“生活習慣病”も予防して! 介護は認知症だけじゃないんです

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2019-10-16 06:00
投稿日:2019-10-16 06:00

生活習慣病で陥る怖い介護状態

 生活習慣病とは、自分の不摂生が原因で起こる病の総称です。運動不足や食べ過ぎ、アルコールやタバコなどがおもな原因で、糖尿病やがん、高脂血症なども生活習慣病に含まれます。怖い病である“がん”も、自分自身の生活習慣が原因になり得るということは恐ろしいですよね。

 生活習慣病にかかった後、自分がどんな生活を強いられることになるか理解していない人は多いはず。ここでは、生活習慣病になることで制限がかかるものを3つ紹介しましょう。

食事制限がかかる

 若い時から栄養バランスの良い食事を適量の食生活を心がけてきた人であれば、高齢者になった時にも食事制限がかかることは少ないです。高血圧や糖尿病は、食事の不摂生が原因で起こる病の一つ。長年の習慣が、高齢者になった時に「病」として現れます。

 食事制限がかかると、摂れる塩分や水分、食事量自体に規制がかかります。1日くらいだったら塩分を事細かく計測した薄味でも我慢できるかもしれませんが、毎日となるとすごくストレスでしょう。筆者は検食で減塩食を食べたことがありますが、「想像以上に味がしない」というのが素直な感想です。

 塩分制限がかかれば、漬物や味噌汁、お刺身にかける醤油なども我慢する必要があります。高血圧になってしまうとさまざまな合併症が起こって、水分制限がかかることも。夏場でも、水分500mlしか飲めないケースもあるのです。

寝たきりになる可能性も

 寝たきりになる可能性も考えられるでしょう。高血圧になると少し歩くだけで動悸がしますし、肥満になると運動が億劫に。筋力が落ちる高齢者の場合は、さらに身体に負担がかかるのです。

 疲れやすいため、横になることが多い生活が続くことになります。これが、寝たきり生活の理由になるのです。このことを知らない人は多くいます。だからこそ、中年以降から自分の肥満や血圧には、最低限の注意を払うことが大切なのです。

麻痺が残る

 高血圧になると血管がもろくなり、さまざまな病気を誘発しやすくなります。最悪の場合、脳梗塞などを発症して死に至ることも。一命をとりとめたとしても、脳に障害や麻痺が起こったりして日常生活に不便が出たり、歩行できなくなってしまうこともあります。

東城ゆず
記事一覧
ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


来年のアナタの幸福は年始の玄関がキメ手「門松」と神のお話
 毎年年末になると、門松を納めさせていただく某旅館がございます。  東京に住む友人とのたわいない話で「そういえば斑...
とにかく安く旅行したい! 3つの節約アイデアで思い出作りを
 日々のストレスから「こんな現実、忘れたい!」「刺激的な体験をしたい!」と思うことはありませんか? そんな日常に贅沢を与...
喧嘩ごっこは立派な学び!やんちゃ盛りの兄弟“にゃんたま”
「にゃんたま」に、ひたすらロックオン!  日々、動体視力を鍛えている猫フェチカメラマンの芳澤です。  今回は...
年末年始の帰省で見抜いてあげたい 老親の秘めた5つのSOS
 お正月というと豪勢な料理が並び、久々に会う親族との談笑が弾む楽しい時間。いつもは仕事が忙しい人でも、年末年始にはまとま...
レンタル彼氏に聞いた 「またか」と思うデートパターンとは
 先日とあるレンタル彼氏(出張ホスト)と話をしました。彼はそれなりに人気があり、指名客も多いのですが、彼が言うには、お客...
ウトウト“にゃんたま”はお日様パワーでエネルギーチャージ
 にゃんたマニアのみなさんこんにちは。  寒いきょうは、日向ぼっこで体を温めてエネルギーチャージするにゃんたまω様...
焦って付き合うのは危険!男性の猛烈アプローチの対処法とは
「クリボッチ(クリスマスにひとり)」なんて罪深い言葉、誰が作ったのでしょうか?  相手がいなくてもそんなに気にしなくて...
不妊治療の話は聞くけれど…卵子凍結が日本で広まらない理由
 日本は不妊治療の件数は世界一なのに、体外受精で赤ちゃんが産まれる確率は最下位。不妊治療の話題がたびたび上がるようになり...
小籔千豊さん「人生会議」は炎上も…家族のためにできること
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。今回は、ちょっと重いテーマかもしれませんが、「もしものとき」について考えてみ...
来年の幸せを呼ぶ 聖域と現世の境界線「しめ飾り」の作り方
 さぶ店長率いる我がお花屋さんのこの時期は、お歳暮とクリスマスとお正月が乱れ打ちで、足の踏み場を探すほど。  もう...
サボりがちなジム通い…やる気を継続させるための4つの工夫
 美容と健康のためにジムに入会している人は多いですが、ジム通いが習慣づいている人は意外と少ないですよね。 「行かな...
新宿で一目惚れ♡洲本発絶品厚焼き玉子サンドはいかがです?
 デパコスの聖地・伊勢丹で新色リップを試した後にZARAで掘り出し物を物色♡といった具合に、コスメもファッションも大好き...
黒くてまん丸…黒猫“にゃんたま”はまるで「あんこ玉」のよう
 白黒猫のにゃんたまωは哲学的なマーブル模様、キジトラは美しいグラデーション。  茶トラは美味しそうな鈴カステラの...
ママ友が面倒くさい! 快適な保護者生活を送るための秘策4つ
 良くも悪くも「ママ友」には、すごくお世話になりますよね。ママ友問題と無縁の夫たちは「そんなの一時の話だろう」と、まとも...
運動量の減少も…介護士が暴露する介護施設のデメリット3つ
 介護士をしていた筆者は、基本的に介護施設に入ることを肯定的に捉えています。介護施設には介護士はもちろん、理学療法士や作...
女性のひとり暮らしの部屋で男性が見ている7つのポイント!
 初めてのお家デート。好きな男性が自分のひとり暮らしの部屋に来るとなったら、いつもよりも念入りに掃除をする女性は多いでし...