「裕福な前夫と暮らす娘がうらやましい」再婚相手に貧乏脱出を求める44歳ノンキャリ女

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-10-26 06:00
投稿日:2024-10-26 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

44歳、娘に会うたびに抱く複雑な感情

 44歳の奈緒さん(仮名)は、4歳年下の夫・ヒデキさん(仮名)とふたり暮らし。

 過去の結婚で一児をもうけましたが、現在は前夫のもとで養育されているため、会えるのは年に数回程度。最近の奈緒さんは、子どもと会うたびに複雑な感情が湧いてきて、その感情が現在の夫婦仲にも大きな影響を与え始めているのだとか…。

夫婦そろって“稼ぐ力”ゼロ

「うち、貧乏なんですよね。

 私に“稼ぐ力”がないっていうのも大きいのですが、今の夫も私と同じタイプ。

 なので、同世代の家庭と比較してみても、貧乏を実感してしまうんです。これまでもけっこう凹んできました。

 それに…。娘のほうが私よりもいい暮らしをしているみたいで、すごく落ち込んでいます」

 奈緒さんの前夫は、小さいながらも会社を経営。自営業なので浮き沈みはあるものの、事業はおおむね順調のようで、娘の養育にもお金をかけているのが目に見えてわかるそう。

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並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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