女性は30代以降、筋肉量が年間1%ずつ減!?【医療従事者監修】今すぐ試せる“ぽっこり下腹”引き締め術3選

コクハク編集部
更新日:2025-03-06 06:00
投稿日:2025-03-06 06:00

3. ぽっこり下腹撃退!今すぐ試したい方法は?

 ぽっこり下腹が気になる人は、以下の3つの方法を試してください。

3-1. 筋力トレーニング

 下腹が気になる人は、おなか周りの筋肉を鍛えましょう。

(1)仰向けに寝転び、両ひざを90度に曲げる
(2)両手を頭の後ろで組む
(3)背中を丸めて頭を上げ、おへそを見る
(4)ゆっくり元に戻す

 腹筋のように頭を上まで上げずに、無理のない範囲で構いません。息を吐きながら行ってくださいね。

3-2. 食事内容の見直し

 筋肉をつけるためには、タンパク質をしっかり摂ることが大切です。豚肉や卵に多く含まれるタンパク質を意識して摂ってください。筋肉をつけることで下腹が目立たなくなるだけではなく、基礎代謝も高まりますよ。

 基礎代謝とは、動かなくても消費される必要最低限のエネルギーのこと。基礎代謝を高めることで、太りにくいからだ作りができるでしょう。

3-3. 漢方薬の服用

 筋トレや食事内容の見直しを継続するのが厳しい人は、飲むだけで効果が期待できる漢方薬の服用もおすすめ。手軽に続けられますよ。おなか周りの脂肪には「脂質代謝を改善し脂肪を燃焼させる」「余分な脂肪を便と一緒に排出する」といった漢方薬で根本改善するのがおすすめです。

<ぽっこり下腹改善におすすめの漢方薬>

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):脂質代謝機能を改善し、ため込んでいる脂肪を減らすのに役立ちます。おなかがぽっこり出ていて、便通が悪い人におすすめです。

・大柴胡湯(だいさいことう):からだの余分な熱を取り除き、脂質代謝を改善します。ストレスによる過食傾向で、便秘になりやすい人におすすめです。

 スマホで気軽に専門家に相談できるオンライン個別相談も話題です。スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも気軽に相談が可能。お手頃価格で不調を改善したい人は、医薬品の漢方をチェックしてみましょう。

4. 下腹を引っ込めてスリム体型を取り戻そう!

「服を全部買い直さなくてもよさそうで安心しました。教えてもらった対策、全部今日から試してみたいです!」

「年齢を重ねると、下腹以外にも変化するところが出てくるわ」

「そうなんですね…。また困ったことがあったら相談してもいいですか?」

 不安そうな顔をするミノリさんに、えりのボスは笑顔で語りかけます。

「もちろんよ。また気になることがあったら、いつでもサロンへいらっしゃい」

 優しい表情でサロンを去っていくミノリさんを、えりのボスは笑顔で送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師 中田 早苗(なかだ・さなえ)

 デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

「あんしん漢方」を詳しく見てみる

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