硬めの茹で加減が重要
茹でたブロッコリーをニンニクとアンチョビーのオイルでソテーする。それだけの手間で、驚きのおいしさです。
ソテーで火を通すことを考慮して、ブロッコリーを茹でるのは1、2分で十分。芯が残るくらいがベストです。この料理をおいしく仕上げるコツはそこにあります。硬めの茹で加減が重要なんです。
「茹で過ぎると水っぽくなるし、食感が悪くなります。軟らかい食感だとおいしくないので、気をつけてください」(時任さん)
香ばしいオイルをつややかにまとったブロッコリーは、見た目も鮮やかで食卓が華やぎます。
そのままでも十分おつまみになりますが、パスタと和えれば、お腹もバッチリ満たされ、シメの一品としてもgood! 冷めてもおいしく、弁当のおかずや作り置きにもおススメです。
材料
・ブロッコリー 2分の1個
・アンチョビー 2枚(ペースト状なら小さじ2)
・ニンニク 1片
・オリーブオイル 大さじ2
・塩 ひとつまみ
・コショウ 適量
レシピ
(1)ブロッコリーを小さな房に分ける。水を張った鍋に塩を入れて沸騰したら、ブロッコリーを加えて1、2分茹でる。ブロッコリーの緑が鮮やかになれば、取り出すタイミングだ
(2)ブロッコリーをザルなどに取り、水気をしっかり切る
(3)フライパンにオリーブオイルを引き、みじん切りにしたニンニクとアンチョビーを加える。アンチョビーを潰しながら、ニンニクの香りを出すように弱火で加熱する
(4)ニンニクが少し色づいてきて、オイルがぷつぷつと音を立ててきたら、ブロッコリーを加え、オイルを絡めるイメージで一気にソテーする
(5)皿に盛り、お好みでコショウを振り完成
本日のダンツマ達人…時任健一さん
▽時任健一(ときとう・けんいち)
1977年、東京都生まれ。「くつろいでもらえる時間と空間を提供したい」という思いから、2012年に「TIME」をオープン。
▽TIME
赤い木目調のシックな店内で、食事とワインが楽しめる。ワインは常時50本以上用意。都内ではほとんど流通しない幻の伊豆牛のサーロインステーキは一食の価値アリ。中央区築地2―11―3 ウィンド築地ビル1F。
(日刊ゲンダイ2021年9月16日付記事を再編集)
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