寝ている間に髪が…意外と知らない就寝時のダメージと対策

藤田裕美 美容師・ヘアメイク
更新日:2020-08-09 03:19
投稿日:2019-10-08 06:00
 皆さんは寝るときや寝る前はどのような髪でいますか? せっかくトリートメントをしたのに、その後のケアの方法や寝方によって、実は傷んでいることがあるかもしれません。シャンプーの後、念入りにトリートメントをしたはずなのに、朝起きたら何故かパサついていたりひどい寝癖だったりすることはありませんか。思い当たる人は要注意かも。正しいヘアケアと寝るときのちょっとした工夫でキレイな髪を保ちましょう。

何故、寝ている間に髪にダメージが起こるの? 摩擦と絡まりの関係

 寝ている間に知らず知らず髪が傷んでいるなんてビックリですよね。私たちは寝ている間には無意識に寝返りを打ったり頭を動かしています。その度に髪とシーツの摩擦や絡まりによって髪にダメージが加わるのです。

 表面のキューティクルが摩擦によって剥がされ、パサつきの原因に。髪が湿っていたりすると表面のキューティクルが剥がれやすい状態にあるためさらにダメージ大になることもあるので注意です。

 後頭部より下の襟足あたりの髪が摩擦による絡まりで切れ毛や枝毛になったりすることもあります。襟足の毛が短いな、と感じている人は絡まりなどで切れているかもしれません。

寝る前の正しいヘアケアと準備

 お風呂上がりに髪と頭皮を乾かすのは、当然マストなことはわかっている人はとても多いと思います。お気に入りのアウトバス用のトリートメントをつけて乾かす、ここまでは大丈夫でしょうか。

 それでは乾かすタイミングはいかがですか。お風呂から出て何分後に乾かし始めますか。乾かせば一緒じゃないの? 時間をおいた方が自然乾燥もされて乾かす時間が短くていい……なんて思っていませんか。

 実は乾かすタイミングは早ければ早い方が髪にも頭皮環境にも良いのです。濡れている状態の髪はとても弱く、時間をおけば髪に残った湿気で菌の繁殖に繋がってしまったり、ニオイの原因になったり、カラーやパーマをしている人は持ちが悪くなったりします。お風呂から出たらなるべく早く乾かしましょう。しっかり乾かせば翌日も楽になります。

 最後にもう一度少量のトリートメントをつけることでコーティングされ摩擦から守ってくれます。

【あわせて読みたい】男ウケ視点でヘアオイルを選ぶなら? 人気の4商品でリサーチ

藤田裕美
記事一覧
美容師・ヘアメイク
都内のサロンに勤務後フリーのヘアースタイリストに転向。メディア等のヘアーメイク、講師などの活動。2014年恵比寿にプライベートトータルビューティーサロンを設立。美容師免許保持。
http://starlier.jp/

ビューティー 新着一覧


テラコッタに飛びつくと危険! 40代の失敗しない秋メイク
 秋のメイクといえば、季節に合ったくすみカラーをたくさん使いますよね。でも、20代ならアンニュイに決まるカラーも40代に...
プラセンタって本当に効く?最強の美肌成分にはデメリットも
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
太っていても罪悪感なし!「ぽっちゃりモテ女性」綺麗の特徴
 世の中には、太っていても綺麗な人っていますよね。今ぽっちゃり体型の人なら「どうせ太るなら、綺麗でモテるぽっちゃりになり...
あざとい女からメイクテクだけ拝借!“全パーツ”勉強になるわ
 みなさんの周りには計算し尽くされたあざとい女性はいませんか? メイクやファッションだけでなく喋り方や振る舞いまで、あざ...
40代女の“低身長”は武器にもなる! 悩み克服コーデ鉄則5カ条
 低身長な40代女性は、「自分に自信が持てない」「似合う服がなかなか見つからない」と悩みを抱えている人が多いようです。で...
【洗面台問題】歯磨きグッズの見直しでシンプルに格上げ♪
 シンプルでスッキリとした洗面台に憧れているのですが、どうすればオシャレに見えるのでしょうか?  備え付けの洗面台を交...
「オバ見え」警報発令中! いまさら聞けない服選びの注意点
 鏡の中の自分の姿を見て「前より老けて見えるかも……」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。今回は、オバ見えフ...
シミ!シワ!鏡見て溜息…老化を予防するアスタキサンチン!?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ドライシャンプーは毎日使ってOK?意外なデメリットを解説
 入院中や災害時に役立つ「ドライシャンプー」は、汗をかく仕事の人や多忙を極める人に「とても便利!」と大人気ですよね。でも...
年間100種類超を使用!時短美容家「ガチ推し」シャントリ3選
 おさまらない物価高への悲鳴が、あちらこちらから聞こえている昨今。日用品に、これまで以上の節約意識を向けている人も少なく...
今こそ一点投入!アラフォーに推す「刺激少なめコスメ」2品
 気候が安定しないと、お肌の調子も狂いますよね。大事な予定を控えているのに肌荒れやくすみが消えないままだとテンションもダ...
こんなご時世こそ…40代必見「お金をかけない美容法」総点検
 40代女性は、仕事、家事、育児と本当に多忙ですよね。エステに行く時間もないので、気がつけば自分の美容なんてほったらかし...
自分のカラダを「がん」から守るために正しい情報を知ること、備えること、できていますか?
 日本人女性が生涯に患う最も多いがんは何だと思いますか。「乳がん」です。2018年には新たに約9万4000人が罹患し、全...
そりゃ痩せないわ! ダイエット失敗談から学ぶ「2つの原因」
「ダイエットをしても、いつも必ず失敗してしまう」と、痩せられないことに悩んでいる人は多いようです。なぜ、みんななかなか痩...
体臭・香水など職場のスメハラ問題 賢く解消する4つの対策
 〇〇ハラスメントという言葉が流行っていますが、中でも臭いで周囲を不快にさせる「スメルハラスメント」は、センシティブな内...
「前髪切りたい」衝動の理由…伸ばしたい人必見“対処法”4選
 前髪をある日突然、切りたくなる人って案外多いと思います。伸ばしかけていたとしても、計画的ではなく「衝動的」に切ってしま...