3年間必死に耐えたビジネス禁断愛。「責任とって」離婚した不倫相手に入籍を迫る44歳女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-03-01 06:00
投稿日:2025-03-01 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

44歳、不倫相手がやっと離婚した

 44歳の香織さん(仮名)は、3年間の不倫の末に7歳年上の不倫相手が離婚をしたそう。

 不倫をしていた頃から「離婚をしたら、私を妻にして!」と相手の男性であるコウイチさん(仮名)に話をしていたのに、なかなか結婚へと進まない関係に苛立っています。

「私の年齢を考えれば、すぐにでも結婚をしてもいいと思うんですけど。コウイチさん、ヒドイですよね!?

 3年間もコウイチさんに貴重な時間を捧げてきたんだから、ちゃんと責任をとってもらいたいのに。

 私が『いつ入籍するの?』って聞いても、答えをはぐらかされてばかりです」

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肩身の狭い思いをしつつも待っていた

 香織さんはコウイチさんと仕事上で出会い、当初は不倫をするなんて思ってもいなかったとのこと。

 しかしひょんなタイミングでふたりきりで食事に行く機会があり、その夜に体を重ねてからズルズルと3年も続いてしまったと言います。

「コウイチさんには娘さんがひとりいて、養育費もきちんと払っていくって聞いていますが、そもそも彼は高収入なので結婚後の生活にもそこはあまり不安視していません。

 それよりも3年間ものあいだ、私はじ〜っと彼の離婚を待っていたわけですから、早く責任をとってほしい、それだけなんです。

 私は40歳を過ぎてもまだ婚歴がないので、親も心配しているんですよ。地方出身なので、まわりの友人はみんなママになっているし、親戚を見渡しても結婚をしていないのは私くらい。

 不倫をしているあいだにも、親から何度か地元でのお見合いの話をされました。

 でも私はコウイチさんを信じていたので、親には『仕事が楽しいから、結婚は考えられない』って嘘を言ってお見合いは断ってきました。

 そういうのもコウイチさんは知っているんですから、1日も早く責任をとってほしいんです」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
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