交際中の顔は演技…見栄っ張りな夫を間違えて選んだ妻の苦悩

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-09-05 14:47
投稿日:2019-07-14 06:00

2:仲良し夫婦をSNSで演じさせる

「別れた夫は、とにかく“俺が一番”でないと気が済まないタイプ。

 正直、そんな性格についていけず結婚して半年くらいで、私のウンザリも限界になっていました。

 でも、周囲には不仲であることをバレたくない意思が強く『仲間うちで、俺らが一番ラブラブじゃないと』と言い放ち、毎日、笑顔の2ショットやラブラブのポートレイト風の写真を撮らされていました。

 後輩から『憧れの夫婦です!』と言われたいためだけの夫に付き合わされていましたが、写真を撮るとき以外は冷え切っていた夫婦関係に、ついに本当の限界を迎えた私が、離婚を言い出しました。

 今思えば、交際中のラブラブ投稿も、見栄のためだけだったのかも」(35歳女性/美容院勤務)

  ◇  ◇  ◇

 夫婦円満を演じるほどに見栄っ張りな夫がいると、その演技に付き合わされる妻は、たまったものではありません。

 SNSだけを見ている周囲は、騙されてしまいそうですが、こんな夫婦もいるのが実情なのです。

3:家にはチープなものしかない

「今、まさに離婚を考えています。

 と言うのも、夫の見栄っ張りな性格に呆れてしまい、もう一緒にやっていける気がしません。

 夫は経営者ですが、仕事はまったくうまくいっていなくて、家計は火の車。

 なのに、外には大きな見栄を張り、服からバッグ、車…と、ローンを組んでまで高額な買い物をします。

 けれど、家にはお金をかけられず、ボロ家に住んでいるし、家具や家電も古いものを中古で買っています。

 私も働いていますが、夫の見栄っ張りが尋常ではなく、稼いだお金も支払いに消えている状況なんです。

 付き合っているときには、内情がわからなかったので、騙された気分。

 なんのために働いているのかわからないし、とっとと離婚しようと思っています」(32歳女性/小売)

  ◇  ◇  ◇

 経営者であっても、仕事がうまくいっていない……は、そこまで珍しくもないお話。

 しかし交際中は、経営状況までは見えにくいので、確かに騙されてしまう女性もいそうです。

 付き合っているときに見せている顔が、単なる“見栄っ張り”の前兆だった…という悲劇もあるのが実態。

 なかなか厳しいのも実情ですが、相手の本性をしっかり見抜いてから結婚に踏み切りたいものです。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


彼にとってタイプ圏外でも…距離を縮める“好み寄せ”のコツ
 気になる彼の好みのタイプが自分とかけ離れているという時、あなたならどうしますか? 男性にとって、見た目や性格のフィーリ...
ミクニシオリ 2020-11-16 06:00 ラブ
もう無駄に恋愛したくない…男性が最後に選ぶ女性の特徴とは
 アラサー以降の年齢になると「次の恋愛は絶対最後にしたい!」と一度は固く決心しますよね。今、気になるカレがいたり、すでに...
若林杏樹 2020-11-16 06:00 ラブ
群れない一匹狼女子がモテる理由5つ♡ “ぼっち”とは違う?
 似た髪型や服装、メイクの「量産系女子」なんて言葉が流行っていますよね。このように、女性はなにかと「みんなと同じ」を好み...
リタ・トーコ 2020-11-15 06:00 ラブ
結婚予定だった彼の態度が急変…身動きがとれず苦しむ女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2020-11-14 06:11 ラブ
コロナ禍のせいで全てが…婚約破棄を決めた男性が抱える事情
「冷酷と激情のあいだvol.20〜女性編〜」では、結婚の約束をした彼氏が自分を避けているように感じる女性・Tさんの心情を...
並木まき 2020-11-14 06:10 ラブ
別れ方で相手の本質がわかる!クリスマス前にフラれる理由は
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。もうすぐクリスマスがやってきます。恋人がいる人は楽しいことをイメージしてワク...
山崎世美子 2020-11-14 06:23 ラブ
彼氏の“わがまま”をひどくする!?してはいけない3つの行動
 わがままな彼氏と付き合うと、毎日本当に疲れますよね……。「甘やかされて育ってきただろうからどうしようもない」なんて、諦...
恋バナ調査隊 2020-11-13 06:00 ラブ
幸せだった頃の思い出が辛い…「失恋の特効薬」ってあるの?
 幸せな時間っていつまでも続くような気がしてしまいますよね。失ってしまえば、なんてことなかった日常って本当に尊いものだっ...
七味さや 2020-11-13 06:00 ラブ
初心者は気をつけて!マッチングアプリに潜む“3つのワナ”
 長引くウィズコロナ生活により、出会いのシーンも大きく変わり始めています。そんななか、活発なのはマッチングアプリ。自宅に...
内藤みか 2020-11-12 06:00 ラブ
美人なのにモテない“非モテ美人”の特徴&脱出する方法5つ
 誰もが羨む“美人”を見ると、「きっとモテるんだろうな」と誰もが思うもの。しかし、美人なのになぜかモテない「非モテ美人」...
恋バナ調査隊 2020-11-12 06:00 ラブ
回りくどい男性は嫌い! 恋愛での“めんどくさい男”の対処法
「気があるの?ないの?どっち!?」とイライラしてしまう、回りくどい男性っていますよね。男らしくストレートに話せばいいのに...
恋バナ調査隊 2020-11-11 06:23 ラブ
40代半ばで婚活参戦、8人の男とお見合いしてわかったこと。
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2020-11-17 09:38 ラブ
やっぱり脈なし?男性が“恋愛対象外”の女性に送るLINE4選
 気になる男性とLINEを交換したのはいいものの、その後のやりとりに脈が感じられないことってありますよね。実は、男性は「...
恋バナ調査隊 2020-11-10 06:00 ラブ
好きなタイプを聞かれた…男性をソノ気にさせるベスト返答!
 男性から聞かれて困るのが「好きなタイプは?」という質問。皆さんはどう答えていますか? 女子トークではなんでも言えちゃう...
若林杏樹 2020-11-09 06:00 ラブ
年下男性の落とし方♡ 好かれる女性の特徴&アプローチ方法
 年下男性を好きになった時、女性は「年上だから……」と引け目を感じてしまいがち。なかなか自信が持てず、アプローチすること...
恋バナ調査隊 2020-11-09 06:00 ラブ
彼氏と長続きする女性のLINE♡ 真似したい共通点8つ
 カップルの連絡ツールとして、多くの人がLINEを使っていますよね。でも、LINEは顔が見えない分、気をつけないと誤解を...
恋バナ調査隊 2020-11-08 06:00 ラブ