王道・ヒアルロン酸注入の注意点
また、ほうれい線治療として王道のヒアルロン酸での治療方法も有効です。入れすぎは厳禁ですが、直後に完成し、ダウンタイムもほぼ無し。溝を持ち上げる治療としてはとても優秀です。
ほうれい線がマリオネットラインにつながっている場合は、骨格やお顔立ちなどにもよりますが、ヒアルロン酸を口角下に入れ(写真左)、輪郭を整える顎(あご)のヒアルロン酸を同時に行うのもいいでしょう(写真右)。
糸リフトで“コラーゲン貯金”
糸リフトを挿入する中級向けの美容医療も、マリオネットラインと繋がっているパターンでは効果を実感しやすいと思います。糸リフトの長所はリフトアップに加え、お肌にハリも与えてくれるので、“コラーゲン貯金”の側面も見込めます。増田自身、1年に1回行っています。
糸リフトでは満足できない、もう少し長く効果を持続させたい場合には、切開によるフェイスリフトの選択肢もあります。
まだまだ気になる「ほうれい線治療」の疑問
Q1. ほうれい線の治療は何歳からできる?
若くても骨格的に凹んでいたり、引き込む筋肉が強く気になっている方もいらっしゃいます。当院では18歳から可能です。
Q2. ヒアルロン酸注入は何度も可能?
ほうれい線は口を動かすたびに折りたたまれるため、日常生活でヒアルロン酸が減りやすい部位NO.1といわれています。比較的ハードルが低く、人気の施術なので注入を繰り返しがちですが、原則、同部位への注入は3回まで。
ヒアルロン酸が大量に体内に入ると、異物とみなされカプセル(被膜)が形成されます。体の中に一度カプセルができると吸収は極端に遅くなり、気付かないうちにシワが不自然に底上げされ、逆に、表面の折りジワが目立つようになってしまいがちです。
同部位への4回以上は適さず、他の治療をおすすめします。
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いかがでしたか? ほうれい線へのアプローチや治療方法はさまざまです。基本的な知識を理解したら、まずは、しっかりとトレーニングを積んだドクターのいる安心安全な美容クリニックを選びましょう。そして、カウンセリングで希望や不安をきちんと伝えることが大切です。
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「イートップクリニック」院長/増田えりか
2013年日本大学医学部卒業後、東京臨海病院、昭和大学病院、千葉こども病院などの形成外科で経験を積む。湘南美容クリニック高田馬場院長を経て、2021年に赤坂見附にイートップクリニックを開設。目周りの手術では業界トップクラスの症例数。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
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