占いとの上手な付き合い方は…ハマるカラクリを知ると安心

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2019-03-25 07:43
投稿日:2019-02-25 06:00
 朝のニュース番組の占いコーナーで目にする、その日の星座占い。どうでも良いと思いながらも、なんとなく意識しちゃったりして。ほんと「占い」って、不思議なものです。でも、ハマりすぎてしまうのは危険。そう分かっていても、占いを頼みの綱にしてしまう女性はたくさんいますよね。そこで今回は、どんな風に占いと付き合えば良いのか、考えてみましょう。

物事がうまくいかない時、占いに頼りたくなってしまう

 占いをしたいと思う時って、物事がうまくいかない時ではないですか?仕事に悩んだ時、失恋した時、出会いがない時、離婚しようか迷っている時など、心がネガティブに傾いていると、なぜか占いの力を借りたくなってしまうものです。

 そして、ちょっとでも自分に当てはまってる! そう感じたら、不思議と「信じた方がいいかも……」と思えてしまうんですよね。

本当は結論が出ている?大きな分かれ道

 ここで、考えてみましょう。占い師に、「この男性はあなたに合わないから、別れた方が良いですよ」と言われたとします。きっとこの時、「それでも別れたくない!」と思う人と、「やっぱり、別れよう!」と思う人に分かれるでしょう。

 そう、前者の場合は「この人とはきっとうまくいく」という希望や直感があり、後者の場合、心のどこかで「この人とはもうダメかも」と考えていた可能性が高いのです。

 つまり、本当は自分の中で結論が出ているケースが多いということ!

占いにハマる人のカラクリ

「それでも別れたくない!」と思った女性が、その男性と無事にゴールインしたとします。幸せな毎日を送れていたら、「ほら、占いなんて当たらない」と思うでしょう。でもその後、別れたら、「やっぱり占いは当たってたんだ」と感じるでしょう。

 そうして、うまくいかない時に「また行ってみようかな」と“リピーター”になるのです。これが、占いを繰り返したり、頼ってしまうカラクリではないでしょうか。

 最初は正しい判断ができていても、一度でも占い師の言葉通りにコトが進んだら、「この占い師は当たるから、言うことを聞いた方が良い」と、だんだん自分の意思から離れた行動に出てしまうこともあるのです。ひどい場合、マインドコントロールされたような状態になってしまう人もいますよね。

占いは「背中を押してもらうツール」にすれば良い

 私は占いを否定しているわけではありません。むしろ、好きです。でも、私の中で決めていることがあります。それは、「うまくいかない時には占いを覗かない」ということ。

 むしろ、うまくいっている時に、「当たってる。今は良い時期だからもっと頑張ろう!」なんて、モチベーションを高く保ったり、ポジティブでいたい時に占いを見ることにしています。要は、良いことだけ信じています。

 そうなんです。私がおすすめしたい占いの利用方法は、「背中を押してもらうツール」として使うこと!

占いでは得られないものがある

 人生において大切な決断は、悩み抜いた結果、自分で出すことに意義があります。

 うまくいってもいかなくても、「何かのせいにしない強い心」、これが、占いでは得ることができない一番の成果ではないでしょうか?

 

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

ライフスタイル 新着一覧


やっと会えたね♪ 水辺でデートを楽しむ幸せ“にゃんたま”
 望遠レンズを覗いていると……きょうのにゃんたまωは、水辺で決闘!?  いいえ、水辺で逢い引きです。  雨が...
オンナが恋愛ネガティブになる“不幸のスパイラル”脱出法とは
 いつからだろうか? 仕事は楽しくできるのに、プライベートではなぜかネガティブ。特に恋愛に関しては腰が重い。 「この人...
犬を飼いたいと思ったら…救える命があることも知ってほしい
 近ごろは空前のペットブームですね。「犬って可愛いなぁ」と思う人も多いのではないでしょうか。散歩をさせている犬をみれば「...
小さな優しさが呼んだ奇跡…ワタクシは花のチカラを信じます
 死ぬまでにしたいことはなんですか――? そんなことを突然聞かれても、どれだけの方が答えられるのでしょうか。  あ...
大人のストレス発散方法5つ! イライラ社会をどう生き抜く?
 日々、ストレスを感じることは多くあります。仕事や人間関係でどうにもならないことに遭遇すると、やきもきしてしまいますよね...
愛しいあの子を待ち伏せ…気品あふれる白い“にゃんたま”王子
 きょうは、幸せの白いにゃんたまω。  綿アメみたいにふわっと品性あるにゃんたまなので、「白にゃんたま王子」と名付...
身近な人の変化に気づいて 認知症の兆候が疑われる3つのこと
 身近な人の変化に「認知症かも……」と疑いたくなることはありませんか? 認知症が社会的な話題となり、「もしかして」と思う...
ストレス発散や美肌にも…キックボクシングで女性の悩み解決
 働き方改革で残業が少なくなりアフター5(ファイブ)を楽しむ時間の余裕ができた今日この頃。早く帰っても何をしたらいいのか...
いよいよ子宮全摘へ 入院女子が涙した必須&便利グッズ17選
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
暑い日はずっとシエスタ…大事な“にゃんたま”を冷やす後ろ姿
 暑い日をどう過ごすか。  きょうは「夏だって毛皮を纏ってるぜ!」のにゃんたま君の知恵を拝見しましょう。  ...
ピルでツルツル肌に? 知っておきたい8つのメリットと危険性
 ピル連載も4回目。第1回目の「日本はピル後進国!『ピル=避妊』の考え方は遅れています」でも少し触れましたが、今回は、ピ...
勤務時間が長い! “自分しかできない仕事”をゼロにする方法
 定時上がりは憧れるけど、いつも勤務時間内に処理しきれず残業――。当然、プライベートの時間はカット。1日1時間の残業で、...
不妊症大国ニッポン…卵子凍結で産みたい人が産める社会へ
 子供を産みたい人がちゃんと産めるような社会にしたい。不妊治療で悲しむ人をゼロにしたい。これが私の願いであり、目標です。...
ワンオペ育児の日本と違う…台湾の妻が悩む“親戚の過干渉”
 国や地域によって、育児にまつわる文化の違いは様々ですよね。日本では日々忙しく過ごしているワンオペ育児ママが沢山いらっし...
「サボテン」には感情が? あなたの優しい言葉がトゲを抜く
「スマホをやりながら寝るのって絶対に睡眠妨害されてますよ。」  最近ワタクシの体メンテナンスをしてくださる方から言...
高級タワーマンションのラウンジで自撮りをする女の一生
 最近、たまたま都内の最高ランクのタワーマンションに行く機会が数回あったのですが、そこで2人組の美しい女性がラウンジのソ...