更新日:2025-12-23 11:45
投稿日:2025-12-23 11:45
20代の頃、クリスマスは恋人と過ごすべき特別な一日だった。でもアラフォーになった今はちょっと違う? 大人になって変化した「12月24日」の意味を考えます。
かつては「クリスマス=恋愛の成績表」だった
友人の佳奈(41)は、数年前からクリスマスに特別な予定を入れなくなった。
「昔はさ、12月に入った瞬間からソワソワしてたよね。誰と過ごすかで、女としての価値が決まる気がして」
そう笑いながら言うが、その表情はどこか清々しい。20代の頃の佳奈にとって、クリスマスは“恋愛の成績発表”だった。
恋人と過ごせれば勝ち組。予定がなければ、理由を探して自分を責める。
「仕事だから」「友達とだから」そう言い訳しながらも、心のどこかで“ひとりで迎えるクリスマス=負け”という思い込みに縛られていたという。
特別なことはしない
世の中にも、はっきりとした“正解”があった。
恋人とイルミネーション。家族でホームパーティー。ひとりは、どこか“かわいそう”。
でも、アラフォーになった今。佳奈はあっさり言う。
「誰と過ごすかより、どう過ごすかのほうが大事だなって思うようになった」
今年のクリスマスイブも、彼女は普通に仕事をして、帰りにスーパーで好きな総菜を買い、家でゆっくり映画を観て寝る予定だ。
ケーキは買わない。チキンも無理に食べない。SNSも、ほとんど見ない。
「若い頃は、“特別なことをしない自分”が許せなかった。でも今は、何もしない夜も、ちゃんと自分を大切にしてる気がする」
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