くしゃみで尿漏れ!今スグできる簡単膣トレ講座【医師監修】

コクハク編集部
更新日:2023-01-26 19:02
投稿日:2022-08-25 06:00

3. 骨盤底筋のトレーニングに有効な膣トレ

 尿漏れ対策におすすめなのが、骨盤底筋を鍛える『膣トレ』。膣トレには尿漏れ防止だけでなく、姿勢の改善や下腹のシェイプアップ、膣のゆるみ予防など、うれしい効果がたくさんあります。

 膣トレには簡単な動作が多いので、日常生活のなかに気軽に取り入れることができますよ。

 家事の合間や通勤中など、立ったり座ったりしたままできるトレーニング方法を紹介します。

3-1. 立った姿勢で基本の膣トレ

(1)左右のかかとをくっつけて足を90度開き、背筋を伸ばしてリラックスしましょう。

(2)深呼吸して、息を吸うタイミングで左右の内腿(うちもも)をしっかり締めて引き上げます。

(3)膣と肛門を引き締めるような感覚で、5~10秒以上を目安にしっかりキープしましょう。

3-2. 電車でできるつり革を使った膣トレ

(1)電車のつり革を握って、まっすぐ立ちましょう。

(2)膣と肛門を引き締める、緩める、引き締める、緩める、の動きを交互に行います。

 姿勢を正して動作を行うのがポイントです。

3-3. イスに座ってさりげなく膣トレ

(1)イスに深く腰掛け、背もたれに背中をまっすぐ当てます。

(2)深呼吸しながら、膣と肛門に意識を向けて、引き締める、緩めるを繰り返しましょう。

 オフィスワークをしながらでも、さりげなく取り入れることができますよ。

4. 寝たままやる膣トレの方法

 寝転がったままできる膣トレも紹介します。起床時や寝る前などに無理なく続けてみてくださいね。

4-1. ベッドでらくらくできる膣トレ

(1)仰向けに寝転がったら、こぶし1個くらいの隙間を開けて、両ひざを立てた姿勢をキープ。そのままの姿勢で膣と肛門を引き締めます。

(2)10秒くらいグーッと引き締めたら、次の10秒でゆっくりと緩めていきましょう。

(3)全身をリラックスさせてから、また引き締めと緩めを繰り返します。

 全部で10回くらい、繰り返しましょう。

4-2. 下腹部スリムアップにもおすすめの膣トレ

(1)仰向けに寝転がり、脚をまっすぐ伸ばします。

(2)両脚を15cmくらい上げた姿勢のまま、30秒キープ。これを1セットとして、毎日5セットくらい行うのがおすすめです。

 ほかの膣トレと組み合わせてもよいでしょう。下腹部が鍛えられ、スリムアップ効果も期待できますよ。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


1週間で効果を実感!? 禁酒ダイエットに無理なく取り組むコツ
 ダイエットといえば、食事制限や運動などが一般的ですが、今「禁酒ダイエット」が話題なのをご存知ですか? もし毎晩お酒を飲...
【2022年アツかった記事】アラフォーの性交痛 相性悪いから濡れない?(薬剤師監修)
【えりのボスの「あと半歩で幸せ」】 (2022年7月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※ ...
膣から湯が漏れる!女力を取り戻す膣トレ講座【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
隈取になってない!? “メイク下手”アラフォーあるあるを再現
 年齢を重ねていくにつれてシミやシワ、くすみが気になるのは普通のこと。でも、コンプレックスなどを隠すためにメイクをしたの...
ピルの「オンライン処方」ってどうなのよ? PMSと生理痛に悩むコクハク編集部員が“不安あるある”の疑問をぶつけてみた
 東京・中央区にあるコクハク編集部。「あー寒い、寒い」とひざを突き合わせ、ああだこうだと談議するのは、『ピルのオンライン...
40代のすっぴん外出を考えてみた! 距離、手抜きNGパーツは
 コロナ禍でマスク生活が長引く中、「これを機に美肌を目指そう!」とすっぴん生活を送る人は増えているようです。ただ、世間の...
デリケートゾーン洗うとしみるんですけど!2022.12.26(月)
 私のデリケートゾーン(外陰部)に起きた“異変”は、ある日突然、何の前触れもなくやってきました。  いつものように...
カシミヤは自宅で洗濯できる? お手入れ方法や洗い方のコツ
 軽くて暖かくて着心地の良いカシミヤは、マフラーやセーターなど冬にとても重宝する素材ですよね!  でも気になるのがお...
安っぽいクシ&ブラシから卒業! 買って大正解だった3タイプ
 ショートカットにしてから、クシがスタイリングの必須アイテムになりました。アホ毛や髪の絡まりなどを整え、スムーズな手触り...
ついに下の毛にも白髪が! 4つの原因と今すぐやりたい対策法
 年齢を重ねていくと生えてくる白髪。女性は老けて見られないように抜いたり染めたり、さまざまな対策をしているでしょう。でも...
3,030円の努力!健康ランドを朝に晩に美容的に活用してみた
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
性交痛の原因は膣の乾燥?レスを防ぐ保湿方法【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
20代が残念に思う アラフォーの「残念チーク」を画像で解説
 チークは、アラフォーになったら絶対に使ったほうがいいコスメだと、筆者は自信をもって宣言します!  顔の血色を上げ...
痩せる気はある! ダイエット言い訳あるあるを封印する方法
 これまで、あらゆる種類のダイエット方法を試してきたけれど、長続きしなかった人は多いですよね。痩せたいと思っているのにつ...
「タバコくさっ」飲み会後にも役立つ! 服の臭いを消す方法
 どんなにおしゃれで素敵な女性でも、すれ違った時にいい香りがするのとタバコ臭いがするのとでは印象が大違いですよね! でも...
月経カップはいつ捨てる? 素朴な疑問からお手入れ方法まで
 生理の時期って、ナプキンの交換や経血の漏れが気になってリラックスできませんよね。最近では「月経カップ」というアイテムが...