嫌になったら即バイバイ! 愛人市場は女のほうが強いんです

中山美里 作家
更新日:2024-01-09 06:00
投稿日:2024-01-09 06:00

【ケイさん 24歳・フリーターのケース】

 さて今回は買い手市場なのに、主導権は売り手が握っているという摩訶不思議なお話。

 あ、愛人の話ですからね、決して経済学的にどうこうって役立つお話ではないので悪しからず(笑)。

 長らく続く日本経済不振のせいで、ひと月に何十万円も援助してくれるお金持ちのパパを見つけることが難しい現在。

 愛人として生活するには、エッチ1回にイチゴ~3万円出すパパを複数人確保しなければならない…というのがイマドキの愛人事情。

パパ活女子に主導権が

「あいつ、ないわ~」

 愛人市場では、女子側が男性に三くだり半を突きつけちゃう。

 風俗嬢だって、よっぽど生理的に受け付けないってお客じゃなきゃNG出しませんよ。

 つまりこれ、プロ意識の有無って話。

 イマドキの愛人=パパ活女子は金は要求するのに嫌なことはしたくない“完全な素人”。だから買い手市場なのに、売り手に主導権があるという逆転現象が起きちゃうんですね。

気を使わないとすぐ捨てられちゃう

「そんな女はこっちからお断り。次を探せばいいじゃん」

 って思うかもしれませんが…次も、その次もその次も、み~んな同じですから(笑)。

 オジサマたちが思い描いているような、聞き分けのいい床上手な愛人なんて、もはや絶滅危惧種なのよ。

 なので、気に入った子に出会ったら、へりくだって気を使わないとパパの方が捨てられちゃう。

中山美里
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作家
1977年、東京都出身。フリーライター。数多くの援交女子や風俗嬢をインタビュー。著書に「漂流遊女」や「高齢者風俗嬢」。2019年2月に出版した「副業愛人」(徳間書店)はテレビなどでも大きな話題になっている。

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