「スパイシーチキンカリー」市販のサラダチキンで和の風味に

コクハク編集部
更新日:2021-08-26 06:00
投稿日:2021-08-26 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・外苑前のグルテンフリーバインミー専門店「Bánh mi Tokyo」の音仲紗良さんに、奥行きのある美味しさがお酒のおつまみにもなる「スパイシーチキンカリー」のレシピを教えていただきました。

しょっつるがなければナンプラーで

 高タンパク低脂肪の鶏胸肉はボディーメークやダイエットの際の強い味方。それを加工したサラダチキンは、今やコンビニやスーパーの定番です。さまざまな味付けや形状の商品がいろんなメーカーから発売されています。

 この鶏胸肉をスパイシーなお酒のおつまみにしたのが、これです。

「お店では低温調理した鶏胸肉を使うのですが、ご家庭で作るのは面倒でしょうから、今回は市販のサラダチキンで代用しています」

 秋田地方の魚醤「しょっつる」を使うのもポイントですが、扱っているスーパーは少ないかもしれません。その場合は、より手に入りやすいナンプラーで代用しましょう。

「しょっつるがあればベスト。和のテイストになり、味に奥行きが出ますよ」

 カレーとしょっつるの風味が混ざり合った複雑でインパクトのある美味しさ。プレーンのサラダチキンは食べ飽きたという人にもオススメです。

 合わせるお酒は、爽やかで芳醇なレモンサワー。口内をリセットしながら、またスパイシーな味わいを楽しむ。豊かな夜になりそうです。

材料

・サラダチキン 50グラム
・砂糖 ひとつまみ
・塩 ひとつまみ
・りんご酢 小さじ2分の1
・しょっつる 小さじ2分の1
・クミンシード 小さじ4分の1
・カレー粉 小さじ2分の1

レシピ

(1)サラダチキンは手で食べやすい大きさにちぎる
(2)材料を全て混ぜる

本日のダンツマ達人…音仲紗良さん

▽音仲紗良(おとなか・さら)
 1987年、東京都生まれ。女性向け情報誌で食や美容・健康にまつわる編集を担当したのち独立。ナッツ料理研究家、フードコーディネーター、フードプロデューサーとして活躍し、2016年にナッツ専門店をプロデュース。2020年3月、東京・外苑前にグルテンフリーバインミー専門店「Bánh mi Tokyo 」をオープンさせた。マッシュルーム料理専門店「マッシュルームトーキョー」、江戸前寿司×現代アート「すし玲」など話題の店舗にも携わっている。

▽Bánh mi Tokyo
 ベトナム生まれのサンドイッチ「バインミー」の魅力に触れ、文化として日本に定着させようと2020年3月にオープン。「豆たまり」や「米麹甘酒」など伝統的な日本の食材で和食に再構築した米粉(グルテンフリー)のバインミーを提供。ヘルシーで飽きが来ない味で常連客を増やしている。東京都渋谷区神宮前3―1―25 1F。

(日刊ゲンダイ2021年8月19日付記事を再編集)

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