自立を促すと逆上…44歳の娘が家を出ない。子育てが甘かったのでしょうか(74歳男性、69歳女性) 

植草美幸 恋愛・婚活アドバイザー
更新日:2025-11-21 08:00
投稿日:2025-11-21 08:00

【相談】独身の娘(44歳)が家を出てくれません

 独身の娘(44歳)が家を出てくれません。2年前に離婚し、出戻ってきました。10歳になる息子のシングルマザーです。結婚を機に仕事を辞めています。現在はスーパーで週3日のアルバイトをしています。

 元夫の借金が原因で離婚していたこともあり、かわいい娘や孫のためだと思って快く受け入れましたが、娘は私たち夫婦の貯金や年金をアテにして、正社員になることを嫌がり、家事も妻(母親)に任せきり。私たち夫婦も持病もありますし、無理はせずゆったり旅行や2人の時間を大事にしたいと話しています。

 いずれ、親である私たちも介護が必要になるかもしれませんし、娘には自立してもらいたい。3カ月前から、家を出てほしいと伝えていますが、娘は逆上して話になりません。

 今住んでいるのは持ち家ですが、私達には息子(37歳)もおり、独身で実家(持ち家も私たちの財産も)をアテにしているフシがありお小遣いをせがまれます…。子育てが甘かった部分は反省していますが、この先、どう対処していけばいいでしょうか。

【こちらもどうぞ】夫とは2年、まともに口をきいていません。(46歳・パート主婦)

【見解】親子ともに危機感が欠けています

 娘がおんぶに抱っこで親を頼り切り、フルタイムでは働かず、週3日のパートだけというのは、現実として異常だと思います。親も「元気なうちは面倒を見られる」と思い込んでしまっている。でも、44歳はもう立派な中年で、自立して生きる責任がある年齢です。

 ですから、まずは「フルタイムで働くこと」を家に置く条件にすべきです。3カ月以内に就職しなければ、荷物を玄関に出して追い出すくらいの覚悟が必要です。親が甘やかしてきた結果、娘は世の中も家族も軽んじている。だからこそ、今は厳しく現実を突きつけるべきなんです。

 本来ならこの年齢では親に仕送りをしてもおかしくない。それを、いつまでも実家でぬくぬくと暮らしているのは、親子ともに危機感が欠けています。

 実際に、こうした状況から子ども(孫)が施設に入るケースも多いようです。ある家庭では、お父さん(祖父)が病気で働けなくなり、「もう娘や孫の面倒は見られない」と言ったところ、娘は子ども(孫)を世話できないと言って施設に預ける決断をしました。

 手続きは複雑ですが「親が養育できない」と判断されれば、施設が引き取ることになります。彼女の前の旦那さんも「面倒は見れない」と言い、結果的に子どもは施設へ行っています。

植草美幸
記事一覧
恋愛・婚活アドバイザー
1995年、アパレル業界に特化した人材派遣のエムエスピーを創業(現・代表)。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の高い成婚率(※)を誇り、成婚件数も1000件以上を数える。著書は「ワガママな女におなりなさい 『婚活の壁』に効く秘密のアドバイス」(講談社)、『、「結婚の技術」(中央公論新社)、「なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ」(青春出版社)など多数。(※)成婚退会者数÷全体退会者数で算出。
HPXYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


