自分を変えるのがイヤなら場所を変えればいいんじゃない?

小原玲 動物写真家
更新日:2023-09-27 06:00
投稿日:2023-09-27 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。
どうしようかなー(C)小原玲
どうしようかなー (C)小原玲

 ずっと前から持っていたガラスのコップ。気に入っているんだけど、なんでかあまり出番がなかった。引っ越したら、なぜか家族がみんなそのコップを使いたがるようになった。

 海外に移住した知り合いが言っていた。

「この国に自分はたぶん合わない。だけど自分を変えるのはイヤだから、場所を変えるの」

 早い段階で気づいた彼女は、向こうに行ってからの人生のほうがすでに長い。

 コップも彼女も変わっていない。ただ周りが変わっただけ。

 その場所に合わせようとする努力が人を成長させることも確かにあるけど、やるかやらないかはその人次第。どっちにしても楽しい人生が待ってるよ。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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