嫉妬深い六条御息所は反面教師に…年下男子との恋愛を長続きさせるコツ。「光る君へ」もより楽しめる!

内藤みか 作家
更新日:2024-10-24 06:00
投稿日:2024-10-24 06:00
「源氏物語」の作者である紫式部を描いたNHK大河ドラマ『光る君へ』が話題です。

 光源氏は何人もの年上女性との恋愛を経験しましたが、なかでも六条御息所は強い嫉妬心をコントロールできない一面も。

 年下男子相手に苦しまない恋愛をするコツは、どんなものがあるでしょうか。

六条御息所ってどんな女性?

 先日は、歌舞伎役者の坂東玉三郎さんも歌舞伎で演じた六条御息所。光源氏が十代の頃に知り合った美しく気品のある年上の女性として描かれました。

 けれどもプライドが高く、女性らしい優しさで彼を包み込むことがなかなかできません。

 素直になれない彼女は、光源氏が他の女性のところに行ったり、本妻が妊娠したなどと知ると、激しい嫉妬を覚えますが、平静を装います。

 しかし押し隠した情念は、生き霊となり、恋敵に取り憑き、苦しめるほどになるのです。

【こちらもどうぞ】10歳超年上女にアプローチする男性が増えている。“出産が難しい”と断り、後悔しないための改善点

六条御息所から学ぶところは多い

 源氏物語は平安時代に描かれた物語ですが、六条御息所の言動には、今の時代でも繰り返される「年上女性のNG行動」が詰まっています。私たちは彼女の行動を見て、学ぶところがたくさんあります。

 年下の男性と恋愛をすると、「私は年上だから我慢しなくては」などと年齢の差を必要以上に意識する女性がいますが、そうすると、彼との心の距離はなかなか縮まりません。

 若い彼にも分かってもらえるよう、素直な感情表現をしたほうが、うまくいくものなのです。

年上女性がとりがち「3つのNG行動」

1. 人の目をや噂を気にする

 まず六条御息所は、光源氏本人から聞くのではなく、人の目や噂を気にします。

 そのようなことを気にしなければモヤモヤすることもなかったでしょう。けれど、光源氏に逢えない時間も長かったため、あれこれ妄想して苦しむことになったのでした。

 いつの時代も女性たちは噂話を好むものですが、年下の彼とうまくいきたいのなら、ライバルの動向は気にしないほうがいいでしょう。

「あのコとはどうなったの?」などと詰め寄る年上女性の姿は、あまり美しいものではありません。マイペースに彼と関わっていくのが最も平和です。

2. ライバルを呪う

 そもそも、恋のライバルと光源氏との関係は、この二人の間の問題であり、六条御息所には関係がないことです。どの女性を選ぶのかは光源氏が決めることなので、彼に任せるしかないのです。

 しかし六条御息所は、自分が彼の一番でありたいという欲のために、嫉妬に燃えることになりました。ついには生き霊となってライバルの寝室に向かい、病ませてしまうほどに苦しめてしまいます。

 とはいえ、たとえライバルが亡くなったとしても、年下の彼の愛情を取り戻せるわけではありません。結局のところ自分自身に魅力がなければ、男性から愛されることはないのです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