寂しいデートの別れ際どうしてる?絆を深めるバイバイの方法
 楽しいデートであればあるほど、寂しくなるのが別れ際。でも、このデートの別れ際は男性に感謝や好きな気持ちを伝える大切な時...
孔井嘉乃 2020-01-03 06:00 ラブ
妻はウンザリ!夫の“サイレントにトゲトゲしい”モラ発言3選
 世の中には、褒めているように聞こえて、実は相手を辛らつに批判している会話も存在します。そんな暴言を妻に吐く夫は、ジワジ...
並木まき 2020-01-02 06:00 ラブ
情で彼氏と別れられない 後悔を防ぐ3つのこと&綺麗な別れ方
 長年同じ恋人や夫と過ごしていると、「とっくに潮時だけど、この人がいない生活を想像できない」「人としては嫌いではないから...
孔井嘉乃 2020-01-02 22:47 ラブ
女性は追う恋より追われる恋が幸せ?追われる恋のデメリット
 巷で囁かれる恋愛論では、「女性は追う恋より追われる恋の方が幸せになれる」というのが鉄則です。でも、これって本当でしょう...
リタ・トーコ 2020-01-01 06:06 ラブ
彼氏の「パパ適正」をチェック! 旦那選びに役立つ豆知識5つ
 付き合っているときは何も不満のない完璧な彼だったとしても、結婚して子どもが生まれると次第に「あれれ、こんなはずじゃなか...
田中絵音 2019-12-31 06:00 ラブ
女好きなだけじゃない…浮気男にありがちな“困った悪癖”3選
 彼女や妻がいながら、別の女性を口説く浮気性な男には、女好きであると同時に、困ったクセがある場合も少なくありません。魑魅...
並木まき 2019-12-31 06:00 ラブ
俺がルールだ!ドン引きしたモラハラ夫の狂気言動ワースト3
 こんにちは、モラハラ夫と10年間の交際期間に加え、約10年間もの地獄の結婚生活してしまった犬田です。前回は結婚してしま...
犬田さちこ 2019-12-30 06:34 ラブ
ワンナイトラブで男を見る目を磨ける? 意外な5つのメリット
 一晩の恋とも呼ばれる「ワンナイトラブ」。人によっては、「そんな不誠実な恋愛は絶対に嫌!」と思われるかもしれませんが、実...
東城ゆず 2019-12-30 06:00 ラブ
目を背けて結婚…20年間で悟ったモラハラ夫の前兆と地獄実例
 モラハラ夫と約10年間、付き合っていた期間も含めると約20年間も過ごしてしまった経験アリ、犬田さちこと申します。 ...
犬田さちこ 2019-12-30 07:08 ラブ
自ら鬼嫁を生み出している…“鬼嫁メーカー”な夫の性格3選
「ウチの嫁、鬼なんです!」と語る男性たちの中には、気づかないうちに鬼嫁メーカーになっていそうなタイプも散見されます。魑魅...
並木まき 2019-12-29 06:00 ラブ
ダメを近づけているのは自分? 男をダメにする女性の3タイプ
 好きな男性のタイプは「頼りになる男性」とか「仕事ができる男性」と挙げるのにも関わらず、気がつけばいつも彼氏がダメ男……...
東城ゆず 2019-12-28 06:00 ラブ
クリスマスや誕生日の前後…記念日の浮気をチェックする方法
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。皆さん、クリスマスは楽しめましたでしょうか。恋人たちにとってのビッグイベント...
山崎世美子 2019-12-28 06:00 ラブ
正当化にもほどがある…鬼嫁たちが夫に放つ“驚愕の持論”3選
 夫婦関係は、持ちつ持たれつ。……であるはずが、相手が鬼嫁となると、そうはいかない現実も散見されます。魑魅魍魎(ちみもう...
並木まき 2019-12-27 06:00 ラブ
バツイチの出会いはどこに? 本当にあった3つのエピソード
「バツイチ」という言葉もすっかり市民権を得たようで、今では「バツイチです!」と言っても偏見にあうことが滅多になくなりまし...
東城ゆず 2019-12-27 06:00 ラブ
どうして? DVも性犯罪も…女性の「加害者」が増えている
 DVというと多くの人が「夫から妻への暴行」を想像すると思いますが、実態は変化しつつあります。男性からの被害相談がどんど...
内藤みか 2019-12-26 06:00 ラブ
彼氏への上手な寂しさの伝え方!重い女にならないためには?
 お付き合いをしていても、なんだか寂しさを感じてしまうことってありますよね。でも、漠然とした「寂しい」という気持ちを上手...