ファミマがまたやってくれた!抜栓前から期待大、1100円台の「新商品のボルドー赤ワイン」が最高すぎる

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2025-04-30 06:00
投稿日:2025-04-30 06:00
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「WSET(level3)」を取得。
 皆さんにもっと手軽にワインを飲んでいただきたい、ただただその一心で、1,000円台で買える“神旨”ワインをガチでご紹介します!

ファミマ新商品の赤ワインが気になる!

 GWはいかがお過ごしですか。365日エブリデイ(?)、今夜はどんなワインを飲もうかな♪ と考えながら日中過ごしている市野瀬としましては、ワインショップに行かずとも24時間いつでも手に入るコンビニワインは、人生に欠かせない中心的存在!(「人間は裏切ることがあってもワインは決して裏切らない」と本気で思っちゃってます・笑)

 そんな日々の晩酌の“お友”になってくれそうなワインが、先日、ファミリーマートで新発売されました。市野瀬家の晩酌にレギュラーメンバー入りするのか…いざ検証!!

 税込1199円というお財布に嬉しい値段で登場してくれたのが、『シャトー・デュ・ラゴン2023』。ワイン産地の中では言わずと知れた世界的名産地・フランスのボルドー地方の赤ワインで、メルロー種とカベルネ・ソーヴィニオン種をブレンドして造られています。

【こちらもどうぞ】一生役立つ!「赤ワインの品種はたった4種」覚えればいい

仏ボルドー地方のワインとは?

 ボルドー地方は、フランス南西部に位置する大西洋に面した銘醸地。年間を通じて穏やかな気候で、世界最高水準のワインが造られている偉大な産地です。もちろん、甘口ワインや白ワインにも優れたものがたくさんありますが、世界で醸造されるワイン全体の9割近くが赤ワイン! 私の中では、ボルドー=赤! って感じなので、もぅ抜栓前から期待大♡

 ボルドー地方では、赤白問わず、複数のブドウ品種をブレンドして造ります。ブレンドをすることにより、ワイン全体のバランスを保ちつつも、味わいや香りに複雑性を出すんですね。ちなみにワインの世界で「複雑な味わい」とコメントするのは最高の褒め言葉ですよ!

 赤ワインの場合は、生産地区の気候や土壌によって味わいや香りが決まる最適な主役品種「カベルネ・ソーヴィニオンorメルロー」をベースに、カベルネ・フランなどの“脇役品種”をいくつかブレンドして造るのが一般的ですが、今回ご紹介するワインのように主役同士をブレンドすることもあります。市野瀬的な見解ですが、上級キュヴェに使用した残り分を処分等するのではなく、もちろん、相性を考慮した上で、主役級のブレンドとする考えもあるかなと(サステナブルですよね!)。

気になる味、飲み口、香りは…

 さて、ボルドーの全貌を少しだけ頭に入れたところで…まずは香りから。

 クランベリーやチェリー、レッドプラムなどジューシーな赤系果実の他、黒系のブラックベリーやカシス、そしてヴァニラやシナモンなどの丸みある香りがふわっ。さすがボルドーって感じの木樽のニュアンスも少しありつつ、黒胡椒のようなややスパイシーな香りも…。

 では、ボルドー地方の景色を想像しながらゴクリ…。

 この香りだからもっとガツンと重ためかと思いきや、親しみやすいやや軽めのアタック。酸味は穏やかで、飲み込んだ後にスッと残るスミレのような心地よいフレーバーも良き。主体であるメルロー種がもつ果実味たっぷりなマイルドさと、カベルネ・ソーヴィニオン種の力強いタンニン(渋味)がバランス良く一体化し、なめらかでシルキーでありつつも骨格のしっかりとした、カジュアルなボルドーワインでした。

 少しだけザラっとしたタンニンを感じる方もいらっしゃると思うので、この渋味が苦手な方は、開栓した翌日以降に16℃くらいの常温で飲むのがオススメ! タンニンが全体にやさしく馴染んで香りも開き、飲みやすくさらにおいしくなりますよ!

