出張ホストのオイルマッサージに…つい漏れてしまった喘ぎ声

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-11-12 06:00
投稿日:2021-11-12 06:00
 夫の浮気への腹いせから出張ホストとデートをすることになったT子さん(44歳・WEB関連・子供アリ)。当日、待ち合わせ場所に現れたホストは、長身スリムな韓流系イケメン・タクミ君。彼との甘いデート後、思わず「また、次も指名していい?」と告げてしまい……。
 第1回目はコチラ

次の予約は4週間後

――予想以上に素敵なデートを楽しみ、T子さんは「次も指名したい」と告げていた。その後をお聞かせください。

「タクミ君(29)との2時間のデートはあっという間でした。別れ際は本当につらくて……で、帰宅後に次の予約をしようとHPを見ました。迷わずタクミ君のルームをクリックすると、この先3週間「×」がついていたんです……」

――それは予約不可と言うことですね?

「はい、これには胸がざわめきましたね。

 私が感じたトキめきデートを他の誰かも味わっていると思うと、嫉妬心がわいてきたんです。もちろん、出張ホストのお仕事ばかりではないかもしれません。本業の役者の仕事やプライベートだってあるでしょうし……。ただ、3週間は確実に会えないと思うと切なくて……。

 で、4週目にやっと予約ができました。時刻は前回と同じ16時。場所は恵比寿。

 前回のデートで「2時間はあっという間」ということが分かったので、今回は最初からムード満点のレストランバーをリザーブしたんです」

レストランバーでのひそやかなスキンシップ

――続けて下さい。

 恵比寿駅の西口に現れたタクミ君は、前にも増して輝いていました。細身のパンツ、ブラックのシャツにシルバーアクセサリーとシンプルな身なりですが、元々が韓流系の長身イケメンですから、そのオーラは絶大です。

 私は、今の心情を伝えるかのように真っ赤なシルクのブラウスに、フレアスカートというフェミニンなファッションで行きました。

 彼は私に歩みよると、にっこり笑って『ご指名ありがとうございます!姫』ってジョーク交じりに話しかけてきて……。私も笑いながら、まっすぐに彼を見つめ、『やっと逢えて嬉しい』とつぶやいていました。

 タクミ君も『T子さんにまたご指名を頂けて、本当に幸せです』と最初から手をつないでくれたんです。

 一気に心拍数あがり、肌熱も上昇していくのが分かりました。

 その後、徒歩3分の場所にあるレストランバーに入りました。店内はほの暗く、赤とブラックを基調にしたムード満点の空間です。

 カウンターに並んで座り、食事やお酒を楽しみました。

 前回と同じように他愛のない話をしていたのですが、ひとつだけ大きく違うことがありました。

 彼のひざと私のひざがカウンターの下で密着してるんです。

 どちらから先に接近したのかは定かではありませんが、気づけばずっとひざを密着させ、笑った拍子などに、彼が「ひざをトントン」と優しくぶつけてくるんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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