「イワシ蒲焼き風と奈良漬クリームチーズ」お酒に合う2品!

コクハク編集部
更新日:2021-10-11 06:00
投稿日:2021-10-11 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、大阪・北新地の割烹料理店「仲島」の仲島宏明さんに、「イワシ蒲焼き風と奈良漬クリームチーズ」のレシピを教えていただきました。

イワシ蒲焼き風はご飯のおかずにもピッタリ

 イワシはネット動画を参考にすれば、慣れない人でも簡単に「手開き」ができます。

「残ったつけ汁は、キンピラやちょっとした煮炊きにも使える万能調味料です」

 見かけも味もまさに蒲焼き。アテはもちろん、ご飯のおかずにもピッタリ。身は薄いのに、歯ごたえ十分です。

 奈良漬クリームチーズは、レーズンバターの奈良漬版といったところでしょうか。クリームチーズと生クリームをゼラチンで固めています。

「お酒と卵黄を使うことで、味がまろやかになっています。クラッカーにのせて食べてもおいしいですよ」

 奈良漬だけを食べるとやや味が濃いですが、これはデザート感覚でイケます。

イワシ蒲焼き風

材料

・イワシ 適量
・濃い口醤油 100㏄
・みりん 100㏄
・砂糖 100グラム
・山椒粉 適量
・片栗粉 適量
・サラダ油 適量

レシピ

(1)イワシを洗い、頭を包丁で落とし、手開きする
(2)水気をペーパーで切り、イワシの両面に片栗粉をまぶす
(3)濃い口醤油、みりん、砂糖をボウルに入れ、混ぜ合わせる
(4)フライパンにサラダ油を入れ、イワシを焼く
(5)両面が焼き上がったら、混ぜた調味料をお好みで少しずつ入れていく
(6)最後に皿に盛り付けて山椒を振りかける

奈良漬クリームチーズ

材料

・奈良漬 80グラム
・生クリーム 100㏄
・クリームチーズ 100グラム
・板ゼラチン 4グラム
・日本酒 大2

レシピ

(1)奈良漬を洗い、皮を取り、水気をペーパーできれいに拭き取り、みじん切りに
(2)生クリーム、クリームチーズをボウルで練り合わせる
(3)鍋に日本酒を入れ、超熱燗ぐらいになったら火を止め、水で戻したゼラチンを入れて、よく溶かす
(4)クリームチーズに奈良漬とゼラチンを入れ、よく混ぜる
(5)タッパーに入れ、粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やし、固まったら食べやすい大きさに切り、盛り付ける

本日のダンツマ達人…仲島宏明さん

▽仲島宏明(なかじま・ひろあき)
 1977年、大阪府豊中市生まれ。もともと料理人志望ではなかったが、大学中退後、カニ料理で有名な老舗日本料理店「西村屋」に中途入社。初めて厨房に入る。以来、イタリアンや和食など、計7店舗で腕を磨き、2010年、独立。酒のアテが次々と思い浮かぶという左党だ。

▽仲島
 ミシュラン1つ星を獲得した。北新地駅から徒歩2分の立地にある本格的な割烹料理店だ。四季折々の旬の素材を生かした料理の品々は、味はもちろん、見た目も美しい。店内は落ち着いた雰囲気で、笑顔のすてきなご主人と気配り上手の女将の接客が何とも心地いい。時間を忘れて長居してしまうほど。大阪市北区曽根崎新地1―3―1 大橋ビル2階。

(日刊ゲンダイ2021年10月2日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「チーズのカリカリ焼き」じっくり弱火でチーズを焼くだけ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「小料理 百けん」の松﨑友江さん...
「ウナギと卵のオープンサンド」ふわとろでボリューム満点!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町...
これは反則ワザ!「ウニじゃがバター」でねっとり感を堪能
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のダイニングバー「麦酒屋るぷりん」の海...
【豆苗まるごと豚バラ鍋】ごま油はひと工夫で香味アップ!
 鍋のシーズン真っ盛り。市販の鍋スープもいいですが、いつも同じ味でちょっと飽きたなぁというときにおすすめの鍋を紹介します...
ぐっち夫婦 2020-02-13 15:20 フード
「キウイのカツレツ」キウイの“皮”が食感のアクセントになる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のフレンチレストラン「トキヤ」の飯...
「ニンジンとレーズンのクミン風味」シンプルな素材と香り
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・白銀高輪の中華料理店「蓮香」の小山内耕也さ...
「ミニトマトのナムル」漬けダレがトマトの甘味を引き立てる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・谷中の焼肉店「焼肉 炭聖」の許聖周さんに、...
スイーツ系おつまみ「黒豆クリームチーズ」で正月の箸休め
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「さかなとお酒 うぉんたな」...
「とこぶしの唐揚げ」間接的に火を入れてうま味を逃がさない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の土佐料理店「トサ ダイニング おきゃ...
「大人のオムライス」鶏肉の中に焼き飯をたっぷり詰めて
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は広島市・鷹野橋駅の鉄板料理店「こぱん亭」の鬼頭典...
「アミエビキムチ」うま味を引き出すのはひとつまみの砂糖
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、和...
「シメサバとイチジクの前菜」切って盛りつけるだけでお洒落
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
「海苔の佃煮チンジャオロース」具と絡む濃厚なコクと照り
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、意外...
赤提灯メニューを気軽に!「箱シューマイからのエビチリ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
「トンノ・エ・ファジョーリ」ツナ缶と白いんげん豆のサラダ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のイタリアン「トラットリア ブカ・...
「ザンギのアジアン風」パクチーの根っこを捨てずに活用して
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...