結婚は恋愛感情抜きで…ハイスペ男性が猛アプローチする理由

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-01-02 05:55
投稿日:2022-01-01 06:00

好意を寄せてくる女性は結婚対象外

 結婚というものを自分自身は一度も経験していないが、周囲の既婚者や離婚経験者たちの話を聞くと「どうやら結婚というのは、“好き”という感情を抜きにして、相手を選んだほうが良さそうだ」という結論に至ったというシンイチロウさん。

 そのため、自分に好意や関心を寄せてくる女性のことは、その時点で「結婚相手」としての対象からは外す習慣がついてしまったのだそうです。

「もちろん僕だって恋愛は好きですし、この歳までいろんな女の子と恋愛をしてきました。

 だけど、僕に関心が強い女の子ほど、付き合ったり同棲したりすると、僕を管理したがるのも経験してきたし、そういうのがいやで別れているから、結婚となると、僕のことを放っておいてくれそうな人を選ばないといけないと思うようになったんです」

自由にしてくれそうだし

 自分なりに「婚活」をしてきたけれど、ここまで成果が出なかったシンイチロウさんは、愛美さんと出会った瞬間に「華美じゃない外見も、妻としては大合格だ」と感じたとのこと。

「え?そんなこと言っても、実際に付き合ったら、愛美さんだってそれなりに僕のことを知りたがるんじゃないかって?

 まぁ、そういう可能性はゼロではないですけどね。でも、最初から僕のことを狙っている女の子と比べれば、自由にさせてくれそうな気がするんですよ。

 僕ももうすぐ48歳で、50歳が目前に迫っていますから、とにかく短期決戦で結婚相手を決めてしまいたい。

 愛美さんは、そういう僕の視点からは、最高の妻候補なので、なんとかして付き合いたいなぁと望んでいます。

 本人にも『なんで私なの?』って訊かれたことがあって、そのときに『僕が考えるに最高の妻候補だ!』って説明したんですけどね」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


不潔だからもう無理!別れがよぎる生理的な相性~お風呂編~
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。結婚生活がスタートすると、えっ?マジですか?と思う、お互いの生活習慣の違いに...
山崎世美子 2020-05-02 06:00 ラブ
コロナ破局の理由&対策を解説!自粛中の過ごし方のポイント
 コロナウイルス蔓延からの緊急事態宣言、そして、外出自粛……。世界中が団結してこの危機を乗り越えなければならない事態なの...
コロナ禍でも婚活は可能!オンラインデートのメリットって?
「コロナで婚期が遅れそう。こんなことならさっさと結婚しておけばよかった……」  婚活中の女性の中には、すっかりふさぎ込...
七海 2020-05-20 11:43 ラブ
もう耐えられない…離婚のストレス偏差値ってどれくらい?
 3組に1組が離婚する――。そんな時代とはいえ、まさか自分が離婚する側になると思って結婚する人はいないのではないでしょう...
七味さや 2020-05-01 06:00 ラブ
離婚を防ぐには? やってはいけない5つのNG行動&対策方法
 好きな人と結婚したら、「最期まで一緒にいたい」と思うものでしょう。しかし、突然相手から離婚を突き付けられるなど、あなた...
恋バナ調査隊 2020-04-30 06:14 ラブ
潮時?コロナ禍の不倫カップルの現状&男性の本気度チェック
 新型コロナウイルスが猛威を振るい始めてから、世の中が一変。それは、不倫カップルの関係にも影響しているようです。この機会...
リタ・トーコ 2020-05-03 07:17 ラブ
閑散とした観光地で見かけた 旅行中の男性中年カップルの話
 外出自粛が続く中、私の住む奈良でもめっきり観光客の姿を見なくなりました。  とはいえ、もともと奈良は観光地らしからぬ...
うかみ綾乃 2020-04-30 07:03 ラブ
別れたいのに別れられない…コロナ自粛が引き延ばす惰性の恋
「そろそろ別れを告げよう。春は別れの季節だし、いいよね」  そう思っていた矢先、コロナの騒ぎが大きくなり自粛ムード...
七海 2020-05-03 07:18 ラブ
好きなのに辛いのはなぜ?辛いと感じる4つの瞬間&乗り越える方法
 恋をしていると、「辛い」と感じてしまう時があります。誰かを好きになることはとても幸せなことなのに、なぜ「辛い」と感じて...
恋バナ調査隊 2020-04-27 06:00 ラブ
家庭内カーストが残酷…鬼嫁たちの“夫泣かせ”な在宅勤務事情
 共働き家庭における鬼嫁は、在宅勤務中にも、鬼っぷりが消えない人もいるようです。魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析...
並木まき 2020-04-27 06:00 ラブ
ドアノブをゾーン分け…鬼嫁が夫に押し付けた“理不尽ルール”
 自粛生活が続く今、鬼嫁と暮らす夫のなかには、妻から突如として突きつけられた「理不尽なルール」に悩まされている人も出てき...
並木まき 2020-04-26 06:00 ラブ
コロナで逢えなくても…パートナーとの絆を深める4つの法則
 新型コロナが猛威をふるう中「パートナーや恋人と会えない」と不安に直面しているかたも多いでしょう。マメに連絡を取り、相手...
蒼井凜花 2020-04-25 06:00 ラブ
イケメンと仲良くなる方法♡“ほかと違う女”になるのがカギ!
 どうせなら、イケメンと仲良くしたい。なのに、イケメンは私とは仲良くしてくれない……。  イケメンは、女子を牽制するも...
ミクニシオリ 2020-04-24 06:00 ラブ
彼氏が突然音信不通に…! 考えられる8つの理由&対処方法
 彼氏との関係を深めるためには、何よりもコミュニケーションが大切! しかし、ある日突然、彼氏と音信不通になってしまう事態...
恋バナ調査隊 2020-04-23 06:45 ラブ
好印象を残すには? オンライン合コンでモテる4つの方法
 初対面同士の男女が集まる合コンですが、今のコロナ状況下で開催するのは感染リスクが高いため、最近ではZoomやLINEの...
田中絵音 2020-05-20 11:42 ラブ
理想の夫婦に!コミュニケーションの5つのポイント&NG行動
 あなたは、夫婦関係に悩みはありますか? 忙しい夫婦の中には、「最近、ちゃんと顔を合わせていない」という方もいるでしょう...
恋バナ調査隊 2020-04-21 06:00 ラブ