粋なおつまみ「アメリカンチェリーとブルーチーズのマリネ」

コクハク編集部
更新日:2021-06-17 06:00
投稿日:2021-06-17 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の居酒屋「炭火屋るぷりん」の海老沢淳一さんに、冷凍庫に眠る“バゲット救済”おつまみ「アメリカンチェリーとブルーチーズのマリネ」のレシピを教えていただきました。

トーストしたバゲットはクルトン代わり

 冷凍庫に眠るバゲット救済ツマミです。1センチの厚さに切ったバゲットを焼いて小さくちぎり、アメリカンチェリーとブルーチーズ、オリーブオイル、黒こしょうで和えるだけ。トーストしたバゲットは、いわばサラダに入るクルトン代わり。シャレているのは紛れもなくアメリカンチェリーの仕業でしょう。

「アメリカンチェリーって実はすごく便利な食材で、もっといろいろな使われ方をしてもいいと思います。サクランボより手頃な価格で、酸味もありつつ甘味もあり、食感もユニーク。種を取れば、皮もむかずにそのまま使えて、ワインやチーズとの相性もいい。トマト感覚で使うと、粋なおつまみになりますよ」

 サクランボやラズベリーを使ったフルーツビールや、「ヒューガルデンホワイト」などのウィートビールにレモンの果汁を搾ったカクテル「パナシェ」、またはブルーチーズやバゲットの香ばしさに合わせて蜂蜜酒「ミード」がオススメです。

材料

・アメリカンチェリー 10粒
・ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ) 20グラム
・バゲット 4センチ
・オリーブオイル 大さじ2
・黒こしょう 少々

レシピ

(1)アメリカンチェリーは種を取り、ブルーチーズは手でほぐす
(2)バゲットを1センチの厚さにスライスしてオーブントースターで焼き、小さくちぎる
(3)ボウルに1と2を入れ、オリーブオイル、黒こしょうを加えて和える

本日のダンツマ達人…海老沢淳一さん

海老沢淳一(えびさわ・じゅんいち)
 1977年、東京都生まれ。19歳で専門学校を卒業後、料理の世界へ。23歳でカフェバーのシェフとなり、以降、さまざまな店で腕を振るう。中目黒「Bar Sputnik」のシェフを7年務め、2013年から「麦酒屋るぷりん」のシェフとなり、現在は「炭火屋るぷりん」の料理人に。

▽炭火屋るぷりん
 食材からビール、ワインまで「国産」にこだわる「麦酒屋るぷりん」の姉妹店として、同じビルのワンフロア下に2020年4月21日にオープン。食事のメインは炭火焼きで、千葉県「サンバファーム」の野菜や、北海道の猟師から届くジビエなどが味わえる。日光の天然氷を使ったかき氷も人気。東京都中央区銀座6―7―7 浦野ビル2階。

(日刊ゲンダイ2021年6月10日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


ヨーグルトと酒粕で優しい味に「イワシの味噌粕漬け焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、味...
塩気とコクで日本酒が止まらない「空豆のアンチョビー和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の老舗和食店「はち巻岡田」の岡田幸造さ...
酸味と香りを楽しむ「ナスと豚しゃぶの梅干しカレー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷のカレーバー「ヘンドリクス 」の...
揚げ焼きで野菜の食感を残す「シュリンプ・ラタトゥイユ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ 」の市川路朗さん...
白子の美味しさを最大限に味わえる「タチ入りキンチャク」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・旭川の老舗居酒屋「独酌・三四郎 」の西岡...
インスタ映え「油揚げサンド」 少しずつ温めパリパリ食感に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
「シチリア風肉団子」刻んだアーモンドが程よいアクセントに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の隠れ家イタリアン「ピノサリーチェ」の...
味付けはあなた次第!どのお酒とも相性抜群 「挽き肉豆腐」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・阪東橋の広東料理店「壱龍釜」の唐子庭さんに...
「サバ味噌缶のチーズ焼き」フライパンいらずの簡単おつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・歌舞伎町で25年営業の老舗「ぱいんつりー」...
「とうもろこしとクリームチーズのかき揚げ」アツアツが美味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は熊本市の創作居酒屋「旬家はちどり」の喰田信治さん...
種だと思ったら…「驚きのアボカド」は健康・美容にも効果的
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島のそばの名店「のぶ庵」の三宅泰子さんに...
美味しい糖質オフ「厚揚げのカリカリ焼きネギじゃこソース」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のドイツ料理が楽しめるワインバー「ワイ...
ピリッと「シイタケのオーブン焼きブラックペッパー風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...
「saba-can」定番のサバ缶を野菜とスパイスでインド風に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・経堂のインド料理店「ガラムマサラ」のハサン...
中目黒で大人デート 「グルドボワ」最先端フレンチの魅惑
 世界で最も多くの星を持つ魅惑の美食都市「東京」。飲食トレンドリサーチャーの山口えりこが、10,000円以下で最高の料理...
山口えりこ 2019-05-22 06:01 フード
「のどぐろ煮付け」たった10分でおつまみにもおかずにもなる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒で新鮮な牡蠣とのどぐろを楽しめる専門...