6回目のデートでホテルに
――A美さんに「W子のこと、もっと深く知りたい」と、誘われてからのことを教えて下さい。
「はい、A美に腰を抱かれたまま、私たちはバーを出ました。出会ってから6回目のデートです。これまでの話の内容から、彼女と私には『男性と付き合った経験はあるけれど、なんとなく違和感があった』という共通点がありました。そして、程度の差こそあれ、レズビアンの経験もあったんです」
――続けて下さい。
「A美は、『残業の時に泊まるホテルがあるの』と新宿の高層ホテルの部屋をリザーブしてくれました。タクシーの中でも、エレベーターで上階に行く間も、私たちはずっと手をつないだまま。これからセックスするんだという気持ちが、より強まっていったのを覚えています。
部屋に入ると、私は今までのタガが外れたように彼女に抱きつきました。A美も私の気持ちをくんだように抱きしめてくれて……唇を重ね合いました。
甘い匂いと柔らかな感触に「ああ、女性とのキスってこんなに甘美で優しいものなんだ」と改めて思いましたね。
先ほども話したように、私はレズビアンの経験はゼロではありません。学生時代に二人の女性と付き合ったことがあります。
でも、久しく恋愛などしていませんでしたし、夫ともセックスレス。このまま枯れていくのかしら――と思っていたところに、思いがけない『ギフト』を神様から受け取ったような……そんな気持ちになりました。
交互にシャワーを浴びたあと、私たちはベッドの中で裸でもつれあって……A美は私の上になり、首筋から鎖骨にキスしながら、私の乳房を揉みしめてきました。
やはり男性の触れ方とは全然違います。手のひらの感触自体が柔らかで、揉み方もソフト。乳首を摘まむ力も絶妙なんです。
『ああ、A美は女性の扱いに慣れているな』と思いました。同時に、今まで何人の女性を抱いてきたんだろうと、妙な嫉妬にも駆られました」
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