買い替え時を逃した古い下着を使うことで起こるデメリット
買い替え時を逃してしまった下着は劣化はするものの、使えないことはないですよね。でも、古い下着を使っていると、思いもよらないデメリットが発生するのです。
古いパンツには洗っても取れない「菌」が発生する
イギリスのグッドハウスキーピングの研究で、「ほとんどの人の洗い立てのパンツには、多くて1万匹ほどのバクテリアが住みついている」ということがわかったそうです。
「菌」は繊維の中に入り込むため、洗濯しても落ちず、天日干ししても紫外線が届かないので除菌できません。これらの菌はほかのタオルや衣服にも付着しますし、さらに、感染症のリスクがあるため注意が必要です。
古いブラジャーを使っていると体のラインが崩れる!?
古くなったブラジャーは、ワイヤーの形が崩れたり、肩紐が落ちてきたりと体にフィットしなくなります。そうすると、バストを綺麗に支えることができなくなって、バストのフォルムが変わったり、バストの肉が背中に流れたりするため、体のラインが崩れてしまう可能性があります。
古い肌着の黄ばみが目立つ
古い肌着の襟元や手首の袖周りの黄ばみは目立つため、誰かに見られてしまうことも考えられます。「古い肌着を着けている」というマイナスイメージを元に戻すのは至難の技。そういったことがないように、定期的に買い替えることが大切です。
パンツやブラジャーの寿命は? 下着の理想の買い替え時
下着の買い替え時は、半年に1回替える人、2〜3年は替えない人、破れるまで使い続ける人など、さまざま。ブラジャーと比べると傷みやすいパンツの寿命は「3カ月」という説もありますが、実際はどのくらいで買い替えたら良いのでしょうか? 理想の買い替え時を チェックしてみましょう。
パンツの買い替え時は半年
パンツの生地やゴムのヨレ、シミによる劣化を考えると、パンツの寿命は半年ほどと考えるのが良いでしょう。また、前述した「バクテリアによる感染症のリスク」は1年以上履き続けた時に高まるようなので、最低でも1年に1度は必ず買い替えたいですね。
ブラジャーの買い替え時は1年
ブラジャーは週に2回着用すると考えた場合、1年ごとに買い換えるのが理想だと言われています。ただ、ネットを使わず洗濯するなど雑なお手入れをしてしまうと、寿命が短くなってしまう場合も……。丁寧にお手入れすることで、ある程度寿命を伸ばすことができますよ。
肌着の買い替え時は1年
肌着は週に1回着用したら、1年で50回洗濯する計算になります。肌着は繊維の種類に関わらず劣化しやすいため、1年ごとに買い換えるのが理想です。
まだ使えそう…正しく下着の捨て時を判断するチェック項目
下着の理想の買い替え時がわかっても、「まだ使えそう」と思う時ってありますよね。そんな時には、以下の条件に当てはまるかをチェックして、捨て時を判断してみてくださいね。
パンツの捨て時
・パンツのゴムが緩んで体にフィットしない
・股部分の着色汚れが落ちにくい
・パンツの形が崩れてきた
・パンツが色褪せたり毛玉ができたりしている
ブラジャーの捨て時
・カップが凹んだりくびれている
・アンダーバストのゴムが伸びている
・生地がよれてきている
・ワイヤーが曲がっている
・肩のストラップがずり落ちる
肌着の捨て時
・肩のストラップがずり落ちる
・繊維が伸びてきたり崩れたりしている
・汗を吸わなくなった
買い替え時を迎えた下着の正しい捨て方
下着の捨て方は、アイテムによって以下のように変わります。
・パンツ、肌着、ワイヤー以外のブラジャーの部分→古紙・古布
・ブラジャーのワイヤー→不燃ゴミ
ブラジャーはワイヤーを取り外してから、それ以外の部分と分けて捨てましょう。自治体によっても違うため、チェックして指示に従ってくださいね。
ブラジャーを捨てるのがもったいない時
もし、まだ使えそうなブラジャーを捨てるのがもったいないと感じる時は、下着メーカーなどが行っているブラジャーリサイクルに出すのもありです。また、ブラジャーのパッドは、コンロや靴を磨くのにも重宝するので、とっておいても良いでしょう。
下着を買い替えて新しい気持ちで1日を始めよう!
日本には古くから、大晦日の夜にお風呂で体を浄め、新しい下着を着けて年を越すという風習があるそうです。現代では、この風習を取り入れている家庭は少ないかもしれませんが、下着を買い替えると、すっきりとした新しい気持ちになれますよね。ぜひ、これを機に下着の買い替え時期を検討してみてくださいね。
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