不倫上司からオンライン自慰命令「会議中にイッてごらん」#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-04-30 19:28
投稿日:2022-04-22 06:00

蛇の生殺し状態…次の合図はいつなの?

ーー続けてください。

「司会者の進行で、皆は、あらかじめ配布されたA案、B案のメリットとデメリットなどを述べ始めました。

 私はいかにも『皆さんの意見を拝聴しています』という表情で、画面を見ながらうなずいていましたが、気はそぞろでした。

 スリル満点の状況はもちろんですが、彼から次の合図がなかなか来なかったからです。

 私はもどかしくなりました。これじゃ蛇の生殺し。いつもの自慰なら、レベルはマックスまで上げて、クリトリスも刺激するのにーー。でも、オンラインでの音漏れの心配を口にすると、『じゃあクリトリスじゃなく、膣のみでイキなさい』と命じてきたんです。

 皆が意見を述べて、いよいよ私の番が来ました。

 私はまとめておいたA・B案のメリットとデメリットを言い始めたその時でした。

 Z部長の手がアゴに触れたんです。しかもさっきより長い時間、触れているんです。

予期せぬ問いに興奮はMAX

『ああ、部長のイジワル……』と胸奥で呟きました。

 これはレベル2じゃないわね……と思いつつ、私はリモコンのレベルを4まで上げたんです。

 ヴィヴィーンと膣肉を叩く強さが、一気に激しさを増しました。

「ううっ」

 と顔を歪めましたが、皆、気づく様子はありません。

 私も、ここで取り乱してはいけないと思いながら、意見を述べようとした瞬間、

『U子くん、顔が赤いようだけど、熱でもあるのか?』とZ部長がこれみよがしに訊いてきたんです。

 私は、予期せぬひと言に、耳まで赤くなるのが分かりました。

『いえ、大丈夫です。ご心配をありがとうございます』と、軽く会釈をしたのですが、アソコの中はヴィヴィーンと激しい振動に加え、蜜液が噴きだすのが分かりました。

皆の視線の中で、いけない妄想を…

 それがいっそう興奮に拍車をかけたんです。私は唇と両肩を震わせながら、自分の意見を言い始めました。

 当然ですが、皆が私に集中しています。

 ここで妙な言動をしてはダメと思うほどに、体が熱く火照ってしまって……。

 部長の顔を見ると、心なしか薄笑みを浮かべていて……。部長も興奮して、勃起してくれているのかしらと、いくども思いましたよ。

 あの硬いものを舐めしゃぶって、早くオンナの穴にぶち込まれたいと、いけない妄想をしっぱなし。

 お尻をもじつかせ、玩具を入れたアソコをクッションに押し付けながら、何とか意見を言い終わりました」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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