが可能です。痩せることに熱心な人ほど“太るポイント”も押さえることで、健康な体を維持することが可能になると筆者は思います。

東城ゆず
記事一覧
ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


30代でもう更年期?【薬剤師監修】原因不明のイライラモヤモヤ…「プレ更年期」の症状と軽減方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
聞こえづらさの“元凶”はあのイヤホン!? 【薬剤師監修】老化以外に考えられる意外な原因の正体
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代の“愛されボディ”ってなに? 自分をもっと好きになるための美習慣&エクササイズ
 40代になると、どうしても筋肉量が落ちてきたり、たるみが気になったりと20代と同じにはいきません。  でも、40代な...
40代の“好印象デート”はスニーカーorヒール、どっちが正解? 賢い選び方と注意点
 40代女性がデートをする時、スニーカーとヒール、どちらが男性から好印象を抱いてもらえるのでしょうか?「デートといえばヒ...
あー、「髪のうねり」で見た目も不満も爆発寸前! 薬剤師が紹介する毎日の簡単ヘアケア&セットテク
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
毛剃りといえば貝印!VIO専用電動シェーバー2種を徹底比較。本田真凜のように肌の上を美しく滑るのか?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
JK界隈で流行りの「seju顔」とは何ぞ? アラフォーでも“違和感ゼロ”なメイクのコツ
 seju顔とは、インフルエンサーやタレント、モデルなどが所属する芸能事務所「Seju」が由来になっている言葉。元テレビ...
キスに集中できん!彼氏の塩対応はいやーな口臭のせい?【薬剤師監修】口の臭いの原因・セルフチェック・対策
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
老け疲れ顔の原因No.1目の下のクマ! 種類別、ヒアル顔回避の治療法は?【目元の美容専門医師が解説】
 東京・赤坂にある「イートップクリニック」院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、...
【美容のウソ・ホント】ほうれい線がマッサージで消えるって本当? 医師3人の答えは/専門家監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
更年期のセックス「痛いから演技しちゃう…」【薬剤師監修】性交痛対処のイロハ&おすすめの漢方薬
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
運動不足を5つの工夫で解消! 忙しいワーママの美BODYゲット大作戦
 体を動かすのが好きな人やダイエットをしたい人、健康になりたい人にとって、運動はとても大切ですよね。でも「忙しいワーママ...
「目が死んでる」アラフォー女性の“大損”アイメイク。20代女性が僭越ながら再現してみました
「目は口ほどに物を言う」ということわざの通り、目元が周りに与える印象は大きいですよね。  ですが、アイメイクのせい...
食欲の秋ですが! ダイエット失敗談“あるある”6連発、そりゃ痩せないよね…
「ダイエットをしても、いつも必ず失敗してしまう」と、痩せられないことに悩む人は多いようです。なぜ、みんななかなか痩せられ...
歳は取るもの、尿はちょい漏れるもの!? 40代向け尿漏れ対策に取り入れたいセルフケア【薬剤師解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...