お肉と合わせたい!

 市野瀬的には、単体で飲むよりもやはり料理を呼びたくなる味ですね~。ボルドーワインですからね、やはり肉ですよ~肉! 肉!!

 赤身ステーキやローストビーフ、肉汁たっぷりのハンバーグなどには完璧に合いますし、同じファミマで手軽に購入できるチーズや生ハムなどのおつまみ、レジ横に売っているとつい買ってしまいがちな唐揚げや串焼きとのペアリングでもgoodです。

 このボルドーワインを添えるだけで、日常の何気ないお肉料理やコンビニで買えちゃうアテでも、まるっと、ものすごくスペシャルな気分になれちゃうのは私だけじゃないハズ!

 お安くおいしくアナタ様のすぐ近くに存在してくれるファミマの1本は、日々の晩酌に彩りを与えてくれるに違いありません♡

(※本文内の価格等は著者購入時のデータとなります)

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


「チキンステーキのカレーヨーグルトソース」日本人好みの味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・八丁堀の「串粋」の吉田正則さんに、和テイス...
いいね6.6万!全農広報の舞茸ごはんに挑戦 2022.10.29(土)
 秋の味覚といえば、キノコ。1年365日、欠かすことなくキノコを食べているキノコラバーが、「まじ、おいしそう」と気になっ...
「ささみのきつね巻」油揚げと鶏肉をクルクル…お店な一品!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・八丁堀の「串粋」の吉田正則さんに、おしゃれ...
「豚とモヤシのレンジ蒸し」耐熱皿に材料をのせて…チン!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇の「大衆居酒屋みやらび」の神里正治さん...
【レンジで作るパッタイ風うどん】エスニック欲を満たしたい
 SNSは開設半年で総フォロワー20万人超、仕事と育児の両立に挫折した挙句、35歳で夫の失業を経験した爆速レシピクリエイ...
およね 2023-05-31 14:56 フード
「手羽大学」下準備15分、しっかり味の手羽中は意外と楽チン
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇の「大衆居酒屋みやらび」の神里正治さん...
1000円台で“シャンパーニュそっくり”の1本!ハロウィンに♡
 おいし~い実りの秋、到来ですね♪ キノコ、栗、サツマイモ、秋刀魚……。ココロと胃袋を満たすべく、思う存分、旬の食材を堪...
市野瀬瞳 2022-10-19 06:00 フード
「ナスと豚バラの八丁味噌炒め」調理の肝はナスの“揚げ”焼き
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇の「大衆居酒屋みやらび」の神里正治さん...
「そうめんチャンプルー」ベチャベチャにならないコツは2つ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇の「大衆居酒屋みやらび」の神里正治さん...
【Eggs 'n Things】極上のランチ体験 2022.10.15(日)
 ハワイの老舗パンケーキ店「Eggs 'n Things」。 友達とのティータイムやランチデートに満足度が高いメニューを...
「沖縄風バクダン」コーレーグースを一滴垂らすと沖縄の風
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇の「大衆居酒屋みやらび」の神里正治さん...
「柿とストラッキーノチーズの白和え風」フルーツはお好みで
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「Petalo」の酒匂駿佑...
肉そばラブ!新宿でサクッと女ひとり晩酌 2022.10.11(火)
 なんやかんやで忙しい。ゆるゆる&しっぽりとグラスを傾ける余裕はない! だから、女性がひとりでサクッと手軽に飲めるお店が...
「さつまいものロースト ブルーチーズソース」レンチンで♪
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・上川町のオーベルジュスタイルのイタリアン...
鍋も包丁も使わない!「サバ缶」で作る“爆速”1人前カレー
 はじめまして、およねです。今回からコクハクにてレシピを発信させていただくことになりました。 「爆速レシピクリエイ...
およね 2022-10-10 09:24 フード
「穴子と豆腐の柳川鍋」冷えた体にじんわり染みる優しい一品
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・歌舞伎町の居酒屋「のだぴん」の野田義彦さん...