金目当てと罵られ…水商売あがりの女が“禁断不倫”に走るとき「義弟がたまらなく愛しくて」#1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-04-25 06:00
投稿日:2025-04-25 06:00

遺産目当てと罵られ…

 翌年、2人は結婚。二世帯住宅では、義理の両親も優しかったという。しかし、悩みの種もあった。

「近所に住む夫の実弟の妻が『直美さんは遺産目当てだ』と何かにつけて文句を言ってくるんです。元々気が強いタイプで、浩介さんも尻に敷かれているようで…。確かに、貧乏育ちの私にとって夫の経済力は魅力のひとつでしたが、夫自身に惹かれたのも事実です。

 それに、長男の嫁としての苦労も多かったんですよ。舅は常に家のリビングでテレビを見て私を家政婦のようにこき使いましたし、義母は『早く孫の顔が見たいわ』とプレッシャーをかけるんです。

 しかも夫は倹約家を通り越したケチ、私が自由になるお金は月にたった4万円。その範囲内で美容室に行ったり化粧品を買ったり…知人との呑み代を稼ぐため、家事をこなしながらパートもしました」

誰にも言えない過去

 実は直美さんには後ろめたい出来事があった。

「私…水商売時代に中絶をしたんです。相手はキャバクラのお客様。でも彼は妻子持ちで、堕胎の選択しかありません。水商売の件も中絶のことも家族には絶対に内緒です。

 その上で妊活を強制されて、かなりプレッシャーでした。結局、不妊治療に500万ほどかけましたが、妊娠できなくて…今年、45歳になったのを機に不妊治療は終了。義理の両親も『子供は授かりものだから』と慰めてくれて、そのときばかりは優しさに涙が出ましたね」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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