ミモザ大人気!長く愛でる「ドライフラワー」失敗しないコツ

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-03-02 06:00
投稿日:2022-03-02 06:00

ドライフラワーお手軽な作り方3つ

 ミモザのドライフラワーの作り方は、大きく分けて3つ。(1)吊るす、(2)シリカゲルを使う、(3)ドライインウォーター方式です。いずれもちょっとしたコツで、驚くほど素敵なドライフラワーが完成しますわよ。

1. 吊るす

 一番オーソドックスな手法。ポイントは日の当たらない風通しが良い場所で、壁から離すこと。風通しが良いからといって窓際に吊るしてしまうと、一気に色が悪くなってしまいます。

 壁にくっつけて吊るしてしまうと、風が行き渡らないばかりか、壁に面したミモザが“ぺちゃんこ”になってしまうので、壁から離して乾かすのが無難です。

2. シリカゲルを使う

「お菓子などについている乾燥剤は代用できませんか?」とよく聞かれます。代用できないことはありませんが、おすすめは、ドライフラワー専用のシリカゲル。粒子が細かく、まふまふに咲くミモザの花でもシリカゲルの粒が全体に行き渡って、無理なくドライフラワーを作れます。

 そしてタッパーに入れたシリカゲルの中に、花を「埋もれさせる」がコツ。しっかりと密閉しておけば、2週間程度で出来上がります。

3. ドライインウォーター方式

 もともと乾燥しがちなミモザは、少量の水が入った花瓶にいけると、ゆっくりとドライフラワーに変わっていきます……というか、ワタクシなんぞは、ドライフラワーにするつもりがなくても気がつくと勝手にドライフラワーになっちゃってますけど(笑)。

 自然な風合いで綺麗でござんすよ。

ドライフラワーを上手に作るコツ

 上記の作り方でうまく仕上げるコツは2つでございます。

1.「旬」な時に思い切ってドライフラワーにする

 ミモザの大きな特長は“フワモコ”のお花。ドライフラワーにする際は、このフワモコに咲いているフレッシュなものを選んでくださいませ。

 ドライフラワーになると必ず身が縮みます。茶色く変色していたり、つぼみのミモザを使うと出来上がりが美しくありません。茶色く変色しているものは黒く変色し、つぼみのものは大して色付かないままさらに小さなってしまいます。

 もったいない気もしますが、お店で買ってきたフレッシュなものをすぐにドライフラワーにすることをお勧めいたします。

2. 葉っぱは乾かす前に取り除く

 ミモザとひと口に言っても、いろいろな種類がございます。その数、世界におよそ1000種(!)あるとも。お花屋さんで売っている一般的なミモザは、ギンヨウアカシアという種類で、オジキソウの葉のような細かい銀色の葉っぱが特徴。フレッシュの時でもパラパラと細かい葉が落ちますが、ドライフラワーにするとより一層、落下いたします。

 使い方、飾り方にもよりますが、リースにしたり、スワッグに使用する場合、吊るすとポロポロと葉っぱが落下してイラッとしてしまいますので(苦笑)、極力、最初の段階で取ってしまったほうが無難です。ボトルフラワーやハーバリウムなど、そんなに支障がない場合もありますのでご自分で良きように判断くださいませ。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


「サボテン」には感情が? あなたの優しい言葉がトゲを抜く
「スマホをやりながら寝るのって絶対に睡眠妨害されてますよ。」  最近ワタクシの体メンテナンスをしてくださる方から言...
高級タワーマンションのラウンジで自撮りをする女の一生
 最近、たまたま都内の最高ランクのタワーマンションに行く機会が数回あったのですが、そこで2人組の美しい女性がラウンジのソ...
去勢手術は3日後…にゃんたま記念撮影でモフモフとお別れ
 これぞ! 鈴カステラ! 出来立てホヤホヤの美味しそうなにゃんたま!  食べちゃいたくなる、愛おしいにゃんたまω!...
猛暑の夏…健康な高齢者でも熱中症予防を“家族ですべき”理由
 介護士をしていた経験をもとにライターをしています。筆者はこれまで、認知症の症状や認知症を発症した時の具体的なケアについ...
がんでごめんね…「人生最後の生理」はある日突然やってきた
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
さくらももこさんのエッセイに学んだ 本当の「時は金なり」
「時は金なり」という言葉、年を取れば取るほど心に沁みるのはなぜでしょう。私がこの意味を意識したのは、さくらももこさんのエ...
産毛のような初々しさ…もうすぐ去勢する“にゃんたま”の刹那
 羊毛フェルトで作られた「にゃんたまストラップ」が巷で流行中。フニフニ揉むと、心癒され気持ちが落ち着くのだそう。 ...
結婚したら退職する? 自分が幸せになるための人生の歩み方
 少し前のOLだったら「寿退職」なんて当たり前だったのでしょうが、今はそうはいかないですよね。共働きが普通だし、お金の心...
大人になっても趣味に没頭したい! おすすめできる3つの趣味
 ストレス社会で闘う毎日にふと疲れた時、「何もかも忘れたい」と思うことはありませんか? 多くの人は飲み会や買い物で鬱憤を...
鬼灯って読めますか?夏の風物詩「ホオズキ」の意味と活用法
 地域によりますが、八月はお盆月でございます。  八月の声を聞くとワタクシのお店もお盆のお支度で慌ただしくなり、店...
夕陽で赤く輝いて…黒猫“にゃんたま”は美しい絵のようだった
 にゃんたマニアにみなさんこんにちは! きょうは、初めての黒猫にゃんたまωです。  黒猫のにゃんたまって、真っ黒だ...
遠方に住む親が心配…介護サービスの上手な選び方&使い方
 遠方に住んでいる両親が介護状態になった時、多くの人が「大丈夫かなぁ……」と心配になるはずです。しかし、現代では親の介護...
ホステスの世界にもある「裏引き」という名の“闇営業”の実態
 世間をにぎわせた“闇営業”。「事務所を通さず仕事のオファーを受け、報酬を得る」行為は、夜のクラブでも存在します。店に許...
料理下手を克服する4つの方法 もうメシマズ女と言わせない!
「料理を作ると思った通りの味にならない」「どうしても美味しくない」、そんな悩みを抱えていませんか? せっかく料理をしよう...
住宅ローンは一生無理?がんになった場合の気になるお金の話
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
大きなチャトラ“にゃんたま”君 立派な尻尾が上がった瞬間!
 にゃんたまωに、ひたすらロックオン! きょうはみんな大好きチャトラ君の鈴カステラです。  小さな港を忙しそうにパ...