「アンチョビークリームポテト」塩味と甘さの絶妙なコラボ

コクハク編集部
更新日:2021-03-23 06:00
投稿日:2021-03-23 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k」の磯野伶さんに、塩気と甘さが絶妙にマッチした「アンチョビークリームポテト」のレシピを教えていただきました。

加熱しすぎないように注意

 コロナ禍で時短営業要請が度重なり、テークアウトやデリバリー注文が増えました。マストは、生地から仕込んだ香ばしい窯焼きピザ。看板メニューです。お供に人気のポテト料理をアレンジしたのがこの一品。

 カラッと揚がったジャガイモに、甘じょっぱいクリームがよくからみます。アンチョビーの塩気と生クリームの甘さが絶妙に混じり合い、パンが欲しくなってきました。

「お好みでソースを煮詰めれば、野菜のディップにもなります」

 ジャガイモは皮付きの冷凍ポテトで代用してもOK。フライパンに具材が半分漬かる程度の油を入れ、揚げ焼きのイメージで火を通せばカラッと仕上がります。ただ、油が少量だと温度が上がりやすいため、加熱し過ぎないよう気をつけましょう。

 ビールとの相性は抜群ですが、ハイボールにもよく合います。

材料

・ジャガイモ 大1個
・アンチョビー 4匹
・ニンニク 1かけ
・生クリーム 100㏄
・粉チーズ 少々
・パセリ 少々

レシピ

(1)茹でたジャガイモを皮付きのまま一口大に切り、アンチョビーを細かく刻む
(2)油を引いたフライパンでアンチョビーとニンニクを香りが立つまで火を通す
(3)生クリームを加え、とろみが出るまで煮詰める
(4)塩(分量外)を少々振り、素揚げしたジャガイモを加える
(5)ほどよくからんだタイミングで粉チーズをかけて和え、パセリをちらす

本日のダンツマ達人…磯野伶さん

▽磯野伶(いその・れい)
 1996年、茨城県生まれ。調理師専門学校を卒業後、上京。イタリアンのシェフを目指し、都内のイタリア料理店で3年ほど修業。若さと腕を見込まれ、Lamp+kのキッチンを任されている。

▽窯焼きバルLamp+k(ランププラスケー)
 天然酵母とイタリア産小麦を使用した生地を500度超に達する高温窯で焼き上げたピザがメイン、サイドディッシュも充実。窯焼きしたパスタや牛すじチーズカレーも人気。ペット同伴OKで、コロナ禍に優しいテラス席あり。徒歩1分のダイニングキッチン「Piccole Lampare&rooftop Sky Bar」(ピッコレランパーレ&ルーフトップスカイバー)の姉妹店。東京都墨田区業平1―22―5 1F。

(日刊ゲンダイ2021年3月17日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


1人用小鍋で作る「チゲ鍋」 ピリ辛の魚介と豆腐をつまむ至福
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、1...
簡単で失敗なし!おうちで作るデリ風ごぼうサラダ☆副菜にも
 なかなか落ち着く様子の見られない新型コロナ。まだまだ在宅勤務の日が多いのではないでしょうか? マンネリ化してきたごはん...
ぐっち夫婦 2020-09-27 11:53 フード
ざくっと盛る「アボカドとアーモンドのピリ辛ポテトサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のドイツ料理が楽しめるワインバー「ワイ...
定番「ポテトサラダ」でも一味違う…ゴロゴロお肉のお得感
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「純米酒 三品」の稲原春香さんに...
インド気分で「ショウガパクラ」冷えたビールとの相性は完璧
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・経堂のインド料理店「ガラムマサラ」のハサン...
懐かしい風味…シーフードミックスで作る「フィッシュカツ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、冷凍...
フライパン1個で作れる定番「メークインのフライドポテト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「ルヴァン・エ・ラ・ヴィアン...
「シシトウの肉巻き」大人も子供も間違いなく好きな味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は青森県・青森市のイタリアン「リンチェ」の滝沢英哲...
「タルトフランベ」王道トッピングで味わうアルザス風ピザ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草橋のビストロ「ジョンティ」の斎藤光さん...
「イカとオクラの生姜醤油和え」お酒とご飯とおそばにも合う
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の寿司の名店「銀座 すし延」の伊東純司...
「真鯛のかしら酒蒸しポン酢」フライパンで5分の料亭の味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・人形町の和食料理店「いわ瀬」の望月洋介さん...
「豆のサラダ」イタリアンの前菜に…時間を置くほど風味がUP
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は青森県・青森市のイタリアン「リンチェ」の滝沢英哲...
「鳥モモ肉塩麹バター焼き」健康志向のお手軽フレンチつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「ルヴァン・エ・ラ・ヴィアン...
栄養士が伝授! きつ~い「残暑バテ」を予防する時短レシピ
「残暑バテが続いて食欲がない」「体がダルくて重い」――。そんな悩みを抱える方が増えがちなこの時期。体のメカニズムを知り、...
梅干しと和えた「豚しゃぶ」 ハチミツ漬けで夏の疲れ解消!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
うちで作る「チーズタッカルビ」濃いめのタレがたまらない!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、意...