「完全な独り身はしんどい…」人生初の不倫相手から別れ話に切り出され、動揺する離婚目前の43歳男性

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-02-15 06:00
投稿日:2025-02-15 06:00

すぐに再婚したいのに

 カズノリさんは離婚後、絵梨花さんとすぐにでも再婚をしようと考えているとのこと。妻との間で離婚に関連する金銭的な条件は、カズノリさんの負担が極めて少ない内容で合意済みなため、離婚しても経済的に不安定になる心配はないのだと話を続けます。

「でもですよ、このところ絵梨花はよく別れ話をしてくるんです。

 なんででしょうね? 俺の離婚を、もっと喜んでくれるかと思っていたのに、あんまり喜んでいるようには見えないんですよ。

 まあ不倫は初めてって言ってたし、あ! 俺も初めてですけどね。うん、まあそんなわけで、絵梨花もいろいろ不安なのかな?

 でも妻に不倫の慰謝料を払うわけでもないし、なんでそんなにテンション低いんですかね?

 せっかく不倫じゃなくて正々堂々とつきあえて、もしかしたら夫婦にだってなれるのに、絵梨花があんまり喜んでくれないのが、気がかりっちゃ気がかりですねぇ」

もしかしてメンタル崩壊してる?

 妻との離婚はすでに不可避な状況なため、ここで絵梨花さんにまで去られたら「メンタルが崩壊しそうだから、それだけは勘弁してもらいたい」とカズノリさん。

「だけど、絵梨花が逃げてしまう不安も強いんですよ。

 理性では絵梨花は去るわけない、そんなに冷たい女じゃないと信じていますが、直感の部分では絵梨花が一緒にいてくれる感じがしないんです。

 何度も別れ話をされている影響もあるでしょうけど…。なんていうか、このまま絵梨花と一生一緒にいる自分がイメージできないんですよ。

 なんでかなあ、こんなに絵梨花が好きなのに、変ですよね。

 離婚目前だから、俺のメンタルはすでに崩壊していて、変なこと考えているだけですかね?

 そうであってほしいなあ。完全な独り身になるのはしんどすぎて無理ですよ、俺…」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


見た目が全てじゃないけど…ありのまますぎる男性陣に落胆
 16人分の紹介書が届きました。年齢は49歳6人、48歳4人、47歳2人、46歳1人、44歳2人、43歳1人。年齢50歳...
今度はどんな男性が…大手企業と契約している2社目に挑戦
 相手の写真を見るまでに時間をかけている余裕はないので、今回は、紹介資料が月に2回届くというB社に入会しました。ここは大...
“アラフォー女子”がネックなの? メール返信はまさかの1人
「会員数日本最大」の言葉に引かれて入会したA社。インターネットの会員専用画面から文字情報が気になった3人に早速アクセスし...
いざ、パートナー探し…初期投資は締めて「12万円」ナリ
 独身崖っぷち、アラフォー女性記者が果敢に(?)潜入取材した結婚相談所の生態をリポートしていきます。  1回目は...