夢みたいな新婚生活に落ちた黒い影…志穂さんのケース#1
「あれって結婚だったのかなと、今でもよくわかりません。ただ、当時の日常を思い出すとムカムカして、吐いてしまうこともあるん...
神田つばき 2020-01-11 07:03 ラブ
都会暮らしの普通の女がいい女よりもいい出会いを増やす方法
「都会の女は出会いが多いでしょ」。田舎の友達からそう言われることはあるけれど、「良質な出会いがあるわけじゃない」と、そう...
ミクニシオリ 2019-06-26 06:00 ラブ
男女の喧嘩で話し合いが失敗するなぜ? 最新脳科学にヒント
 男女の違い……それは、人類が理性を獲得してからの永遠のテーマです。そこに起因した“すれ違い”がとくに顕著となるのが、男...
しめサバ子 2019-06-26 10:10 ラブ
「私の何が悪いの?」婚活がうまくいかない原因は思考にある
 山本早織の「結婚につながる恋コラム」第8回は、婚活が上手くいかずこのまま諦めた方がいいのでは……と悩んでいるあなたへ、...
山本早織 2019-06-25 14:06 ラブ
私とどっちが大事?筋肉男子と付き合うメリット&デメリット
「筋肉にうっすら浮かんだ血管が好き♡」「割れた腹筋に顔を擦り付けるのが刺激的で好き♡」と、男性の筋肉を愛する女性は増加傾...
しめサバ子 2019-06-25 06:00 ラブ
夫婦仲良しになりたいならすべきこと3つ…その特徴と秘訣は
 結婚前は、これ以上ないパートナーと思い結婚に至った人も多いはず。しかし、結婚して共同生活をすると、大きく落胆することは...
東城ゆず 2019-06-24 06:29 ラブ
「悪妻になったのは夫のせい」鬼嫁が開き直った切実な事情
「鬼嫁」と言われる女性たちの中には、悪妻な自分を自覚しつつ「私がこうなったのは夫のせい」と言い切る人もいます。本当は良妻...
並木まき 2019-06-24 06:00 ラブ
恋愛リアリティー番組 ここに注目すれば“恋愛上手”になれる
 恋愛リアリティーや恋愛バラエティーなどと言われるコンテンツが人気です。一緒に行動するうちに自然と恋愛感情が芽生える様子...
内藤みか 2019-06-24 06:00 ラブ
女性の勘違い“モテ仕草7選”…イタい!それ、バレてます!
「この仕草をすればモテる!」と、話題の「モテ仕草」。あなたは鵜呑みにしていませんか? でも、実はその行動、男性に全部バレ...
孔井嘉乃 2019-06-23 06:00 ラブ
友達の幸せを心から素直に喜べない「女性あるある」の解決策
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラム...
神崎メリ 2019-06-23 06:00 ラブ
彼が結婚を決意してくれない 待てない時に試すべき5つのこと
 少女漫画のように壁ドンしてくれる男性や、適切なタイミングで女性が欲しいと思っているキュン台詞を提供してくれる肉食系な男...
東城ゆず 2019-06-22 06:00 ラブ
鬼嫁で構いません! イジワル姑へのジワジワ効く復讐劇3選
 イジワルな姑にいつもいびられていると「いつか復讐したい……」と、心に決める女性も多いようです。しかし面と向かって仕返し...
並木まき 2019-06-22 06:00 ラブ
平然とトゲトゲしい言葉を…今どき鬼嫁が好む“3つの口グセ”
「鬼嫁」と呼ばれる女性には、口グセに共通点もあるようです。日ごろから、夫を罵ったり小馬鹿にしたりする鬼嫁も多いだけに、口...
並木まき 2019-06-21 06:00 ラブ
嫉妬する彼女は嫌われる むしろ男ウケする可愛いヤキモチ3選
 女性は「ヤキモチを妬く女は重い」と思いこみがち。そして、そのヤキモチの感情と自分の中で戦うことになります。しかし、ヤキ...
東城ゆず 2019-06-21 06:16 ラブ
不倫で本気にならないためには? 不倫男性に学ぶ女性の心得
 不倫中の女性にありがちなのが、「彼は本気なの?」と相手の気持ちを量ろうとしてしまうこと。でも、大前提として、不倫をして...
リタ・トーコ 2019-06-21 06:00 ラブ
HUNTER×HUNTERにみる「念能力6系統別」恋愛タイプ分析
 恋愛傾向にはいろいろなタイプがありますよね。こうした恋愛傾向をどう分類したら説明しやすいかな?と考えていたところ、人気...
しめサバ子 2020-07-06 04:12 ラブ