あっという間に作れる絶品料理
イカの王様とも称されるアオリイカ。肉厚で、もっちりした食感と甘味が特徴で、ワインにもピッタリです。
「表面をあぶって、中はレアのほうがおいしいですよ」(山下シェフ)
そこに、茶色く焦がしたバターと、醤油の香ばしさがマッチ♡ 一瞬で、食欲をそそる香りが店内に広がります。
調理時間はあっという間だから、ささっと作れるし、客に出せば、喜ばれること間違いなし。実はこのメニュー、過去にホタテバージョンで紹介したら、大反響だったそう。
「10年ほど前に、雑誌のdancyu(ダンチュウ)で簡単にできるメニューとして提供したんです。今までで最も人気のメニューだって言ってもらえて、レシピ本などにも毎回載せてくれています。今回はその“イカバージョン”ですね」
アオリイカが手に入らなければ、冷凍イカでもOK。下処理もほとんどいらないし、フライパンひとつでできるのもうれしいポイントですね。
【材料】(2人前)
・イカ(身の部分) 2分の1杯
・バター 10グラム
・醤油 10ミリリットル
・白ワイン 10ミリリットル
・万能ねぎ 適量
【レシピ】
(1)フライパンを熱して、適当な大きさに切ったイカとバターを入れて焼く。
(2)イカに火が入ったら皿に盛り付け、フライパンのバターを少し焦がしてから醤油と白ワインを加えてひと煮立ちさせる。
(3)2のソースをイカにかけ、万能ねぎを添える。
本日のダンツマ達人…山下九さん
▽やました・ひさし
1975年、千葉県生まれ。18歳から銀座「チボリ」で4年間修業する。その後、渋谷「モン・フィナージュ」でオーナーシェフ・中村伊伸氏のもと、料理に加えて、ワインやオープンキッチンでの接客の基本を学んだ。28歳で「ahill」の料理長として腕を振るい、35歳のとき「Bistro Q」を独立開業した。
▽「Bistro Q」
赤坂にある「大人の食堂」がコンセプト。フランス料理の技術を生かしながら、和食や中華の技法を取り入れるなど型にはまらないメニューを提供する。フォアグラがゴロゴロ詰まった名物ハンバーグのランチは、1300円から。ケータリングも受け付けている。東京都港区赤坂2-20-15 HAGAビル1F。
(日刊ゲンダイ2019年12月21日付記事を再編集)
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