「スナップえんどうの梅干しトマト和え」三位一体の美味しさ

コクハク編集部
更新日:2021-06-14 06:00
投稿日:2021-06-14 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の居酒屋「炭火屋るぷりん」の海老沢淳一さんに、塩・酸・うま味が際立つ「スナップえんどうの梅干しトマト和え」のレシピを教えていただきました。

熱々のスナップえんどうに冷たいソースを

 オープンは1度目の緊急事態宣言真っただ中、昨年4月21日。現在は12時から20時までの通し営業でメニューは8種類の定食のみ。生姜焼きに唐揚げ、アジフライや麻婆豆腐といった“茶色メシ”はご飯がススムくんです。

「今は完全に定食屋のおやじです」と笑う海老沢淳一さんが今回教えてくれたのは、じめっとした今の時季にぴったりのさっぱりとした一品。

「梅干しとトマトって、妙に相性がいいんです。『麦酒屋るぷりん』のお通しでも、水なすと和えて好評だった梅干しトマトソースをスナップえんどうにかけてみました」

 ポイントは茹でたて熱々のスナップえんどうと冷たいソースを合わせること。スナップえんどうの温度で梅干しの塩味と酸味、トマトのうま味がよりいっそう際立ち、思わず「酒プリーズ!」。

「ロゼの甘味や酸味がトマトや梅干しとすごくシンクロします。スーパーやコンビニでカジュアルに買えるロゼワインに氷を入れてゴクゴク飲んでください」(店主の西塚晃久さん)

 梅雨の蒸し暑さも、これで一気に吹き飛びます。

材料

・スナップえんどう 12本
・梅干し 1個
・プチトマト 5個
・大葉 1枚
・オリーブオイル 大さじ1

レシピ

(1)梅干しは種を取り、プチトマトはヘタを取り、大葉とともに包丁で叩くようにして刻む
(2)ボウルに1を入れてオリーブオイルを加えて混ぜ合わせ、ソースを作る
(3)スナップえんどうは筋を取り、1分半~2分くらい茹でてザルに上げ、水気を切る
(4)器に3を盛り、2のソースをかける

本日のダンツマ達人…海老沢淳一さん

海老沢淳一(えびさわ・じゅんいち)
 1977年、東京都生まれ。19歳で専門学校を卒業後、料理の世界へ。23歳でカフェバーのシェフとなり、以降、さまざまな店で腕を振るう。中目黒「Bar Sputnik」のシェフを7年務め、2013年から「麦酒屋るぷりん」のシェフとなり、現在は「炭火屋るぷりん」の料理人に。

▽炭火屋るぷりん
 食材からビール、ワインまで「国産」にこだわる「麦酒屋るぷりん」の姉妹店として、同じビルのワンフロア下に2020年4月21日にオープン。食事のメインは炭火焼きで、千葉県「サンバファーム」の野菜や、北海道の猟師から届くジビエなどが味わえる。日光の天然氷を使ったかき氷も人気。東京都中央区銀座6―7―7 浦野ビル2階。

(日刊ゲンダイ2021年6月8日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


高校生発案! ペヤング たこめし風やきそば 2022.2.24(木)
 先日コンビニで、不思議な商品を見つけました。その名も「ペヤング たこめし風やきそば」。おいおい、まるか食品さんよ。たこ...
「カイチャオムーサップ」THEおふくろの味♡タイ風オムレツ
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・恵比寿の「ガパオ食堂」のピーボーさんに、タイ...
「秘伝の万能ドレッシング」最強!お酒を呼ぶサラダが完成♡
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・恵比寿の「ガパオ食堂」のピーボーさんに、サ...
浅草の老舗天ぷら「三定」実食レポ 2022.2.19(土)
 東京・浅草グルメといえば天ぷらですよね。浅草には、天ぷら屋がたくさんあるので、いつも迷ってしまいます。どのお店も大盛況...
「キュウリのソムタム」甘辛酸っぱいドレッシングが後を引く
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・恵比寿の「ガパオ食堂」のピーボーさんに、甘...
「カレーの聖地」神保町で極上カレーランチ 2022.2.17(木)
 近年じわじわと人気を集めている「南インド料理」。筆者も大好きです。  こっくりとしたカレーをナンで食べるおなじみの北...
「イカの醤油バターソテー」焦がしバターと醤油の香ばしさ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の「Bistro Q」の山下九さんに、...
「ジャガイモグラタン」食材の特性を生かした家庭料理
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の「Bistro Q」の山下九さんに、...
「ムール貝の白ワイン蒸し」酒蒸しは飲むお酒に合わせて選ぶ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の「Bistro Q」の山下九さんに、...
脱マンネリ! 丸ごとレモンで“レモン湯豆腐”2022.2.10(木)
 住宅街に突如現れるこちらのなにやらおしゃれなオレンジ色の建物。なんと「青果ミコト屋」という八百屋さんなんです。 ...
甘いものが苦手な彼に♡ラムトリュフとトリュフ餅はいかが?
 恋人の祭典となっている「バレンタインデー」は、日本では女性から男性にチョコレートを贈る文化が根づいていますよね。けれど...
並木まき 2022-02-08 06:00 フード
ご当地スイーツ青森編♡ お手頃価格でネットでも買える3品!
 青森を代表するご当地スイーツといえば、ラグノオの「パティシエのりんごスティック」や「気になるりんご」がチョー有名ですが...
「ニンジンのパスタ仕立て カニを添えて」生ニンニクが◎
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の「Bistro Q」の山下九さんに、...
韓国おやつ「ホットク」作ってみた! 2022.2.5(土)
 最近の韓国グルメといえば、チーズハットクやトゥンカロンが話題ですが、「ホットク」も根強い人気があるのを知っていますか?...
「皮のぬた」魚の皮のイメージが変わった、ゼラチン最高!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・品川の「あじろ定置網」の西潟正人さんに、ゼ...
疲れた胃腸の救世主!「おかゆ」のススメ 2022.2.3(木)
 昨年末に盛大な食あたりをしてから、どうにも胃腸の調子が芳しくありません。先日も胃痛&下痢に悶絶しておりました。  し...