豚肉がおいしい「新ジャガの肉ジャガ」思わず顔がほころんだ

コクハク編集部
更新日:2021-03-30 06:00
投稿日:2021-03-30 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平さんに、牛肉ではなく豚肉を使った「新ジャガの肉ジャガ」のレシピを教えていただきました。

新ジャガは素揚げして煮崩れを防止

合う酒=ビール、ハイボール(C)コクハク
合う酒=ビール、ハイボール (C)コクハク

 関西出身の記者にとって、肉ジャガの肉といえば牛肉。そんな思い込みを見事に覆す一品です。

「ウチは豚肉だよ。おいしいでしょ」と笑顔の岡田さん。ハイ、めっちゃおいしいです。

 食材は、新ジャガと豚肉とシラタキの3つのみ。いただく前に感じた「豚肉では淡泊過ぎるのでは?」との心配は見事に外れました。

 新ジャガの甘さと風味が豚肉のウマ味を引き立て、噛むほどにねっとりしてくるジャガイモが豚肉と一体となって見事に調和! シラタキの食感が小気味よく、思わず顔がほころびます。

「新ジャガを素揚げしてから煮込むのがポイント。煮崩れしにくくなるし、味がよく染み込むんですよ」(岡田さん)

 豚肉は煮る前にゴマ油で炒めて。そのときに肉から染み出た油は捨てるのだとか。あっさりとしたウマ味の正体は、丁寧な下ごしらえにあったのですね。

材料

・新ジャガ 300グラム
・シラタキ 1袋
・豚肉 300グラム
・ダシ 400㏄
・砂糖 大さじ2杯
・醤油 大さじ2杯
・酒 大さじ2杯

レシピ

(1)新ジャガを一口大に切って皮をむき、素揚げする
(2)シラタキを湯通ししたら、食べやすい長さに切る
(3)豚肉をゴマ油で炒める。出た油はすべて捨てる
(4)豚肉に火が通ったら、シラタキを入れ、調味料を加えたダシで20分ほど強火で煮る
(5)素揚げした新ジャガを入れ、中火で25分煮たら出来上がり

本日のダンツマ達人…岡田晋平さん

▽岡田晋平(おかだ・しんぺい)
東京の築地生まれ、築地育ち。学生時代はラグビーで鍛えた体育会系。実家は京橋の老舗寿司屋だったこともあり、料理の道へ。

▽すぽーつ居酒屋おかだ
2008年の開店以来、在京阪神ファンのオアシスとして愛され続ける和食居酒屋。大型壁掛けテレビ2台が常設されスポーツ観戦とお酒が楽しめる。元スポーツ選手を招いたトークショーも随時行っている。東京都中央区築地2―7―2。

(日刊ゲンダイ2021年3月24日付記事を再編集)

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