47歳で医師から「閉経診断」。その話を更年期世代の女友達にして返ってきた「私の場合はね…」の中身

コクハク編集部
更新日:2024-07-30 06:00
投稿日:2024-07-30 06:00
 47歳になる今年の春、気が付くと生理が来なくなりました。初診の婦人科のクリニックで血液検査を受け、ホルモン値を測ってみると「『閉経診断』です」(byドクター)。
 その顛末について、更年期世代の友人知人にLINEやメールを送ると「私の場合はね…」と、実体験エピソードが返ってきました。

HRT(ホルモン補充療法)を選択→「人間ドックはきちんと受けて」

A子さん(52歳)の場合

 税理士事務所でバリバリ働くB子さんは、毎日かなりのだるさがあり、膀胱炎になったことをきっかけに、女性専用の内科を受診したといいます。

「そこでホルモン値の検査をして、更年期だねという話になり、HRT(ホルモン補充療法)に踏み切りました。副作用の心配をする人もいるけれど、私の場合、治療後は今までどんだけ我慢してたんだとっていうぐらい、楽になったの。

 ジェル(塗り薬)とエフメノカプセルという錠剤を服用しているんだけれど、治療の期間制限があるようで。5年って言われたかな。その間、徐々に減らしていくみたい。

 医師からは、女性特有の病気の進行が早くなる可能性もあるので『人間ドックは定期的にきちんと受けて』と言われてます。私はつらすぎて仕事に支障が出たから治療したけれど、無理にHRTをやる必要はないと思う。薬代もかかるし(苦笑)」

【読まれています】生理が来ない47歳女、婦人科で「閉経診断」。更年期の揺らぎって何?

がん保険に加入できない?

B美さん(55歳)の場合

「思えば、私も45あたりから生理が怪しくなってきた…」と話すA美さん。HRTの経験者だと話します。

「ただし、私の場合はぶり返しがひどかった。むくみとだるさで立ってられなくなりました。しかも投与してた当時、知人からの勧誘を受け、がん保険に入ることになり、いざ加入しようと思ったら、『ホルモン剤を投与していると加入できません』と言われて…。

 40代半ばにもなれば、ホルモンバランスが崩れなんて珍しい話ではないのに、それでもがん保険に入れないのはおかしくありませんか? と外交員さんに詰め寄った記憶があるわよ」

C香さん(51歳)の場合

 更年期障害の治療として、HRTを選択したC香さん。C香さんのイライラや疲労感・倦怠感に悩み、医師からは、貼り薬(パッチ剤)と、内服薬(1日1錠)&ジェル(1日1回両腕に塗布)の併用を提案され、内服薬とジェルの併用を選択したといいます。

「パッチの治療を選んだ私の友人いわく、『面倒はないけど、肌が蒸れて被れる』と。なので、パッチにはしなかったんです。

 私は喫煙者だから、血栓ができやすくなるピルすら禁忌でHRTそのものにちょっと不安がありました。でも、担当医いわく『それは若いときの話! あなたのエストロゲンは“スッカラカン”だから、少々投与したって過多にはならない」と言われたんです。スッカラカンってねえ(苦笑)。

 とはいえ、HRTの短所として、血栓症や乳がんのリスクはゼロではないと思う。漢方薬やエクオールも検討してみてもいいかも!」

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


冬の乾燥に負けない「ツヤ肌メイク術」5選…秘訣はベース
 冬なのにメイクがテカる、ファンデーションが浮いてくる……と悩む女性は多いでしょう。この原因は、乾燥にあります。乾燥を感...
CA直伝 身長150センチ台でもスタイル抜群に見える“美姿勢”
 はじめまして、コラムを連載させていただく官能作家の蒼井凜花です。CA歴4年、六本木のクラブママ歴10年の経験を生かして...
危険度チェック あなたは「酵素不足」に陥っていませんか
 今回はまず、チェックリスト形式でお聞きしたいと思います。 □ ケーキやお菓子が大好き? □ 揚げ物など脂っこい...
代謝低下はダイエットの大敵…肥満ばかりか老化の進行も
 私がダイエットを成功させられたのはズバリ、「酵素」のおかげだと思っています。  と言うと、「ん?」と怪訝に思う人...
急なお泊まりに備えて…あったら便利なグッズを紹介します
 予定になかったのに飲み会で遅くなったり、デートの延長で急なお泊まりになったりすることってありますよね。そんな時、次の日...
婚活で“選ばれない女”ほどやりがちな自己満足メイク3選
 モテとメイクには、深い関係があると言われます。婚活をしているのになかなか「選ばれない」と嘆く女性には、メイクに残念な共...
ナイトブラを勧める理由 ダサさを乗り越え美乳を目指そう
 大手下着メーカーでも販売されているナイトブラ。でも、実際に使用しているのは、女性の半数以下なのだとか。そもそも、ナイト...
太りやすい体質ってどういうこと? リバウンドの原因とは
 よく、太りやすい体質だから痩せない、と聞きますが、そもそも太りやすい体質とはどういうことを言うのか理解していますか? ...
目指すものは「インナービューティー」 基礎からしっかりと
 本気でダイエットを目指す皆さん、そして、痩せてからも健康でキレイでい続けたいと思うあなたに、絶対に知っておいてもらいた...
乾燥の季節…“ツルふわ肌”を保つにはバスルームに化粧水を
 お肌の保湿は一年中大切ですが、空気が乾燥している冬から春にかけては、とくに気をつけなければなりません。顔には保湿液をつ...
コーヒーをはちみつシナモンに 女性に嬉しい3つの美容効果
 とある整体師さんと話していた時、「私ははちみつシナモンを飲んでいるおかげで、ここ3年風邪を引いていないんです」と“はち...
ちゃんと洗えてる? プロが教える正しいシャンプーの方法
 毎日の習慣の中で当たり前のようにしているシャンプー。本当にそのやり方であっているのか疑問に思ったことはありませんか? ...
「どうせダイエットしても…」の口癖に今度こそサヨナラを
 こんにちは、元グラビアアイドルの小阪有花です。現在33歳の私ですが、芸能界で活動していた20代前半、心のバランスを崩し...