そこ見る!? ヒモ男とヒモを飼いたい女性のリアリティーショーがすごい

内藤みか 作家
更新日:2024-06-13 06:00
投稿日:2024-06-13 06:00

ショーは女性主導の展開に

 こうした恋愛リアリティーは、男性の参加者が多ければ多いほど、最初のうちは女性が男性に声をかけてもらうのを待っている感じですが、今回はそんなことはありません。

 ヒモを本気で探す女性たちが気になる男性に声をかけ、ゆっくり話し込もうとします。

 お互いに求めているのは恋愛ではなく、共同生活。そのため、最初から条件の話になるケースもいくつか見受けられました。いきなり金額の話になったり、どの程度何をしてくれるのかと深掘りしたりと、お互いに真剣で、ある意味“商談の場”を担っていました。

イケメンはヒモになれない?

 普通の恋愛リアリティーだと、イケメンは当然のことながら人気が出ます。なかにはイケメンを巡って女の争いが起きる時もあるほど。しかしヒモ男リアリティー番組では、むしろイケメンは敬遠されていました。

 ホストや元ホストは、女性の扱いにも慣れているだろうしヒモにはいいのでは、と思ったのですが、他の女の存在を感じて嫉妬する可能性を考え、面倒になってしまうようです。やはり平和に毎日を過ごすことが最優先なのですね。

 大抵のリアリティー番組では「私だったらこうするのにな〜」とツッコミを入れながらのめり込んで見るのですが、この番組では、一体何が正解なのかもわからないので「そういう男を求めてるんだ!」と、知らなかった世界をのぞいている感じが斬新でした。

 皆さんも「ヒモ男」と「ヒモを探す女」との駆け引きをウオッチしてみては?

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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