終わった後に“こんなはずじゃなかった……”と思うことがないように、ヘアサロンでの髪のオーダーについてお話ししましょう。
ヘアサロンでのオーダーで大事なポイント
完全予約制のサロンは予約時間を守ることも絶対です。万が一遅れそうな場合は、一報を入れることを忘れずに。
初めてご来店のお客様にはカウンセリングの時間をしっかり設けています。ですので、焦らずしっかりと伝えましょう。
1. 今日する施術の確認
予約時にお願いしたカットとカラーに間違いがないかの確認をします。
トリートメントの追加などがあれば、ここで聞いても構いません。
2. 長さとデザイン、カラーリングやパーマの相談
おそらく、ここが一番大事なポイントになってきます。
私の場合、お客さまに髪型をガラッと変えるのか、そろえる程度(現状維持)なのかをまずは探ります。
前髪はどうしたいのか、どのくらい切りたいのかなど、ヘアスタイルのイメージを細かく教えてください。
「5cmくらい切ってください」と言われ、親指と人差し指で「このくらいですね」と返すと、「えっ!5cmってそんなにあるんですね、じゃあ3cmで」ということがよくあります。
口に出して、指でも確認するといいですね。仕上がりが軽めがいいか重めがいいかも、ここで伝えます。
少しだけ切って現状維持の場合は、「あとはお任せします」でも良いでしょう。
大胆にスタイルチェンジの場合の注意点
大胆にイメージを変える場合や、口で説明しづらい場合は、必ずヘアカタログを持参しましょう。携帯の画像でも構いません。希望するヘアスタイルの画像をいくつか見せるとわかりやすいです。
サイドとバックの写真もあると良いでしょう。その時にカラーリングの色やパーマのイメージも一緒に見せることを忘れずに!
カラーリングの場合、カラーチャートという色の見本がありますので、そちらも見せてもらいながら確認しましょう。
明度(明るさと暗さ。今の髪色より明るくしたいか暗くしたいか)、彩度(色の種類。何色にしたいのか)をしっかりと相談しましょう。
よくあることですが、口頭で「明るめのアッシュにしてください」と言われても、詳しく相談を聞いていると、全く異なった色味と明るさの場合があります。
パーマの場合も「強めでお願いします」と言われ、写真を見るととそうではないことも。
お客さまと美容師の感覚はかなり違う場合がありますので、ヘアカタログの写真やチャートで一つずつ確認していくのが良いですね。
ヘアサロンでは遠慮なく美容師に相談を
3. 料金の確認
いつも通っているサロンなら変わりはないと思いますが、新しく行くサロンやいつもと違う施術をする場合、料金も気になると思います。最後までドキドキして過ごすくらいなら、最初に聞いてお財布と相談もしておきましょう。
4. 施術に入ります
もし途中で心配や不安なことがあったらなんでも聞いて大丈夫です。アシスタントが施術する場合でも、一人一人カルテがありますので共有されています。気になることやプラスしたいことがあればいつでも聞いてみてください。
5. 仕上げ
最後に、気になることがあれば遠慮なく伝えてください。美容師が仕上がりについて声をかけると思いますので、前髪をもう少し短くしたいなど、気になることがあればぜひ。
まとめ
ヘアサロンは、お客さまに満足して帰っていただくことを一番に考えています。
もちろん、オーダー通りのヘアスタイルにすることが使命ですが、そのほかにも空間作りや会話、接客を含めての料金だと思っています。
心地良い空間で気持ちよく帰っていただけたら、これ以上嬉しいことはありません。
ヘアスタイリングは女性にとって日々欠かせないもの。数カ月間、気分よく過ごしていただきたいので、ヘアサロンでは遠慮なく思ったことを相談しましょう。
ビューティー 新着一覧