【基本のスキンケア】物価高でケチる前に0円で見直せること

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-06-23 06:00
投稿日:2022-06-23 06:00

2. スペシャルケアを取り入れるときは「乳液の前」に

 シートマスクや美容液などのスペシャルケアを取り入れるときには「乳液の前」に組み入れると、効果を実感しやすいと思います。

 というのも、乳液は油分が多いことから、シートマスクや美容液の前に使ってしまうと、油分のせいで美容成分がはじかれてしまう可能性も。さらには、油の上から何かを加えることで“ヌルヌル・ベタベタ”といった肌感にもなりやすいのです。

 乾燥が特に気になる箇所への裏ワザとして、シートマスクの上から乳液を塗り込む方法もあるのでご紹介しましょう。

 こんなふうにシートマスクの上から、単純に乳液を重ねるだけ。そっと乗せるだけでもいいですし、マスクに軽く塗り込んでも◎。その日の肌状態によってうるおいケアを調節できます。

 ちなみに、この方法は以前、田中みな実さんが乳液を塗り込んだ側をくるりとひっくり返して、美容液マスクのあとは乳液マスクとして“ダブル使い”する方法を紹介して話題になりました。

手持ちのコスメで満足度を上げる方法

 コスメを同メーカー、同シリーズでライン使いをする場合には、パッケージに記載されている順番を守るのがベストですが、様々なメーカーのものを組み合わせて使う場合には、順番を工夫すると肌の雰囲気が変わることも。

 心当たりのある方は、ぜひこの機会に見直してみるといいかもしれません。新しいアイテムを買わなくても、手持ちのコスメで満足度を上げられる可能性も大です。

 参考までに、使用コスメは「カネボウ スマイル パフォーマー(シート状美容液マスク)」と乳液は先ほどの「チェルチェル エモリエントミルク」です。

 こちらのマスクは口角から頬へ引き上げながら密着させ、ハリつやケアができるマスクで、動き回ってもズレにくく“ながら美容”にも便利です。

手持ちのコスメの使用量・順序を見直すと節約時短美容に!

 物価がぐんぐんと上がっている今は、日々の美容でも節約を意識したい人が増えています。

 新しいコスメを買い足す前にできる節約術としては、まずは「使用量」と「使用の順序」の見直し。化粧水や乳液の使用量をケチって新しいコスメを買うよりも、まずは手持ちのもので肌を喜ばせることができれば節約効果も高まります。

 さらに、自分に必要な適量コスメがわかると、スキンケアの時間も少なく済み、結果的に時短美容も叶いますよ〜。

(※筆者注:画像は筆者の私物です。文中の効果は筆者の個人的な感想です)

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


雨の日の「頭痛」は水のせい? 梅雨の前に知っておきたい“気象病”の対策方法【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ケアしてるのに~! 40代の「イマイチ肌」を乗り切るアイテム3つ。日焼け止めから見直して【美容家厳選】
 今年は、5月から真夏のような暑さの日も多く、「ちゃんとケアをしているのに、なんだかイマイチ」の声もチラホラ。  物価...
対策は万全に!「水虫」に感染しやすい人の特徴って? 気温15度以上は要注意【医療従事者監修】
 夏になると、水虫になる人が増えるといわれています。「自分は大丈夫」と思っていても、プールや温泉などで知らない間に感染し...
物価高の今こそ「節約美容」を! プチプラでも満足度“1万円越え”のアイテム3つ【美容家厳選】
 長引く物価高の影響で、日々の美容にもこれまで以上に「コスパ」や「お得感」を求める声が高まっています。  節約しつつも...
性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ツヤ肌メイクの“やりがち”NG3選。なんか脂っぽい…の原因はこれ! 成功するコツは?
 ツヤ肌メイクの、ちょうどいいツヤ感って意外と難しい…。やりすぎるとただのテカリに見えたり、毛穴が目立ったり。控えめすぎ...
日焼け対策、怠ってない? アウトドアガチ勢が実践すべき“美肌”を死守する3大ケア
 春と夏はポカポカと気持ちいい外の空気を吸いながら、アウトドアスポーツをしたくなる季節です。でも、「日焼けが気になる」と...
UV対策してる? 美容家が選ぶ春のおすすめ5選。大人の垢ぬけ顔にはこのチークが優勝!
 コクハク編集部では時短美容家の並木まきさん厳選アイテムを多く紹介してきました。  今回は、その中から選りすぐりのアイ...
毛穴にいい?「あの洗顔法」の真相を医師が解説。向いてる肌質もあるけれど…【美容のウソ・ホント】
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
救急箱の中身、チェックしてる? 「いざ」の時に役立つ“常備薬”の選び方【薬剤師が解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
乳液なしは「老け顔」を加速する!? 40代は“プチこってり”がキーワード。美容家の厳選アイテム3つ
 40代も半ばを過ぎると、気になるのが顔の“老いた雰囲気”。過去の自分と比べてギャップにがっかりなんてことも。  今の...
「寝ながら運動」で美ボディになれるってマジか! 激しいダイエットなしで痩せるコツ【インストラクター監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代のツヤメイクは暑苦しさNG!2000円以下で買える「夏までヘビロテできる」優秀アイテム3選
 今年は春から日差しの強い日も多く、初夏のような陽気も増えています。というわけで、そろそろメイクも衣替え!  春から夏...
モテる以前にマナーだよ!「みっともない」認定されてしまう男性の特徴6つ
 ルッキズムに厳しい昨今、男性のルックスにだって難癖付けることはできません。でも…悲しいかな、どうしても「生理的に受け付...
「五月病」になるのは5月だけじゃない!イライラ、不眠、意欲減退…なりやすい人の特徴や放置のリスク
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
プチプラと侮るなかれ! 40代後半美容家がガチで使って惚れた神アイテム3点【2025春・スキンケア編】
 優秀アイテムがたくさんあるプチプラコスメ。ですが、40代以上の世代には「ちょっと物足りない…」アイテムもチラホラ。 ...