“悩める母の会”で育児の悩みを共有したら… 2022.5.21(土)

コクハク編集部
更新日:2022-05-21 06:00
投稿日:2022-05-21 06:00
 皆さんは子育ての悩みって誰に相談していますか? 保育園の先生やママ友は周りにいるけれど、よく知っている人には逆に話しにくいタイプの悩みってありませんか?
 2人目の育休中に上の子どもとの関係が行き詰っていた筆者が助けられた、母親たちの集まりについてご紹介します。

子育ての悩みを話せる人が周りにいない

この写真ほど密ではなかったです(写真:iStock)
この写真ほど密ではなかったです (写真:iStock)

 第2子が4カ月のときに、夫の転勤で茨城県から千葉県に引っ越し。環境が変わり、当時2歳だった上の子(3歳)と母である筆者が少し精神的に不安定になってしまった時期がありました。

 いま思えば上の子はイヤイヤ期まっただ中。よく言われる状況ですが、2つ違いの赤ちゃんに両親の関心を奪われたように思えて、とても不安だったんだと思います。

 だけど、当時の筆者には子どもの気持ちを受け止めてあげる余裕もなく、上の子のやることなすことに毎日イライラ……。「なんで言うことを聞いてくれないの!」とよく怒鳴りつけていました。

相談相手は夫しかいない

「またやってしまった」「こんな状態を続けちゃいけない」とは思いながらも、次の日もまた同じことを繰り返してしまい、落ち込む日々……。周りには知り合いもおらず、子育ての悩みについて深く話せる相手は夫以外にはいませんでした。

 ストレスで帯状疱疹まで発症し、ひとりでいる時間に涙が流れてくることも。本格的なカウンセリングの受診を考えていたころ、「人と話すことで少しでも気が晴れたら」と夫がインターネットで見つけてくれた地域の母親の集まりに参加してみることにしました。

 申し込み用紙には「子育ての悩みを誰かと分かち合ってみませんか?」と書かれていました。

どんな人が来ているの?

いろんなタイプの人がいました(写真:iStock)
いろんなタイプの人がいました (写真:iStock)

 初めて参加した日、会場のドアをあけると、10脚ほどのパイプ椅子が丸く並べられていました。円の中央に置かれた椅子の上には、ティッシュの箱が置かれているけれど、なんでだろう?

 すでに席についていた赤ちゃんを抱っこした小ぎれいな感じのママが、ほほえんで会釈をしてくれました。自分のことは棚に上げて、「疲れ切った感じのお母さんとか来ているのかな」とか、勝手な想像をしていたのが恥ずかしい……。

 もしかして、トレーナーにデニム姿の私のほうこそ場違いだったかも……? と、だんだん不安になってきましたが、そうこうするうちに参加者が集まってきて、なかにはカジュアルな格好をした人もいたので一安心。

 この会では本名を名乗る必要はなく、下の名前やニックネームで呼び合います。初対面の人同士がニックネームで呼び合う空間って、なんだか不思議な感じですよね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


私が芸能活動できるのはギャラ飲みのおかげ! タレントの卵の実生活は…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
祝「日刊ニャンダイ」発売! 俺の“たまたま”も載ってるよ♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
仕事をがんばるあなたへ こんな時代だからこそ「自己肯定感」を高めて
 自分を条件なしに肯定できる力を「自己肯定感」といいます。あなたは、自己肯定感が高いですか? 低いですか? 実は、自己肯...
春を告げる「ミモザ」、“命短し”可憐なフワフワを長持ちさせる鉄の掟3条
 先だって大雪に見舞われた、我が愛すべきお花屋の周辺にも春を告げる鳥がボチボチやってくるようになりました。  しかも店...
自分がナンバーワンになれる場所 それを見つけるのも才能
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
羽田と成田を間違えた! 職場の新人やらかしエピソード5つ
 新人の頃は、誰でも一つや二つの失敗体験があるもの。でも、中には「ありえない」と思うようなやらかしエピソードも…。  ...
BIGな“にゃんたま”ライバル出現!おにゃんこを巡る壮絶な三角関係ぼっ発
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
通り過ぎた季節、むせかえるほど深い秋景色の中を歩いた
 何層にも重なった、むせかえるほど深い秋景色。  通り過ぎた季節を想うとやたらと切なくなるのはなぜだろう。 ...
【45歳からの歯科矯正】医療費控除の手続き、確定申告で役に立つアレ
【これまでのお話し】 45歳で歯科矯正を始めようと思ったワケ(#1)/45歳女、5年越しにワイヤー矯正を決断!(#...
ほっこり癒し漫画/第67回「おかえり銀ちゃん」
【連載第67回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
私「あ、大丈夫よ?」勘違い女「なんとか調整する」いや誘ってないから!
 自意識過剰だったり、自分に自信があったりする女は“勘違い女”になりがち。そんな女性からのLINEには、思わず「いやいや...
ペラペラさが逆に良い!100円均一のトラベルグッズが海外旅行で重宝した
 コロナが落ち着いて旅行する機会が増えた方も多いのではないでしょうか。  トラベルグッズを買い揃えるために100...
ババア(婆)と言われ、架空の48歳妹になりすました73歳女に思うこと
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ミス日本は不要? 開催意義と椎野カロリーナ不倫発覚で“分不相応”の根拠
「ミス日本コンテスト2024」に選ばれたウクライナ出身のモデル・椎野カロリーナさん(26)が2月5日、グランプリを辞退し...
2024-02-10 06:00 ライフスタイル
酒豪の友達を持った宿命? 飲み会で「割り勘負け」を防ぐ6つの賢い方法
 友達との飲み会は楽しいけれど、気になってしまうのが大酒飲みとの割り勘。お酒を飲まない人なら、会計時に「ソフトドリンク1...
“子供部屋”を出てチヤホヤされて 36歳女性が勘違いから気づいた現在地
 西荻窪の実家で母親と2人で暮らし、工場でパート勤務をしているかおり。平坦な毎日だったが何気なくインスタに投稿していたシ...